一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第36話 あらすじ/ネタバレ
元祿(ゲンロク)は、于十三(ユー・シーサン)からの手紙を届けるという重要な任務を背負い、安都を目指して馬を走らせます。彼は、于十三(ユー・シーサン)が援軍が来るまで持ちこたえてくれることを祈りながら、昼夜兼行で走り続けます。
2日間の奔走の後、元祿(ゲンロク)は偶然にも、同じように手がかりを探していた寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)とすれ違います。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)は、金媚娘(キン・メイニャン)から二皇子が安都に向かっていることを知り、金媚娘(キン・メイニャン)に軍情に注意するよう頼みます。
寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)は、安国六道堂分堂に到着し、北磐人が天門関を突破したことを知ります。蔡景両城はすでに援軍を送っていますが、合県は兵力が不足しているため、危機的状況に陥っています。二人は、安帝に直ちに面会して、救援のための出兵を要請する必要があることを悟ります。彼らは、安都に向かって出発し、安帝に行動を起こさせることを決意します。
一方、元祿(ゲンロク)は連続して馬を走らせたことで体力を消耗し、乗っていた馬も倒れてしまいます。残り80キロの道のりと、残りの保心丸が1つしかない状況で、元祿(ゲンロク)は徒歩で進むことを決意します。彼は最後の力を振り絞って安都に到着し、長慶 (チョウケイ)侯府に駆け込みます。侯府の門前で、元祿(ゲンロク)は誤って体につけていた迷蝶を逃がしてしまいます。この様子は楊盈(ヤン・イン)に気づかれ、元祿(ゲンロク)の到着が知られてしまいます。
元祿(ゲンロク)は李同光(リー・トングアン)と面会し、北磐の侵攻に関する軍報を緊急に提出し、合県への援軍を急派するよう懇願します。その後、彼は体力の限界に達し、楊盈(ヤン・イン)の腕の中で、楊盈(ヤン・イン)への愛と、自分の病気のために言えなかった後悔を打ち明けます。楊盈(ヤン・イン)は涙ながらに承諾し、元祿(ゲンロク)は満足と後悔の中で安らかに息を引き取ります。
同じ頃、二皇子は太子冊封式のために安都に戻り、安帝は北磐の状況を尋ねますが、二皇子は敵国との密通を隠蔽します。李同光(リー・トングアン)は緊急に入宮して軍情を報告し、安帝は激怒して二皇子を謀逆罪で罰しようとするものの、親子関係のために思いとどまり、李同光(リー・トングアン)と楊盈(ヤン・イン)を軟禁します。
安帝は、北磐の侵攻を黙認するだけでなく、二皇子を駒として北磐と取引をし、初国公の敗戦を利用して自分の権力を固めようとしていました。しかし、この企みは六道堂と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)たちに見抜かれてしまいます。
離宮に幽閉された楊盈(ヤン・イン)と李同光(リー・トングアン)は、境遇は似ていますが、それぞれに思いを巡らせています。楊盈(ヤン・イン)は毒草で敵を倒そうとしますが、李同光(リー・トングアン)に止められます。二人は互いに心を開き、楊盈(ヤン・イン)は二皇子の太子妃にはならないこと、そして六道堂とのつながりがあることを明かします。初月(ハツキ)が寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の計画を持って現れ、一同は協力して救出と真相究明を行うことを決意します。
冊封式では、二皇子が太子に冊封されようとした瞬間、変装した如意(ルーイー)が二皇子を人質に取ります。国家の運命をかけた戦いが始まります。李同光(リー・トングアン)は、沙西部の侍衛を率いて寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)の救出に向かい、ハラハラドキドキの救出劇が幕を開けます。
第36話の感想
第36話は、緊迫した展開とそれぞれの決意が描かれた重要な回でした。国家の運命をかけた戦いが始まる中、それぞれの思惑が交錯し、目が離せない展開が続きます。
特に印象に残ったのは、元祿(ゲンロク)の命をかけた旅と最期です。彼は十三からの手紙を託され、希望を胸に安都を目指して走り続けます。しかし、過酷な旅で倒れてしまい、なんとか安都へたどり著いたものの、息を引き取ります。彼の愛と勇気には感動させられました。
また、安帝の陰謀と二皇子の野望も気になるところです。安帝は北磐との取引を企んでおり、李同光(リー・トングアン)と楊盈(ヤン・イン)を軟禁します。二皇子は太子冊封の儀式に臨みますが、彼の真の目的は何なのでしょうか。
楊盈(ヤン・イン)と李同光(リー・トングアン)の決意も注目すべき点です。彼らは離宮に幽閉されますが、楊盈(ヤン・イン)は六道堂と繋がり、李同光(リー・トングアン)は沙西部侍衛を率いて寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)的救出を計画します。彼らの行動が今後の展開に大きく影響するでしょう。
そして、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)的活躍にも期待が高まります。彼らは国家の運命をかけた戦いに身を投じます。彼らの勇気と知恵が勝利に導くのでしょうか。
つづく