如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第76話 あらすじ/ネタバレ
如懿と容嬪(ようひん)の出会い
如懿は心穏やかでないまま御花園を散策していると、偶然にも同じように静寂を求めていた容嬪(ようひん)に出会う。二人は意気投合し、容嬪(ようひん)は宮廷生活の辛さを吐露する。寒部出身の容嬪(ようひん)は、故郷と寒企を想う気持ちに心を痛めていた。如懿は容嬪(ようひん)を憐れみ、温かい言葉で慰める。
流言蜚語と愉妃(ゆひ)の策略
宮中では、凌雲徹と如懿に関する噂が飛び交い、太監や宮女たちの間で話題となる。それを聞いた愉妃(ゆひ)は、噂を利用しようとする者が出てくるのではないかと心配し、如懿のもとを訪れる。愉妃(ゆひ)は、炩妃(こうひ)と凌雲徹の過去の関係を話題にして、如懿の潔白を証明しようとするが、如懿は凌雲徹をこれ以上巻き込みたくないとして反対する。しかし、愉妃(ゆひ)は諦めきれず、叶心(ようしん)に密かに指示を出す。
太后の仲裁と破局
太后は、帝后の仲を修復しようと、二人を一緒に『白蛇伝』を観劇に誘う。太后は、白蛇と許仙の愛を通して、如懿に歩み寄るべきだと示唆するが、帝后は互いに心を開くことができず、口論になってしまう。太后は諦めずに『墙头马上』を観劇させようとするが、皇帝は公務を理由に先に立ち去ってしまう。如懿もまた、太后に別れを告げて退出する。太后は、宮中の風波が再び起こるのではないかと不安を募らせる。
豫妃の怒りと真実
豫妃は罰として経書を写させられたことに腹を立て、宮女たちが慰めようとしても聞く耳を持たない。そんな中、李玉が豫妃の謹慎を解く旨を伝える。豫妃は喜び、怒りを収める。炩妃(こうひ)と凌雲徹に関する噂はさらに広がり、凌雲徹は困惑する。毓瑚(いくこ)が密かに調査を行い、皇帝には二人は同郷であるだけで、現在は交流がなく、如懿とも清廉な関係であると報告する。皇帝は疑念を抱きながらも、進忠(しんちゅう)に炩妃(こうひ)を呼び出すように命じる。
進忠(しんちゅう)の策略と茂倩(ぼうせん)の策略
進忠(しんちゅう)は炩妃(こうひ)に、自らを潔白だと証明するために如懿を陥れるように仕向ける。さらに、豫妃と凌雲徹の妻である茂倩(ぼうせん)を利用して、目的を達成しようと企む。炩妃(こうひ)は進忠(しんちゅう)の指示に従い、皇帝に対して凌雲徹とは旧知の仲であると告白し、潔白を証明するために凌雲徹を殺すことを願い出る。皇
豫妃の訴えと如懿の反論
豫妃は風雪の中、茂倩(ぼうせん)を連れて養心殿を訪れ、如懿と凌雲徹が不倫関係にあると訴える。炩妃(こうひ)も同調し、皇帝は李玉に如懿を呼び出すように命じる。凌雲徹はそれを聞きつけ、罪を認め茂倩(ぼうせん)を連れて立ち去ろうとするが、茂倩(ぼうせん)は凌雲徹の心は如懿にあると嘘をつき、証拠として「証拠」を提出する。如懿は到着すると、茂倩(ぼうせん)の言葉を一つ一つ否定し、すべてがでたらめであると主張する。茂倩(ぼうせん)はさらに、如懿から贈られたという如意雲紋の刺繍が施された靴を見せつける。如懿は靴は惢心が作ったものであり、衣類の模様を比較すれば真実が明らかになると主張する。毓瑚(いくこ)が調べた結果、靴は如懿のものではないことが判明し、皇帝は激怒し、豫妃を慎刑司に投獄する。さらに、凌雲徹と茂倩(ぼうせん)の関係を断つように命じ、茂倩(ぼうせん)は怒りを露わにする。炩妃(こうひ)は跪いて罪を認め、皇帝は彼女を宮殿に戻す。如懿は立ち去ろうとするが、皇帝は彼女を引き止める。二人は互いに潔白を信じているものの、疑念は晴れていない。如懿は理路整然と説明するが、皇帝は理解を示さず、如懿は怒って立ち去る。皇帝は一人残され、思いにふける。
第76話 感想
第76話は、如懿と凌雲徹の清廉な関係が疑われ、宮中で大きな波紋を呼ぶ様子を描いた回でした。如懿は流言蜚語に苦しめられ、豫妃や茂倩(ぼうせん)の策略に翻弄されます。しかし、最終的には真実が明らかになり、豫妃は罰を受け、茂倩(ぼうせん)は怒りを露わにします。如懿は潔白を証明しますが、皇帝との間に確執が残ってしまいます。
この回は、如懿と凌雲徹の清廉な関係が疑われる様子が詳細に描かれており、視聴者をハラハラさせます。また、豫妃と茂倩(ぼうせん)の策略も巧妙で、如懿を窮地に追い込みます。しかし、如懿は冷静に対処し、真実を明らかにします。
特に、如懿の潔白が証明されるシーンは、爽快感があります。しかし、皇帝との間に確執が残ってしまうのは、今後の展開が気になります。
つづく