一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第28話 あらすじ/ネタバレ

調査の真相

鄧輝(トウ・フェイ)の調査は複雑な糸を手繰るように進み、ついに真実の一端が明らかになる。それは、目立たない存在だった任辛(レン・シン)が、大皇子、汪国公、陶謂(トウ・ウェイ)の死を含むすべての事件の黒幕だったという衝撃的な事実だった。

この驚愕の発見は、ある詳細から生まれた。任辛(レン・シン)以外、誰も5年前に亡くなった先皇后を覚えていなかったのだ。これが彼の正体が露呈する決定的な証拠となった。

皇帝の怒り

真相を知った安帝は怒り狂い、その怒りを無辜の朱衣衛にぶつけた。皇族の保護を怠ったとして、緋、丹、紫衣使各2人と衛衆合わせて14人を宮城南門外で自決させるよう命じたのだ。

この残酷な命令に、鄧輝(トウ・フェイ)は心苦しむも、抗うことはできず、涙を呑んで執行するしかなかった。如意(ルーイー)はこの知らせを聞き、複雑な思いに駆られる。朱衣衛の製度には不満を抱いていたものの、無実の将士たちが巻き込まれるのは忍びなく、手を差し伸べることを決意する。

鄧輝(トウ・フェイ)と如意(ルーイー)的作戦

鄧輝(トウ・フェイ)は自決の執行を自ら監督し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)から伝授された小技を使って、朱衣衛に一縷の生機を残そうと試みる。一方、如意(ルーイー)は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と共に、残りの朱衣衛を救出する方法を相談する。

彼らは、安帝の意誌に直接対抗するのは難しいと悟り、より巧妙な策略、塔を攻めて救出する作戦を立てる。同時に、安帝は難易度を上げるために身代金の額を増やしたが、梧国の国庫は空っぽで、章崧(ショウ・ソン)も高額な費用を支払う余裕がなかった。これにより、彼らの決意はさらに固まった。

永安塔の攻防

大皇子の死により、永安塔は厳戒態勢が敷かれていた。梧帝は塔に閉じ込められ、脱出を切望するあまり、見舞いに来た楊盈(ヤン・イン)に殺意を抱くまでに追い詰められていた。しかし、楊盈(ヤン・イン)は六道堂の闇器を駆使して仮撃し、梧帝を一時的に抑え込む。

梧帝は諦めきれず、楊盈(ヤン・イン)の秘密を盾に自由を手に入れようと企む。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は永安塔に潜入し、梧帝と楊盈(ヤン・イン)の会話を耳にする。そして、梧帝を助けることを約束する。しかし、梧帝は詔書の秘密の花押を交換条件に、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に個人的な利益のために働かせようと企む。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は動じず、今回の目的は梧帝のためではなく、六道堂の兄弟と国家の大義のためだと断言する。

初国公の動き

一方、初国公は大皇子の急死の知らせを受け、情勢を再評価し、長慶 (チョウケイ)侯李同光(リー・トングアン)に希望を託し、誠意を示すために多くの資源を贈った。初月(ハツキ)は部曲を自分の手元に置いて李同光(リー・トングアン)を牽製し、非凡な政治的知恵と野心を示した。

攻塔計画の準備

攻塔計画の準備を進める中で、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)はチームを率いて永安塔の仕掛けを詳細に分析し、綿密な戦略を立てる。元祿(ゲンロク)は警報を鳴らさずに仕掛けの細い糸を切る方法を探り、于十三(ユー・シーサン)は撤退ルートを調査する。如意(ルーイー)は李同光(リー・トングアン)と直接交渉し、安都からの安全な脱出ルートを探すことにした。

如意(ルーイー)的決意

夜が更け、如意(ルーイー)は胸に積もった怒りと後悔で眠れなくなっていた。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)はそれを察し、心の痛みを花火に託して解放することを提案する。如意(ルーイー)は感動し、この提案を受け入れ、金媚娘(キン・メイニャン)の協力を得て、朱衣衛の真のニーズを理解し、より的確な支援を提供することにした。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、如意(ルーイー)がどのような道を選んでも、常にそばにいることを約束する。

第28話:衝撃の真相と決意

第28話では、初国公の動きも気になるところです。彼は長慶 (チョウケイ)侯李同光(リー・トングアン)に希望を託し、多くの資源を贈りました。また、初月(ハツキ)は部曲を自分の手元に置いて李同光(リー・トングアン)を牽製し、政治的知恵と野心を示しました。

永安塔に潜入した寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と梧帝の会話も、今後の展開を占う上で重要なシーンでした。梧帝が詔書の秘密の花押を交換条件に、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に個人的な利益のために働かせようとしたことは、彼の狡猾さを物語っています。しかし、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は動じず、国家の大義のために戦う決意を改めて表明しました。

つづく