一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 最終回 第40話 あらすじ/ネタバレ

夜幕に包まれた戦場、硝煙が立ち込める。于十三(ユー・シーサン)の勇姿は焦土に刻まれ、初月(ハツキ)は涙に暮れる。戦の惨劇に寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は悲しみを募らせ、于十三(ユー・シーサン)との思い出が蘇る。如意(ルーイー)はそっと寄り添い、于十三(ユー・シーサン)は心残りなく旅立ったと慰める。自身も生き抜くことを誓い、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の無事を願う。

夜深き頃、楊盈(ヤン・イン)が現れ衝撃の知らせをもたらす。李同光(リー・トングアン)は北磐狼主を討つため、単身で旅立ったのだ。戦の敗北を悔いる彼は、安国に活路を開くため決意したという。傷が癒えていない如意(ルーイー)は救出に向かおうとするが、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に製止される。彼は李同光(リー・トングアン)を必ず連れ戻すと約束し、初月(ハツキ)と如意(ルーイー)に城の防衛を託して救出に向かう。

激闘の末、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は李同光(リー・トングアン)を見つけ出し救出する。自責と絶望に沈む李同光(リー・トングアン)に、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は悲しみに浸る時ではないと叱咤する。将として責任を果たし、失敗と犠牲に立ち向かうべきだと。二人は共に城へ戻るが、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は李同光(リー・トングアン)を先に帰還させ、自身は最後の防衛線を守る。

しかし戦況は一変し、寧遠舟(ニン・エンシュウ)は重傷を負う。もはや助からないことを悟った彼は、遺品として平安扣を残し、最後の力を振り絞って北磐軍の攻勢を阻む。そして万箭の的となり、壮絶な最期を迎える。真相を知った李同光(リー・トングアン)は自責に駆られるが、如意(ルーイー)は運命と受け入れるよう諭す。過ちではない、ただ選択が直接的すぎただけだと。

刻一刻と迫る危機の中、如意(ルーイー)は決断する。李同光(リー・トンコウ)に国璽を託し、呉国の皇太后の信物を使って大安太后に扮し、敵陣に潜入する計画だ。彼女は朱衣衛を偽使臣として左賢王に虚偽情報を伝え、彼の欲望と野心を掻き立てる。

国璽を携えた如意(ルーイー)は単身北磐軍営に乗り込む。新左賢王と狼王を相手に、国璽を餌に混乱を誘発する。混戦の中、彼女は隙を突いて狼王と左賢王を討ち取り、雷火弾の力で軍営を火の海と化す。自身も命を落とした如意は、壮絶な使命を果たした。

天佑元年、安呉両国連合軍は合県で大勝を収める。慶国公とその夫人、刺客任如意(レン・ルーイー)、六道堂、朱衣衛は協力して北磐の王族勢力を完全に壊滅させた。呉睿帝は援軍を率いて駆けつけ、最終的に勝利を収め、北磐を天門関外に追放する。戦後、任如意(レン・ルーイー)は宣平侯に追封され、北磐は衰退し、北の地へと逃れた。

それから十数年、合県は繁栄を取り戻していた。郊外を散策する初月(ハツキ)は、白衣の少年・于十三(ユー・シーサン)とその妹・任禄(レン・ルウ)に出会う。彼らは合県近くの書院で暮らしていた。その光景は、初月(ハツキ)に寧遠舟(ニン・エンシュウ)、如意、于十三(ユー・シーサン)の姿を想起させる。胸に去来する哀しみと追憶は、ある種の安らぎへと昇華していく。

第40話の感想

最終回である第40話は、感動と悲壮感に満ちた内容でした。于十三(ユー・シーサン)の壮絶な戦死、寧遠舟(ニン・エンシュウ)の自己犠牲、そして如意的壮絶な最期は、視聴者の心に深い印象を残しました。

特に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)の最期は涙なしには見られません。重傷を負いながらも、最後まで城を守り抜いた彼の姿は、まさに英雄そのものでした。また、如意的決断も印象的でした。国璽を餌に北磐軍を混乱させ、自らを犠牲にして勝利をもたらした彼女の勇気は、称賛に値します。

しかし、この戦いで多くの犠牲者が出たことは、決して忘れてはなりません。于十三、寧遠舟(ニン・エンシュウ)、如意、そして数え切れないほどの兵士たちが命を落としました。彼らの犠牲を無駄にしないためにも、平和な未来を築かなければなりません。

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