如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第6話 あらすじ/ネタバレ

内務府の軽視

延禧宮の阿箬(あじゃく)は、内務府の管事に、以前、質の悪い香袋を嫻妃(かんひ)に贈ったことを責め、皇帝が如懿に贈った額を自慢します。そして、延禧宮を軽視しないようにと釘を刺します。この様子を皇后の側近である素練(それん)が目撃し、皇后に報告します。

皇后と貴妃

皇后は、寒がりの貴妃に、大切に保管していた玄狐の毛皮を贈り、体を大切に、皇帝の第一子となる皇子を産んでほしいと期待します。貴妃は感謝しますが、如懿に額が贈られたことを聞いて、不満を募らせます。

皇帝の寵愛

皇帝は、琵琶の名手である白蕊姬を南府から呼び寄せます。一方、如懿は、寒空の下、炭火を奪われた海常在(はいじょうざい)が苦労していることを知ります。

新しい寵姫

皇后は、嬪妃たちに、皇帝が南府の楽伎を玫答应(ばいようたく)に封じたことを告げ、六宮の和を保つように諭します。貴妃は、海常在(はいじょうざい)が嫻妃(かんひ)と一緒に読経をしていたことを知り、五色の経幡を作るように命じます。海常在(はいじょうざい)は、寒空の下、夜遅くまで作業を続けなければなりません。

玫答应(ばいようたく)の登場

嬪妃たちは、玫答应(ばいようたく)に贈り物をします。玫答应(ばいようたく)は、皇帝がなぜ貴妃よりも自分の琵琶を好むのかと尋ねます。皇帝は、玫答应(ばいようたく)の腕前は自分の指導で上達したと答え、良き師匠であると感じていると答えます。

貴妃の怒り

玫答应(ばいようたく)は、皇后に挨拶をしに行きます。嘉貴人(かきじん)は、玫答应(ばいようたく)が江南から取り寄せた暖かな衣服を着ていることに気づきます。貴妃は、皇后が質素さを主張しているのに、玫答应(ばいようたく)がそのような贅沢な衣服を着ているのはふさわしくないと指摘します。しかし、玫答应(ばいようたく)は、皇帝が自分のこの服装を気に入っていると答えます。皇后は、皇帝の意向が重要であるとしか言えません。

雪の中の争い

嫻妃(かんひ)と玫答应(ばいようたく)は、庭で雪景色を眺めていると、貴妃と遭遇します。口論の末、玫答应(ばいようたく)は、皇帝が自分を寵愛するのは、自分が若いからだとほのめかし、貴妃を怒らせます。貴妃は、双喜(そうき)に玫答应(ばいようたく)を殴らせようとしますが、皇后が到着し、争いを止めます。如懿は、玫答应(ばいようたく)を宮殿まで送るように命じられます。

如懿伝 第6話 感想

如懿伝 第6話は、宮廷内の権力争いと嫉妬が渦巻く、ドラマチックな展開が繰り広げられました。

まず、阿箬(あじゃく)の横暴な態度が印象的でした。内務府の管事を叱りつける様子は、延禧宮の勢力を誇示しているかのようで、見ていて不快な気持ちになりました。また、貴妃の嫉妬深さも際立っていました。皇帝が如懿に額を贈ったことを知り、不機嫌になる様子は、彼女がいかに皇帝の寵愛を独占したいと思っているかを物語っています。

一方、玫答应(ばいようたく)の登場は、宮廷に新たな風を吹き込みました。皇帝に寵愛され、自信に満ち溢れた様子は、他の妃嬪(ヒヒン)たちとは一線を画しています。しかし、彼女が皇帝の寵愛を鼻にかけ、貴妃を挑発するような発言をするのは、あまり賢明とは言えません。

つづく