一念関山(いちねんかんざん) -Journey to Love- 第2話 あらすじ/ネタバレ
夜闇に包まれた中、任如意(レン・ルーイー)は肩の毒傷に苦しみ、貴重な「万毒解」を再び口にする。この薬はあらゆる毒を解毒できるが、服用した後の7日間は内力が失われ、凡人と同じになってしまう。死と隣り合わせの状況の中、彼女は怒りを抑えきれず、索命簿に趙季(チョウ・キー)、越(エツ)先生、そして玲瓏(レイロン)の命を奪った婁青強(ロウ・チンチャン)の名前を刻んだ。
一方、婁青強(ロウ・チンチャン)は朱衣衛分部の不可解な連続死事件を調査していた。すると、朱衣衛を殺害し、すり替えた大胆な犯人がいることが発覚。激怒した婁青強(ロウ・チンチャン)は、任如意(レン・ルーイー)的行方を全城で捜索するよう命じた。この危機的状況の中、任如意(レン・ルーイー)は機転を利かせ、寧家老宅に飛び込み、冷たい棺桶に身を隠した。
間もなく、趙季(チョウ・キー)一行が寧家老宅に現れ、一触即発の事態となる。六道堂の元餓鬼道校尉・元祿(ゲンロク)は、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の霊廟を守るために立ち向かうが、敵わず捕らえられてしまう。趙季(チョウ・キー)は、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)がまだ生きていると信じ、寧家老宅と元祿(ゲンロク)の命を人質に、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)を誘き出そうとする。
窮地に陥ったその時、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が現れ、元祿(ゲンロク)を救い出す。その卓越した武術と決意を見せつける。趙季(チョウ・キー)は切り札として、柴明(サイ・メイ)以下16人の天道隊員の生死情報を明かし、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に安国へ行き、聖上を救うよう脅迫する。かつての仲間たちの悲惨な運命を知り、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は心を痛めるが、怒りに任せることなく、六道堂の掟に従い、趙季(チョウ・キー)を自らの手で葬った。
しかし、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の心はもはや朝廷にはなく、義父の葬儀を終えた後、この争いの地を離れたいと願っていた。六道堂の仲間たちを見送った後、彼は棺桶に隠れている任如意(レン・ルーイー)と対峙する。問い詰めるうちに、彼女の内力が失われていること、言葉に矛盾があることに気づく。疑念を抱きながらも、とりあえず彼女を見逃すことにした。
一方、天道隊員の蒋穹(ショウ・キュウ)は、丹陽 (タンヨウ)王によって梧国に呼び戻され、聖上はまだ生きているという知らせをもたらす。聖上は安国の長慶 (チョウケイ)侯・李同光(リー・トングアン)に捕らえられており、天文学的な身代金と皇子による親迎を要求されている。丹陽 (タンヨウ)王は、これは自分を拘束し、皇后の息子を皇帝に擁立するための陰謀であることを理解していた。
寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は鋭い洞察力から、任如意(レン・ルーイー)が朱衣衛の白雀であると確信する。任如意(レン・ルーイー)はそれを利用し、わざと身分を疑わせるような言動を取り、寧家にとどまろうとする。彼女の粘り強さと元祿(ゲンロク)の懇願を受け、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は心を軟化させ、彼女を留めることを許可した。
一方、楊盈(ヤン・イン)公主は変装して朝会に潜入するが、御前侍衛の鄭青雲(ジェン・チンユン)に見破られてしまう。公主の問いかけに、鄭青雲(ジェン・チンユン)は自分の出自が卑しいことを理由に、駙馬になることはできないと正直に答える。英王・楊行衍(ヤン・コウエン)は進んで迎帝使の役目を引き受け、朝議は波乱に満ちたものとなった。皇后は英王の身体を心配するものの、丹陽 (タンヨウ)王の意向も理解しており、宗室の中から適任者を選び、先帝の名を引き継いで梧国へ赴き、聖上を迎え入れることを決意する。
この夜、梧都では闇流が渦巻いており、一人一人の運命が静かに変わりつつあった。任如意(レン・ルーイー)と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の因縁も、まさに幕を開けたばかりである。
第2話「一念関山」感想
第2話は、緊迫感と謎が入り混じった展開で、視聴者を釘付けにしました。任如意(レン・ルーイー)は命を狙われながらも、機転を利かせてピンチを切り抜けるなど、彼女の勇敢さと知恵が光ります。一方、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は仲間の死や朝廷の陰謀に翻弄されながらも、毅然とした態度で立ち向かう姿が印象的でした。
特に、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と趙季(チョウ・キー)の対決シーンは圧巻でした。趙季(チョウ・キー)が切り札として柴明(サイ・メイ)以下16人の生死情報を明かした時、寧遠舟(ニン・エンシュウ)の複雑な表情が胸に迫りました。しかし、彼は怒りに任せることなく、六道堂の掟に従って趙季(チョウ・キー)を倒すという決断をしたことで、彼の正義感と責任感が伝わってきました。
また、任如意(レン・ルーイー)が朱衣衛の白雀であることが明らかになり、今後の展開が気になるところです。寧遠舟(ニン・エンシュウ)が彼女をどう扱うのか、そして二人の関係がどのように変化していくのか、目が離せません。
つづく