如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第86話 あらすじ/ネタバレ

嬿婉(えんえん)の悪事が暴かれ、絶望の最期を迎える

嬿婉(えんえん)は、皇帝の寝宫に忍び込み、偽の皇位継承の詔書とすり替えようとします。しかし、それは皇帝の罠であり、嬿婉(えんえん)は偽造の罪を暴かれてしまいます。

海蘭(かいらん)は、嬿婉(えんえん)が永琪(えいき)の死の黒幕であり、如懿と皇帝の仲を裂こうとしていたことを告発します。証人として春嬋が現れ、嬿婉(えんえん)が自分を殺そうとしたことや、芸角(うんかく)を王府に送り込んだことを証言します。

さらに、嬿婉(えんえん)の弟である佐禄(さろく)も現れ、嬿婉(えんえん)が皇室の子孫たちに不幸をもたらしてきたことを暴露します。皇帝は激怒し、嬿婉(えんえん)を叱責します。

春嬋は、嬿婉(えんえん)が如懿と凌雲徹の関係を妬み、如懿を陥れようとしていたこと、そして実は凌雲徹に未練があったことを明かします。海蘭(かいらん)は、凌雲徹の遺品である指輪を証拠として提示します。

嬿婉(えんえん)は王蟾に唆されたと弁明しますが、太后は嬿婉(えんえん)が皇嗣を毒殺した証拠を突きつけます。太后は如懿の意向を伝え、嬿婉(えんえん)に罪を償うよう命じます。

嬿婉(えんえん)は抵抗しますが、最終的には叩頭を強いられます。皇帝は牽機薬を賜り、嬿婉(えんえん)は絶望のうちに毒を飲みます。しかし、彼女は最後まで皇帝と如懿の関係を挑発し続けます。

翊坤宮では、如懿は皇后の冊宝を拒否し、心を閉ざしています。太后は、如懿が善悪の報いを求めたことを皇帝に伝えます。

嬿婉(えんえん)は永寿宮で苦しみ続け、皇帝は解毒剤を与えながらも、罰として薬を与え続けます。

皇帝は翊坤宮を訪れ、如懿に謝罪します。如懿は淡々と応じ、「蘭因絮果」という言葉で、二人の関係は終わりを迎えたことを暗示します。

皇帝は「蘭因絮果」と書き、二人の縁が尽きたことを悟ります。如懿は、皇帝と描いた絵を燃やし、自分の部分を切り取って、過去を断ち切ります。

第86話 感想

第86話は、ついに嬿婉(えんえん)の悪事が暴かれ、絶望の最期を迎えるという衝撃的な展開となりました。

これまで数々の悪行を重ねてきた嬿婉(えんえん)でしたが、ついにその罪が明らかになり、罰を受けることとなりました。海蘭(かいらん)や春嬋、佐禄(さろく)などの証言によって、嬿婉(えんえん)の悪事が次々と暴かれていく様子は、見ていてスカッとするものがありました。

特に、春嬋が嬿婉(えんえん)が自分を殺そうとしたことを証言したシーンは、思わず息を呑むほど衝撃的でした。また、嬿婉(えんえん)が如懿と凌雲徹の関係を妬み、如懿を陥れようとしていたことも明らかになり、彼女の醜い本性が浮き彫りになりました。

しかし、嬿婉(えんえん)は最後まで悪あがきをし、皇帝と如懿の関係を挑発し続けました。彼女の執念深さは恐ろしいものがありますが、同時に哀れさも感じさせられました。

一方、如懿は嬿婉(えんえん)の悪事が暴かれたことで、ようやく心が解放されたように見えました。彼女は皇后の冊宝を拒否し、心を閉ざしていますが、それは彼女がこれまで耐え忍んできた苦しみから解放されたことを意味しているのかもしれません。

第86話は、如懿伝の中でも最も衝撃的な回の一つであり、視聴者に大きなインパクトを与えました。

つづく