一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第7話 あらすじ/ネタバレ

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は緊急情報を受け取り、丹陽 (タンヨウ)王の側近である週健(シュウ・ケン)将軍が密かに使節団を妨害しようとしていることを知る。彼は迅速に行動し、孫朗(ソン・ラン)を先行させ、不測の事態に備えて隠れた客栈を探させた。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は週健(シュウ・ケン)の性格が派手で、武功を誇示するのが好きであることを知っており、于十三(ユー・シーサン)に兵力の配置を詳しく調査させ、対応策を準備させた。

使節団の中では、如意(ルーイー)が後継者を得るために子を産みたいと発言したことで、護衛たちの熱烈な仮応を引き起こした。錢昭(セン・ショウ)は、如意(ルーイー)の目は高く、武術も優れていると忠告したが、彼らの愛慕の気持ちは抑えられなかった。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)はそれを聞いて如意(ルーイー)に謝罪し、丹陽 (タンヨウ)王が刺客を送り込む可能性があるため、楊盈(ヤン・イン)と一緒に同行し、同じ部屋に泊まるよう懇願した。

週健(シュウ・ケン)の待ち伏せに対処するため、如意(ルーイー)は週健(シュウ・ケン)を直接攻撃して後顧の憂いをなくすことを提案した。しかし、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は如意(ルーイー)の力がまだ回復していないことを考慮し、智略を用いることにした。彼は綿密な計画を立て、于十三(ユー・シーサン)に深く潜入させて、週健(シュウ・ケン)が塗山関で待ち伏せを計画していることを確認させた。その後、如意(ルーイー)は楊盈(ヤン・イン)に護身術と美人計への対処法を教え始め、二人は徐々に信頼と理解を深めていった。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は自分の知恵を使って、丹陽 (タンヨウ)王の書簡を偽造し、勅命を名目に週健(シュウ・ケン)に近づき、大胆な計画を提案した。それは、偽の使節団で偽の礼 (レイ)王を安国に送り込み、混乱を起こして、本物の礼 (レイ)王が塗山関を無事に通過できるようにするというものだった。週健(シュウ・ケン)はその策略に惑わされ、使節団を疑うことなく承諾し、自ら彼らを関から送り出して、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の策略を成功させた。

一方、皇后の蕭妍(ショウ・イェン)は週健(シュウ・ケン)の妨害行為を知り、激怒して丹陽 (タンヨウ)王を問い詰めた。丹陽 (タンヨウ)王は自分が命令したのではないと否定したが、永平(エイヘイ)侯が楊盈(ヤン・イン)を排除しようとしていることを明らかにした。蕭妍(ショウ・イェン)は、皇位への渇望が個人的な感情よりもはるかに大きいことを示し、聖上の寵妃ではなく、大梧で最も尊い女性になることを望んでいると語った。

寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)の間には、微妙な感情の葛藤があるものの、二人はお互いの立場と限界を理解している。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、如意(ルーイー)は自分にとって大きな誘惑であることを認めるが、二人が最良の関係は任務を完瞭させた後にそれぞれの人生を歩むことであることを理解している。如意(ルーイー)は、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と于十三(ユー・シーサン)などの仲間との友情を羨ましく思い、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に子供との深い親子関係を築く方法を尋ね、未来への憧れと不安を吐露した。

元祿(ゲンロク)は、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が如意(ルーイー)を特別に気にかけていることに気づき、その理由を尋ねた。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、如意(ルーイー)は刺客ではあるが、自分が今まで出会った中で最も特別な女性であり、彼女の過去を憐れみ、彼女の心に温かい思い出を残したいと答えた。まさに危機が解決したと思われたその時、週健(シュウ・ケン)は自分が騙されたことに気づき、軍隊を率いて追ってきた。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は決断を下し、孫朗(ソン・ラン)に命じて一行を率いて述州へ向かわせた。新たな試練が彼らを待っていた。

第7話の感想

第7話は、緊張感と感動の両方を感じさせてくれる素晴らしいエピソードでした。特に、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と如意(ルーイー)の複雑な関係が描かれたシーンは印象的でした。二人はお互いに惹かれ合っているものの、立場や使命の違いから、その気持ちを素直に表現することができません。そんな中で、寧遠舟(ニン・エンシュウ)が如意を気遣う姿や、如意が寧遠舟(ニン・エンシュウ)に心を開いていく様子が丁寧に描かれており、二人の関係の行く末が気になります。

また、週健(シュウ・ケン)の策略を智略で切り抜ける寧遠舟(ニン・エンシュウ)の姿もかっこよかったです。彼の冷静さと判断力は、まさにリーダーにふさわしいものでした。一方で、皇后の蕭妍(ショウ・イェン)の野心も明らかになり、今後の展開がますます楽しみになりました。

つづく