一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第8話 あらすじ/ネタバレ

旅の行程が進むにつれて、週健(シュウ・ケン)の追手が使節団に近づいてきた。週密な計算の結果、一行はわずかに1時間の猶予しかないことが判明する。迫り来る激戦に備え、如意(ルーイー)は元祿(ゲンロク)から貴重な雷火弾2つを要求し、急いで戻ると、巧みに山道を爆破し、貴重な30分の逃走時間を確保した。

状況を把握した寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、週健(シュウ・ケン)とその軍勢を険しい地形である天星峡に誘い込み、地形を利用して週健(シュウ・ケン)の追撃を阻止する作戦に変更した。勇敢な楊盈(ヤン・イン)は、単独での撤退を拒否し、仲間と共に戦いに臨むことを決意する。

戦闘の狼煙が静かに上がる。钱昭(チェン・チャオ)は、沿道の水源に特製の薬剤を巧みに混入し、緻命傷を与えることはないものの、長旅で疲弊した敵軍の戦力を大幅に低下させた。于十三(ユー・シーサン)は、重要な分岐点に待ち伏せを仕掛け、週健(シュウ・ケン)の先鋒部隊の一部を撃退し、後の戦闘の基礎を築いた。

しかし、週健(シュウ・ケン)は諦めず、軍勢を率いて追撃を続けたが、如意(ルーイー)たちの仕掛けた煙幕と雷火弾の二重の攻撃を受け、大きな損害を被った。混乱に乗じて、如意(ルーイー)、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)、元祿(ゲンロク)、钱昭(チェン・チャオ)たちは部隊を率いて峡穀に突入し、敵軍との激しい白兵戦を展開した。この乱戦の中で、楊盈(ヤン・イン)の行方が露見し、命の危機に陥ったが、杜 (ト)長吏(ト・チョウリ)が身を挺して彼女を救出した。

数に勝る敵軍に対し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)は、敵の将を捕らえることで勝利を収める作戦に出た。2人は息を合わせて連携し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が援護する中、如意(ルーイー)が週健(シュウ・ケン)に接近し、彼を捕らえて降伏を強要した。ハラハラする展開だったが、知恵と勇気を駆使して、彼らは数で劣勢ながら勝利し、不可能と思われた戦いを製した。

戦いの後、元祿(ゲンロク)は体力の限界に達して倒れ、钱昭(チェン・チャオ)に緊急で客栈に運ばれて治療を受けた。如意(ルーイー)は、元祿(ゲンロク)が幼い頃から体が弱く、心脈が弱く、寿命が限られていることを知り、同情を禁じ得なかった。一方、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は、楊盈(ヤン・イン)が初めてこのような残酷な戦闘を目撃して、精神的に影響を受けないかと心配し、杜 (ト)長吏(ト・チョウリ)に陵州刺史の接待を任せ、楊盈(ヤン・イン)の気持ちを落ち著かせようとした。

自衛能力を高めるため、楊盈(ヤン・イン)は如意(ルーイー)に武術を習い、元祿(ゲンロク)の傷には銀環蛇の胆が必要だった。清静山と沙河溝にこの蛇が生息していることを知った如意(ルーイー)と于十三(ユー・シーサン)は、銀環蛇を探す危険な旅に出発した。一方、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は如意(ルーイー)的の行方を知り、彼女の身を案じて、清静山に急行した。

山中では、如意(ルーイー)と銀環蛇の戦いが繰り広げられ、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)が駆けつけて、怪我をしそうになった如意(ルーイー)を救った。于十三(ユー・シーサン)は、急いで薬を届けようと先に山を下り、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意(ルーイー)の2人だけになった。お互いの傷を治療する中で、2人の間に静かに愛が芽生えていく。しかし、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)体内の牽機毒が突然発作を起こし、彼は苦痛に耐えながら、内力と如意的の助けを借りて毒を抑え込んだ。

第8話の感想

第8話は、緊迫感溢れる展開とキャラクターの心の動きが描かれた、見応えのあるエピソードでした。

週健(シュウ・ケン)の追跡をかわしながら、天星峡で決戦に臨む一行の姿は、手に汗握る緊張感がありました。特に、如意の機転で山道を爆破するシーンや、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の作戦で敵を誘い込むシーンは、戦略性の高さを感じさせられました。

また、このエピソードでは、キャラクターたちの内面も深く掘り下げられていました。楊盈(ヤン・イン)の勇敢さ、元祿(ゲンロク)の病弱さ、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の優しさなど、それぞれのキャラクターの魅力がより鮮明になったと思います。

特に印象的だったのは、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と如意的の心の変化です。戦いを共にする中で、2人の間に芽生える恋心が描かれており、今後の展開が気になります。

一方で、牽機毒に苦しむ寧遠舟(ニン・エンシュウ)の姿は、見ていて辛かったです。彼の病がどのように克服されるのか、注目したいところです。

つづく