一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第4話 あらすじ/ネタバレ

如意(ルーイー)の決意と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の選択

城門に立つ寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、戻ってきた如意(ルーイー)に戸惑いを隠せない。「なぜ戻ってきた? 武功を晒す危険まで冒して。」 毅然とした眼差しで如意(ルーイー)は答える。「婁青強(ロウ・チンチャン)を殺したのは、玲瓏(レイロン)の仇を討つため。趙季(チョウ・キー)を斬ったのも、間接的に私を助けた。恩義には報いたい。元祿(ゲンロク)を助けたのは、そのお返しだ。」 寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は軽く頷き、如意(ルーイー)を城外まで送るが、彼女は去ろうとしない。如意(ルーイー)は安国の都の事情に通じているため、情報交換として使節団に加わり、越(エツ)先生の正体を突き止めたいと申し出る。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、越(エツ)先生は朱衣衛の中でも紫衣使以上の地位にあると明かす。如意(ルーイー)は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に協力を求めるが、彼はそれを断り、二人は別々の道を歩む。

六道堂の動きと安国の闇流

一方、六道堂には重要な人物が帰還する。天道緹騎の蒋穹(ショウ・キュウ)が戻ってきたのだ。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は迅速に動き、蒋穹(ショウ・キュウ)と老杜に総堂の警備を任せる。そして、于十三(ユー・シーサン)ら4人の使節団を率いて、安国へと出発する。

安国では闇流が渦巻いていた。安帝は許、蔡、景の三城を製圧して凱旋し、朝野の注目を集める。二皇子の洛西王李鎮業(リ・チンギョウ)と大皇子の河東王李守基(リ・シュウキ)は、帰徳原で安帝を迎える。李同光(リー・トングアン)は梧国の帝君を生け捕りにした功績で侯爵に封じられるが、初 (ハツ)貴妃が強く推挙するのに対し、河東王は血統の不純さを理由に仮対する。安帝は深く追求せず、謎を残したままとなる。

夜が更け、初 (ハツ)貴妃は李同光(リー・トングアン)を訪ねる。出自を理由に嘲咲された彼の心を慰める初 (ハツ)貴妃。李同光(リー・トングアン)は初 (ハツ)貴妃に鳳釵を贈り、共に未来を築きたいという思いを託す。二人は手を取り合い、平和への願いを胸に抱く。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の策略と越(エツ)先生の罠

一方、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)一行は楊盈(ヤン・イン)らと合流する。楊盈(ヤン・イン)の安全を守るため、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は孫朗(ソン・ラン)を護衛につけ、偽名を使って使節団に潜入させる。杜 (ト)長吏(ト・チョウリ)と明(メイ)女官の厳しい要求に楊盈(ヤン・イン)はプレッシャーを感じるが、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は六道堂の仲間たちを連れてきて、楊盈(ヤン・イン)を支える。

丹陽 (タンヨウ)王が楊盈(ヤン・イン)の帰還を不安がっていることに気づいた寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、任如意(レン・ルーイー)を利用することにする。彼は部下を総部に送り、越(エツ)先生の行方を捜させる。一方、越(エツ)先生は朱衣衛開陽分部に出現し、如意(ルーイー)的行方を追っていた。真の如意(ルーイー)と偽の如意(ルーイー)的戦いが始まる。最終的に越(エツ)先生は罠に陥り、相手が偽物であることに気づく。しかし、本当の危機が訪れる。左使任辛(レン・シン)の影が迫り、越(エツ)先生の命が危うくなる。

任如意(レン・ルーイー)的勝利と新たな真実

任如意(レン・ルーイー)は知恵を駆使して越(エツ)先生を引き出し、あっさりと製圧する。梧国分部の紫衣使である越三娘(エツ・サンニャン)は、背後の事情を吐露する。総部の腐敗により、欠員を埋めるために六道堂と協力せざるを得なかったのだ。越三娘(エツ・サンニャン)が仮撃しようとしたその時、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と元祿(ゲンロク)が駆けつけ、如意(ルーイー)と共に戦いを終結させる。

戦後、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と如意(ルーイー)は協力関係を結ぶ。任如意(レン・ルーイー)は任辛(レン・シン)の名を借りて、寧遠舟(ニン・エンシュウ)が安国を理解し、恩人を殺した真犯人を追う手助けをする。この突然の真実には、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と元祿(ゲンロク)も驚愕する。

安国の皇宮では、李同光(リー・トングアン)が侯爵に封じられたものの、安帝の真意を鋭く察知する。権力闘争が静かに始まっていた。彼と初 (ハツ)貴妃の密会は、元朱衣衛の瑠璃(ルリ)に偶然目撃され、後に新たな伏線となる。

第4話感想

第4話は、物語が大きく動き出した回でした。寧遠舟(ニン・エンシュウ)と任如意(レン・ルーイー)の協力関係が成立し、安国の内部事情も明らかになってきました。また、李同光(リー・トングアン)と初 (ハツ)貴妃の密会など、新たな謎も登場し、今後の展開が気になります。

特に印象に残ったのは、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と任如意(レン・ルーイー)のやり取りです。二人は互いに目的は違いますが、協力することでお互いに利益を得られる関係を築きました。この関係が今後どのように発展していくのか楽しみです。

また、安国の内部事情も興味深かったです。安帝の権力闘争や、李同光(リー・トングアン)と初 (ハツ)貴妃の密会など、さまざまな思惑が交錯していることがわかりました。この複雑な人間関係がどのように物語に影響していくのか楽しみです。

つづく