一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第22話 あらすじ/ネタバレ

使節団が安国の玣州に到著したことで、如意(ルーイー)的心は苦い幼少期の記憶へと遡ります。私利のために冷酷な朱衣衛に自分を売り渡した父親への悲しみを胸に、如意(ルーイー)は静けさを求めて河辺を歩きます。

そんな如意(ルーイー)を見つけ、李同光(リー・トングアン)は優しく近づき、玣州特産の青枣を摘んで差し出します。二人は青枣を食べながら語り合い、李同光(リー・トングアン)は師匠が生前この青枣を好んでいたことを明かします。如意(ルーイー)は師匠が天国で弟子への孝行を喜んでいるだろうと感慨深く語ります。李同光(リー・トングアン)の心は温まり、二人の距離は縮まります。

過去の誤解と衝突を乗り越え、李同光(リー・トングアン)は如意(ルーイー)に謝罪し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の協力を受け入れるべきか悩んでいることを打ち明けます。如意(ルーイー)は理解を示し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は信頼できる人物であり、彼の政治的見解は打開策となるかもしれないと李同光(リー・トングアン)を励まします。

李同光(リー・トングアン)は如意に青枣を贈りますが、如意はそれを楊盈(ヤン・イン)に渡してしまいます。李同光(リー・トンコウ)は嫉妬から楊盈(ヤン・イン)の手から青枣を落としてしまい、小さな騒動となります。

最終的に李同光(リー・トンコウ)は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と手を組み、梧帝を迎え入れるために協力することを決意します。そして、戦死した柴明(サイ・メイ)などの兵士たちの安息の地を明らかにします。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は知らせを受け、遺骨を回収して火葬を行い、故郷へ魂が帰ることを願いながら哀悼の意を表します。楊盈(ヤン・イン)も皇室を代表して天道の英雄たちに敬意を表し、人々は別れを惜しみながらも、戦争を止めるために協力するという決意を新たにします。

一方、朱衣衛は如意的正体を知らず、彼女を裏切り者とみなし、闇殺を命じます。祭祀の場で、如意は朱衣衛のメンバーが名もなきままに死んでいったことを知り、六道堂の伝統との違いに同情と敬意を感じます。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は安都での潜伏経験を明かし、昭節皇太后の死因調査に協力する意思を示しますが、詳細は明らかにしていません。一方、楊影は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の過去に興味を持ち、調査しますが、何もわかりません。謎は深まるばかりです。

第22話 感想

第22話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。如意と李同光(リー・トンコウ)の関係が深まり、寧遠舟(ニン・エンシュウ)との協力も決まりました。一方で、朱衣衛の誤解や昭節皇太后の死因など、謎も深まりました。

特に印象に残ったのは、如意と李同光(リー・トンコウ)のシーンです。青枣を巡るやり取りや、李同光(リー・トンコウ)の謝罪など、二人の距離が縮まる様子が丁寧に描かれていました。また、寧遠舟(ニン・エンシュウ)の過去が少し明らかになったのも興味深かったです。

つづく