一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第34話 あらすじ/ネタバレ

安国の深い山奥で、李同光(リー・トングアン)はついに如意(ルーイー)的骨灰を見つけました。彼は師匠への後悔と懐かしさでいっぱいになり、自分の手で骨灰を静かな洞窟に葬りました。それを知った楊盈(ヤン・イン)は、複雑な思いを抱え、李同光(リー・トングアン)に皇宮を離れて洞窟までお参りさせてほしいと懇願します。李同光(リー・トングアン)は承諾し、楊盈(ヤン・イン)がお参りした後、師匠の永遠の安寧を守るために洞窟を閉鎖することにしました。

一方、安帝は李同光(リー・トングアン)を私的に呼び出し、国公に封じるという特別の勅旨を発表します。それは、李同光(リー・トングアン)が二皇子の補佐役となり、朝廷を安定させることを期待したものでした。李同光(リー・トングアン)は表面上は承諾しますが、心の中では別の考えを持っていました。

初 (ハツ)貴妃の突然の訪問は、微妙な雰囲気を作り出しました。彼女は李同光(リー・トングアン)が自分を遠ざけていることを嘆きますが、彼が協力する相手が初月(ハツキ)に入れ替わっていることに気づいていませんでした。李同光(リー・トングアン)は、自分が彼女の気持ちをを利用しているだけだと正直に打ち明けます。この言葉は初 (ハツ)貴妃の心を完全に打ち砕き、彼女は楊盈(ヤン・イン)に不利な計画を立てていたことを激白します。李同光(リー・トングアン)はそれを聞いて激怒し、楊盈(ヤン・イン)に何かあれば初 (ハツ)貴妃に重い代償を払わせると誓います。

焦る李同光(リー・トングアン)はすぐに宮殿を出て、楊盈(ヤン・イン)を危機から救おうとします。一方、楊盈(ヤン・イン)は如意(ルーイー)的墓前で涙を流していました。突然、耳をつんざくような武器の交差音が静寂を破り、刺客の刃が楊盈(ヤン・イン)に迫ります。その千鈞一髪の瞬間、如意(ルーイー)と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が神兵のように現れ、刺客を協力して撃退します。再会を喜ぶ寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、涙と咲顔が入り混じっていました。

実は、鄧輝(トウ・フェイ)は如意(ルーイー)的心臓が異なっていることを利用して、彼女を救い出していたのです。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の深い愛情と楊盈(ヤン・イン)の強い意誌に、三人は考え込んでしまいます。楊盈(ヤン・イン)は梧国に戻って籠の中の金糸雀になることを拒否し、安国に残り、両国の平和のために力を尽くすことを決意します。如意(ルーイー)と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、万が一のことがあっても彼女の選択を尊重し、金沙楼の金媚娘(キン・メイニャン)と六道堂の都尉葉光(ヨウ・コウ)を安国での彼女の強力な後ろ盾として手配します。

別れ際、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は迷蝶を楊盈(ヤン・イン)に渡し、いついかなる時でも、彼女が危険に遭えば必ず助けに来ると約束します。その後、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)は合県へ向かい、そこで于十三(ユー・シーサン)らと合流して、梧帝の帰国計画を立てる予定です。一方、李同光(リー・トングアン)は洞窟の外にひっそりと現れ、这一切を見守っていました。彼は、自分と如意(ルーイー)的縁は、あの剣の一撃で消えてしまったことを悟っていました。

一方、二皇子は安帝が礼城公主との縁談をさせたことに不満を抱き、流刑の屈辱も重なり、衝動的に天門関を開き、北磐人を城内に入れてしまいます。外からの力で帝位を奪おうと企んだのです。しかし、この行動は安国をさらに危険な状況に陥れてしまいました。

その頃、钱昭(チェン・チャオ)は梧帝を一人で観景台に連れてきました。かつての戦場を目の当たりにして、彼の心の中の憎しみは火山のように爆発し、死んだ六道堂の兄弟たちの血で梧帝を祭ろうと誓います。元祿(ゲンロク)と孫朗(ソン・ラン)が駆けつけて、この悲劇に転機をもたらしましたが、钱昭(チェン・チャオ)の手に握られた平安扣と血文字の訴えは、そこにいた全員に深い悲しみと決意を感じさせました。

第34話 感想

第34話は、一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- の物語が大きく動く重要な回でした。

まず、李同光(リー・トングアン)と如意(ルーイー)的関係に大きな変化がありました。李同光(リー・トンコウ)は如意(ルーイー)的骨灰を安置し、初 (ハツ)貴妃に自分の真意を告げます。如意(ルーイー)もまた、梧国に戻らず安国に残ることを決意しました。二人はそれぞれの道を歩み始めることになります。

一方、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と楊盈(ヤン・イン)の再会は感動的でした。鄧輝(トウ・フェイ)の助けもあり、刺客の襲撃から逃れた楊盈(ヤン・イン)は、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と再会を果たします。二人は互いの気持ちを確かめ合い、共に未来を歩んでいくことを誓います。

しかし、安国は依然として危機に瀕しています。二皇子の謀仮によって北磐人が城内に入り、安国は混乱に陥ります。また、钱昭(チェン・チャオ)の復讐心も収まらず、梧帝の命を狙っています。

つづく