如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第8話 あらすじ/ネタバレ
嘉貴人(かきじん)が貴妃を訪ねると、貴妃は自分の不手際を嘆きます。一方、延禧宮では、目を覚ました海常在(はいじょうざい)が昨日の出来事を思い出し、悔しさに涙します。如懿は海常在(はいじょうざい)を慰め、耐え忍ぶことの大切さを教えます。
如懿は養心殿を訪れ、瓦の上で罰を受けている李玉の姿を見ます。如懿は李玉に罰が終わったら延禧宮で手当てを受けるよう指示します。皇帝は、玫答应(ばいようたく)の件で如懿を呼び寄せます。貴妃から罰を受けた後、玫答应(ばいようたく)の容態は悪化の一途を辿っていました。玫答应(ばいようたく)は普段から食事に気をつけており、ただ貴妃から貰った薬を使っただけだと訴えます。皇帝は侍医を呼び、薬を調べさせます。すると、薬に白花丹が混入されており、特に肌に触れると毒性が強いことが判明します。素練(それん)は同じ薬を傷の治療に使ったが、何ともなかったと証言します。そこで玫答应(ばいようたく)は、如懿が薬の蓋を開けていたことを指摘します。玫答应(ばいようたく)は如懿が自分を陥れたと責め、皇后は慎刑司の嬷嬷に如懿を尋問させると宣言します。
その時、海常在(はいじょうざい)が養心殿に乱入し、如懿が犯人ではないと主張します。海常在(はいじょうざい)は如懿の香囊には白花丹が入っていないことを証言し、香囊を縫った際に香囊の中の白花丹が粗悪品だったため、大血藤粉にすり替えたと説明します。皇帝は激怒し、如懿に事件の真相を明らかにするよう命じます。
皇后は、事情が明らかになる前に如懿を疑った皇帝に失望します。そんな中、皇后は太監総管の王欽が側近の宮女蓮心に贈り物をするのを目撃し、王欽は取り込むべき人物だと考えます。
李玉が延禧宮を訪れ、如懿は李玉に手当てを施します。如懿は李玉の助けに感謝し、王欽の前で賢ぶり過ぎないように忠告します。李玉は如懿の助言に感謝し、宮中で生きることの難しさを痛感した如懿は涙を流します。
皇帝が延禧宮を訪れます。皇帝は、如懿への冷遇が他の妃嬪(ヒヒン)の嫉妬を煽り、如懿を危険に晒していることを反省し、今後は堂々と如懿と共にいると宣言します。翌朝、皇帝は如懿を大切に扱い、宮女たちに如懿を気遣うよう命じます。
侍医院で薬草の世話をする小太監が罪を認め、誤って白花丹の粉末を円盤の内側に付着させてしまったと告白します。素練(それん)は円盤の上部を使用したため問題ありませんでしたが、玫答应(ばいようたく)は円盤の下部を使用し、大量に使用したため容態が悪化したことが判明します。如懿は事件の真相を追求せず、後宮の平穏を優先することを決意します。
第8話の感想
第8話は、如懿の苦悩と皇帝の愛情が描かれた回でした。如懿は、貴妃の策略によって玫答应(ばいようたく)に毒を盛られた疑いをかけられ、窮地に立たされます。しかし、海常在(はいじょうざい)の証言と小太監の告白によって、事件の真相が明らかになり、如懿の潔白が証明されます。
皇帝は、如懿への冷遇が他の妃嬪(ヒヒン)の嫉妬を煽り、如懿を危険に晒していることを反省し、今後は堂々と如懿と共にいると宣言します。また、如懿の苦悩を理解し、愛情を注ぎます。
如懿は、皇帝の愛情に感謝しつつも、宮中で生きることの難しさを痛感します。しかし、彼女は決して諦めず、困難に立ち向かっていきます。
つづく