一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第35話 あらすじ/ネタバレ
緊迫の天門関
天門関は緊迫した空気で包まれていた。于十三(ユー・シーサン)は、钱昭(チェン・チャオ)が梧帝を殺害すれば、取り返しのつかない事態になると悟り、自身の安危を顧みず、钱昭(チェン・チャオ)に刀を下ろすよう懇願する。于十三(ユー・シーサン)は、梧帝が死ねば梧国が徹底的な捜査に乗り出し、使節団も連座する可能性があり、無辜の民が巻き込まれる恐れがあると訴えた。彼の言葉は钱昭(チェン・チャオ)の心に深く響き、覆讐の念を一時的に抑え、皆で対策を練ることにした。
北磐軍の侵攻
その時、天門関の外から急な警笛が鳴り響いた。元祿(ゲンロク)は豊富な経験から、北磐軍が関を突破したと判断する。突如其来的危機に直面した钱昭(チェン・チャオ)は、まずは国を守ることを最優先にし、全員で燧台に増援に向かうよう命じた。梧帝・楊行遠(ヤン・シンエン)も帝王としての気概を見せ、自身の安危を顧みず増援軍に加わり、民を守ることを誓った。
戦場での攻防
戦場では、于十三(ユー・シーサン)が冷静に指揮を執り、恋戦せず、狼煙を上げて援軍を求めることを最優先にするよう指示した。梧帝は自ら狼煙を上げようとするが、北磐兵の猛攻に遭い、命の危機に陥る。钱昭(チェン・チャオ)はそれを目撃し、ためらうことなく身代わりとなり、梧帝を緻命傷から守ったが、自身は重傷を負ってしまった。
钱昭(チェン・チャオ)の最期
臨終之際,钱昭(チェン・チャオ)は楊行遠(ヤン・シンエン)に、自分が彼を生かしたのは両国の民の平和と安寧のためであり、君主としての責任を負ってほしいと心境を吐露した。そして、平安の象徴である玉佩を元祿(ゲンロク)に託し、兄弟たちの悲しみの中、息を引き取った。
合県の戦い
钱昭(チェン・チャオ)の葬儀を終えた楊行遠(ヤン・シンエン)一行は、より困難な戦いに備え、合県へと急いだ。合県に到著した楊行遠(ヤン・シンエン)は、身分を明かし、緊急に防御を展開するとともに、梧都に援軍を要請した。六道堂の面々は于十三(ユー・シーサン)の指揮のもと、合県の将士たちと肩を並べて戦い、北磐軍の攻撃に死力を尽くして抵抗した。しかし、戦況は惨烈で、合県の守城将軍は命を落とし、臨終の際に守城の重責を梧帝に託した。
于十三(ユー・シーサン)と孫朗(ソン・ラン)の活躍
危機的状況の中、于十三(ユー・シーサン)と孫朗(ソン・ラン)は力を合わせ、北磐軍内部に潜入し、右賢王を射殺することに成功した。右賢王を失った北磐軍は混乱に陥り、撤退を余儀なくされた。勝利の喜びも束の間、孫朗(ソン・ラン)が戦いで命を落としたことが判明し、于十三(ユー・シーサン)は悲しみに暮れた。二人の深い友情は感動的だった。
新たな戦いへ
北磐軍が再び攻めてくる可能性を考慮し、于十三(ユー・シーサン)は元祿(ゲンロク)に安都に援軍を求めるよう命じ、自身は合県に残って戦いを続けることにした。彼は旅の危険性を理解していたが、元祿(ゲンロク)の安危が両国の運命を左右することをより強く認識していた。元祿(ゲンロク)は使命を胸に旅立ち、于十三(ユー・シーサン)は合県に残り、次の戦いに備えた。彼は、生死を問わず、悔いのない生き方をすると心に決めていた。钱昭(チェン・チャオ)と孫朗(ソン・ラン)の犠牲は、彼に模範を示し、彼は恐れを知らない。
梧帝の疑念
一方、梧帝は二皇子が天門関の視察に派遣されたことに疑念を抱いていた。特に、北磐軍が天門関を攻めたという知らせを受け、何か裏があるのではないかと考えた。彼は使者を安都に派遣し、安帝に真実を報告し、より多くの支援と援助を得ることを決意した。このすべては、未来の道が未知数であり、多くの課題が待ち受けていることを示唆している。
第35話感想
第35話は、緊迫感と感動に満ちた展開で、視聴者を釘付けにする内容でした。特に、钱昭(チェン・チャオ)の自己犠牲と孫朗(ソン・ラン)の戦死は、涙なしには見られないシーンでした。
钱昭(チェン・チャオ)は、復讐心から梧帝を殺そうとしたものの、于十三(ユー・シーサン)の説得により思いとどまり、国を守るために戦いました。そして、梧帝を庇って命を落とすという、壮絶な最期を遂げました。彼の自己犠牲は、彼の心の成長と、両国の平和を願う強い意誌を示しています。
孫朗(ソン・ラン)は、于十三(ユー・シーサン)と共に北磐軍に潜入し、右賢王を射殺することに成功しました。しかし、その直後に命を落としてしまいました。彼の勇気と忠誠心は、視聴者に深い感動を与えました。
于十三(ユー・シーサン)は、钱昭(チェン・チャオ)の死後も、合県に残って戦い続けました。彼は、钱昭と孫朗(ソン・ラン)の意誌を継ぎ、両国の平和のために最後まで戦い抜く決意をしています。
つづく