如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第85話 あらすじ/ネタバレ

如懿と太后的会話

如懿は太后に、姑母の遺言について話し、自分が「毒心」の道を悟れなかったために今の苦境に陥っていることを悔やみ、愛新覚羅と烏拉那拉の唯一の血筋である十二皇子永璂(えいけん)を保護してくれるよう懇願する。太后は如懿の真意を理解できない。

春嬋の尋問

その後、如懿は春嬋を捕らえ、衛嬿婉(ぎえんえん)の秘密を探ろうとするが、春嬋は口を閉ざし、結局解放される。衛嬿婉(ぎえんえん)は春嬋を疑い、警戒を強める。

如懿の母性

如懿は昼夜を問わず、自らの手で息子のために衣服を作り、母としての愛情を注ぐ。

永璂(えいけん)の養育

太后は永璂(えいけん)を慈寧宮に引き取って育てることを決意する。この決定に、衛嬿婉(ぎえんえん)は計画が阻まれるのではないかと不安を募らせる。春嬋が情報を漏らしたのではないかと疑い、永璂(えいけん)の周りの侍従を追い出すように命じる。

衛嬿婉(ぎえんえん)の野望

衛嬿婉(ぎえんえん)が息子に教えを説いているところを和敬皇女に盗み聞きされ、皇后の座を狙っていることが明らかになる。皇帝はこれを聞き、衛嬿婉(ぎえんえん)の野望を断ち切るために、永琰を含む息子たちを他の妃に預けることを決める。

絶望と怒り

衛嬿婉(ぎえんえん)は絶望のあまり、春嬋を恨むようになる。しかし、真相は不明なままであり、悲憤交加のあまり気を失ってしまう。

春嬋の死

目を覚ました衛嬿婉(ぎえんえん)は春嬋に謝罪するが、実は策略を巡らせていた。春嬋を宮外に出すことで、実は彼女を殺害しようとしていたのだ。海蘭(かいらん)はその企みに気づき、江侍医に春嬋の後を追わせる。春嬋は異変に気づき、江侍医に助けられる。

孤立無援の衛嬿婉(ぎえんえん)

宮中では、海蘭(かいらん)が王蟾に春嬋が「死んだ」ことを伝え、衛嬿婉(ぎえんえん)が孤立無援になったことを告げる。

皇帝の病状

皇帝の体調が悪化し、病状が危篤となる。衛嬿婉(ぎえんえん)はこれを機に、皇帝が不治の病であることを知り、企みを巡らせる。江侍医は密かに策を弄し、衛嬿婉(ぎえんえん)を誤った判断に導く。

養心殿での盗み聞き

養心殿で、衛嬿婉(ぎえんえん)は太后と皇帝が儲君について話し合うのを盗み聞きし、太后が永璂(えいけん)を擁立しようとしていることを知る。そこで、衛嬿婉(ぎえんえん)は一か八かの賭けに出ることを決意する。

権力への執着

権力と欲望に突き動かされた衛嬿婉(ぎえんえん)は、運命を変えようと皇帝に近づいていくが、実はすでに死の罠に陥っていることに気づいていない。これはすべて、彼女が「毒心」の真髄を理解できなかったことが原因であり、最終的には権力の渦に飲み込まれ、破滅へと向かうことになる。

第85話の感想

第85話は、如懿と衛嬿婉(ぎえんえん)の対立がさらに激化し、物語がクライマックスへと向かう重要なエピソードでした。如懿は、太后に永璂(えいけん)を託し、自身の運命を悟った様子が印象的でした。一方、衛嬿婉(ぎえんえん)は皇后の座を狙う野望が露呈し、ついに破滅への道を歩み始めます。

特に、如懿が自らの手で息子のために衣服を作るシーンは、彼女の母としての愛情が伝わってくる感動的な場面でした。また、衛嬿婉(ぎえんえん)が春嬋を陥れようとするシーンは、彼女の冷酷さと狡猾さが際立っていました。

つづく