如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第69話 あらすじ/ネタバレ
卫常在の訴えと皇帝との確執
衛常在は、穎妃の問いに対し言葉を失い、春蝉が衛常在が七皇女を想って御花園付近まで行き、遠くから娘を眺めていたと説明します。彼女は、穎妃が七皇女に付けた名前「璟妧」を繰り返し口にして、皇帝への憐れみを懇願し、再び男子を授かりたいと願います。穎妃は皇帝を儲秀宮に食事に来るよう促しますが、皇は衛常在の訴えを無視して穎妃と共に去ります。
王蟾の解放と璟瑟への助けを求め
進忠(しんちゅう)は皇命に従って王蟾を解放し、衛常在の世話に戻ります。追い詰められた衛常在は、璟瑟に助けを求め、如懿を中傷し、孝賢皇后に仕えていたため如懿に恨まれていると主張します。彼女は、璟瑟に皇帝への憐れみを懇願し、再び男子を授かりたいと願います。まもなく、科爾沁部から衛常在を擁護する奏折が届き、皇と如懿は衛常在を許し、彼女のために取り成すことを望みます。如懿は、皇が衛常在を偏愛していることを理解し、受け入れることができません。
璟瑟の仲裁と皇の決断
璟瑟も仲裁に入り、皇は如懿が孝賢皇后のように寛容になれることを期待しますが、皇は板挟みになります。その夜、皇は最終的に衛常在を侍寝することを選び、彼女は寵愛を受け、心を込めて仕えます。数ヶ月後、衛常在は4ヶ月で懐妊し、その知らせが公表されると、如懿と愉妃(ゆひ)は怒りを抑え、密かに復讐を計画します。
衛常在の皇子誕生と炩貴人への昇格
衛常在は無事に皇子を産み、皇は永璐と名付けます。璟瑟の推薦により、皇は衛常在を炩貴人に昇格させます。国運が盛んな中、皇は選秀の準備を進め、炩貴人はさらに寵愛を得ようと努め、九皇女璟妘を産み、炩嬪に昇格します。しかし、子供たちは依然として太妃に育てられています。
選秀と豫嫔の登場
選秀の日、太后は皇に科爾沁部の厄音珠格格に注意するよう促し、皇は彼女を豫嫔に封じ、入宮と同時に高い地位を与えます。如懿は、新たに宮廷に入った瑞貴人、白常在、豫嫔に皇室のために子孫を残すよう励まします。炩嫔(しゅうひん)は表面上は豫嫔に従順ですが、心の中では嫉妬しています。彼女は豫嫔を誘って璟瑟のところでお茶を飲みに行きます。純貴妃は如懿に豫嫔が寵愛を受けている内幕を明かし、彼女は30歳近いにもかかわらず、媚びる術で寵愛を得て、頻繁に侍寝していると言います。愉妃(ゆひ)も豫嫔の軽率な行動に不満を持ち、如懿は永琪(えいき)の結婚相手を鄂爾泰の孫娘である西林覚羅氏に決めます。
田芸儿的復讐と豫嫔の野心
田姥姥の娘である田芸儿が炩嫔(しゅうひん)に面会を求め、炩嫔(しゅうひん)は如懿が田姥姥を死に追いやったと挑発し、田芸儿に復讐を促します。そして、永琪(えいき)から始めるよう指示します。豫嫔は皇が休息している間に密かに奏折を読み、皇の心をつかみ、密書を科爾沁部に送ります。彼女は傲慢になり、如懿に代わって皇后になりたいと公言し、如懿と愉妃(ゆひ)に見つかってしまいます。愉妃(ゆひ)は怒りを抑えられず、如懿は豫嫔の野心を完全に断ち切る必要があることを理解します。皇は豫嫔を妃に封じ、永琪(えいき)を貝勒に昇格させようとし、如懿は冊封の準備を承諾します。
第69話の感想
第69話は、卫常在の策略と如懿の苦悩が描かれた回だった。卫常在は、穎妃に同情を誘い、璟瑟に如懿を中傷することで、皇帝の寵愛を取り戻そうとする。しかし、如懿は卫常在の策略を見抜き、怒りを募らせる。皇は卫常在を許し、再び子供を授けることを望むが、如懿は皇の偏袒に心を痛める。
この回は、如懿の苦悩が描かれており、視聴者の共感を誘う。また、卫常在の策略が明らかになり、彼女の狡猾さが際立つ。さらに、璟瑟の立場も複雑で、如懿と卫常在の間で板挟みになる。
この回は、如懿と卫常在の対立が激化し、今後の展開が気になる。また、璟瑟の行動にも注目したい。
つづく