如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第66話 あらすじ/ネタバレ

如懿は凌云徹に、田姥姥の背後にいる黒幕の調査を依頼する。凌云徹は快諾し、全力で調査することを誓う。

一方、太后は如懿に、皇帝と皇后は永璟の死で悲しみに暮れているが、互いに慰め合うどころか、さらに苦しみを深めていると語る。そして、皇帝の子を産む可能性はまだあるため、如懿が歩み寄れば関係が改善するかもしれないと助言する。

夜、茂倩(ぼうせん)は凌云徹の寝言から、何かを悟る。

嬿婉(えんえん)は母の入宮の準備を進め、瀾翠(らんすい)から凌云徹が皇后の依頼で頻繁に外出していることを聞く。

凌云徹は田姥姥の息子?田俊を追跡し、大量の銀票を発見する。銀票の源は瑜妃であることが判明し、さらに銀号の調査で、瑜妃の甥である扎斉が預けていたことが分かる。嬿婉(えんえん)は、自分が既に計画を立てており、銀票の件は瑜妃の策略であると考える。

凌云徹は如懿に、銀票の件が海蘭(かいらん)に関連していることを報告するが、如懿は海蘭(かいらん)が自分を陥れることはないと信じている。凌云徹はさらに、扎斉が皇后の息子がいる限り、五皇子の永琪(えいき)は皇太子になれないと発言し、瑜妃に如懿を陥れる動機があると推測する。

その頃、海蘭(かいらん)は十三皇子のために延禧宮で経を写していたが、突然襲撃を受け、十三皇子殺害の犯人にされてしまう。慎刑司で拷問を受ける海蘭(かいらん)は、無実を主張するが、扎斉は海蘭(かいらん)に助けを求める。しかし、海蘭(かいらん)は扎斉を拒絶し、彼とは関わりたくないと言い放つ。進忠(しんちゅう)は海蘭(かいらん)に圧力をかけるが、海蘭(かいらん)は潔白を証明するまで諦めない姿勢を貫く。

嬿婉(えんえん)の母は入宮後、傲慢な態度で周囲の反感を買う。容珮(ようはい)は海蘭(かいらん)の安否を心配し、如懿に皇帝への嘆願を提案するが、如懿は皇帝が適切な判断を下すだろうと考える。

慎刑司の供述書に疑問を抱く如懿と容珮(ようはい)だが、黒幕の正体は掴めない。

皇帝は翊坤宮を訪れ、十三皇子の死と海蘭(かいらん)の嫌疑について如懿に尋ねる。如懿は海蘭(かいらん)の潔白を主張し、皇帝も調査を約束するが、信頼関係に亀裂が生じ始める。

皇帝は如懿と夕食を共にするつもりだったが、如懿は穎妃を見舞うよう促し、夫婦の情が天体の予言に勝てないことに失望する。

獄中の海蘭(かいらん)は如懿との面会を希望するが、如懿は世間の目を気にして慎刑司に一任せざるを得ない。

また、如懿は嬿婉(えんえん)の母に対して冷淡な態度を取り、礼儀として絹を贈りながらも、無礼な行為への警告を込める。

第66話の感想

第66話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。如懿は凌云徹に田姥姥の背後にいる黒幕の調査を依頼し、海蘭(かいらん)は十三皇子殺害の犯人にされてしまいます。

如懿は海蘭(かいらん)の潔白を信じ、凌云徹と共に真相を突き止めようとします。しかし、皇帝の信頼は揺らぎ始めており、夫婦関係も悪化の一途を辿ります。

一方、嬿婉(えんえん)は巧妙に策略を巡らし、如懿を陥れようとします。彼女の冷酷さと狡猾さが際立つ回でした。

つづく