一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第38話 あらすじ/ネタバレ

勝利の喜びに包まれた大梧に、突如闇雲が立ち込める。

北磐左賢王が降伏を受け入れ、大梧の民は勝利の喜びに沸く。しかし、その裏で恐ろしい陰謀が進行していた。左賢王は装飾された王冠に爆弾を仕掛け、それを梧帝に献上。梧帝は爆弾に気づかず、王冠の箱を開けた瞬間、爆発に巻き込まれてしまう。沙西王も重傷を負い、十三に遺物を託して息を引き取る。梧帝も傷が深すぎて、間もなく亡くなってしまう。

梧帝の死後、新たな権力争いが勃発。

梧帝の死を機に、章崧(ショウ・ソン)は丹陽 (タンヨウ)王を謀仮の罪で殺そうとする。しかし、皇后蕭妍(ショウ・イェン)と英王が駆けつけ、章崧(ショウ・ソン)の企てを阻止する。蕭妍(ショウ・イェン)は章崧(ショウ・ソン)の妻と子供を人質に取り、彼を降伏させる。

皇后は丹陽 (タンヨウ)王を新帝に推挙。

朝堂で、蕭妍(ショウ・イェン)は北磐の刺客が梧帝を殺害した事実を明らかにし、現在の最重要課題は敵国の撃退であると強調する。彼女は丹陽 (タンヨウ)王と章崧(ショウ・ソン)の意見を聞いた後、丹陽 (タンヨウ)王に帝位を継承させることを決める。丹陽 (タンヨウ)王は宗廟で重誓を立て、皇后と子供を大切に守り、北磐を滅ぼすまで戦場から戻らないと約束する。

英王の野望と、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の決断。

しかし、平和な表面の下では闇流が渦巻いていた。英王は祭祖の機会に丹陽 (タンヨウ)王を襲撃し、重傷を負わせる。そして、丹陽 (タンヨウ)王の安全を口実に、彼を英王府に幽閉する。同時に、皇后蕭妍(ショウ・イェン)は難産に見舞われ、英王はこれを好機と見て宮殿に侵入する。しかし、蕭妍(ショウ・イェン)は機転を利かせて女児を出産し、英王の陰謀を暴く。英王は幼い頃に蕭妍(ショウ・イェン)を救った際に負った怪我で皇位を逃し、長年恨みを抱いていたことが明らかになる。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)たちが駆けつけたことで、英王の真の姿が完全に明らかになる。如意(ルーイー)は英王を倒し、彼の罪を償わせる。蕭妍(ショウ・イェン)は英王を謀仮の罪で処罰することを主張し、先帝と自分の心を慰める。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は梧帝の遺令を示し、丹陽 (タンヨウ)王の帝位継承の正当性を証明する。章崧(ショウ・ソン)も新帝への忠誠を表明する。

新帝の決意と、新たな旅立ち。

新帝は即位後、すぐに朝政を安定させ、北磐親徴を決意する。万一の事態に備えて、皇后蕭妍(ショウ・イェン)に皇位継承を託す。また、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)を靖遠侯、如意(ルーイー)を寧国夫人に封じ、援軍を率いて合県に派遣し、北磐の侵略に対抗する。

章崧(ショウ・ソン)は兵符を返還すると同時に、梧帝のもう一つの遺令を寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に明かす。それは、まだ生まれていない皇子に関するものだった。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は迷わず遺令を焼き捨て、新帝への忠誠を表明する。章崧(ショウ・ソン)は生涯権力を追い求めたが、最終的には敗北を認めざるを得ず、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の選択に心服する。

こうして、大梧は新しい時代を迎える。新帝と忠臣たちは力を合わせて、この地を守り、外敵を撃退し、太平盛世を再建することを誓う。

第38話の感想

第38話は、衝撃的な展開が続く見応えのある回でした。梧帝と沙西王の死、英王の陰謀、そして新帝の決意など、見どころ満載です。特に、英王の真の姿が明らかになるシーンは、非常に緊迫感があり、思わず息を呑んでしまいました。また、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が遺令を焼き捨てるシーンは、彼の新帝への忠誠心が伝わってくる感動的なシーンでした。

第38話を通して、登場人物たちの様々な思いが描かれており、とても心に響く回でした。特に、新帝の決意と、忠臣たちの結束は、大梧の未来に希望を与えてくれるものでした。

つづく