一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 第9話あらすじ/ネタバレ

安国帰徳原で巻き起こる新たな波乱

新任邓指揮使は著任早々、朱衣衛右使迦陵(キャリン)に厳しい挑戦を突きつけます。彼は白雀への恨みから、全ての女朱衣衛に偏見を抱いており、迦陵(キャリン)に7日以内に使団の疑惑を解明するよう命じます。

迦陵(キャリン)の決意と疑惑

迦陵(キャリン)は部下からの報告と綿密な証拠収集を通して、白雀如意(ルーイー)を疑います。特に越三娘(エツ・サンニャン)と玉郎(ギョクロウ)の死は如意(ルーイー)と無関係ではないと確信しますが、任辛(レン・シン)の死を目の当たりにした彼女は、如意(ルーイー)が前左使であることを信じたくありません。

二つの作戦と皇子たちの思惑

迦陵(キャリン)は真相を解明するため、不良人と越三娘(エツ・サンニャン)の関係を密かに調査する一方、梧国使団の素性を探るために別働隊を編成します。一方、安国の大皇子は初 (ハツ)貴妃の李同光(リー・トングアン)への特別な関心に気づき、二人の関係を探るべく密かに計画を立てます。

陵州客棧での篝火晩会

陵州客棧では、勝利を祝う賑やかな篝火晩会が開催されます。于十三(ユー・シーサン)は皆の要請に応えて踊り、如意(ルーイー)も誘い、息の合ったパフォーマンスで喝採を浴びます。しかし、この光景は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の心を揺さぶり、彼は複雑な気持ちで一人佇みます。元祿(ゲンロク)も体調が悪いながらも参加し、如意(ルーイー)の助けを借りて皆と楽しい時間を過ごします。

如意(ルーイー)と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の接近

元祿(ゲンロク)は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に、如意(ルーイー)への真心で心を溶かすことができると助言します。如意(ルーイー)は楊盈(ヤン・イン)を誘って寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と踊り、錢昭(セン・ショウ)の疑念を深めます。さらに、如意(ルーイー)は寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)のために胡餅を焼き、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は于十三(ユー・シーサン)に彼女の行動を監視するよう命じます。

初 (ハツ)貴妃の不満と李同光(リー・トングアン)の苦悩

初 (ハツ)貴妃は、安帝が姪の初月(ハツキ)を李同光(リー・トングアン)に娶らせようとしていることに不満を抱きます。一方、李同光(リー・トングアン)は突然の賜婚に戸惑いながらも、地位を固め、勢力を拡大する好機と捉えます。

使団の到著と楊盈(ヤン・イン)の行動

使団が茳城に到著すると、楊盈(ヤン・イン)は難民の子供たちの苦しみに心を痛め、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)に救済を求めます。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は表向きは拒否しますが、部下に玉符を持たせて知県に助けを求めさせます。楊盈(ヤン・イン)と如意(ルーイー)は施しに出かけた際に、如意(ルーイー)は朱衣衛の闇号を残し、今後の行動に備えます。

如意(ルーイー)と寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)の心境

偶然寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)と出会った如意は、天隕鉄で作られた小刀を贈り、彼に近づきたいという気持ちを正直に伝えます。二人は歩きながら昔を振り返り、高位に就いても葉えられない願いがあることを実感します。寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は間客組織の理念について独自の考えを語り、チームワークの重要性を強調します。如意は朱衣衛に入った辛い過去や、女性が生き残るための苦労を話し、寧遠舟(ニン・ユエンジョウ)は温かい言葉で彼女を慰めます。

夜道での会話と未来への決意

夜が更け、二人は客棧に戻る途中、過去から未来へと話題を移します。安国で昭節(ショウセツ)皇后の事件を解決することが、二人の共通の目標となります。寧遠舟(ニン・エンシュウ)は安国の密室を利用して重要な手がかりを探し、真相に迫る計画を立てます。如意もこの偶然の出会いで、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と肩を並べて戦う可能性を見出します。

第9話の感想

第9話は、安国帰徳原で新たな波乱が巻き起こり、迦陵(キャリン)と如意の活躍が光る回でした。迦陵(キャリン)は鄧(トウ)指揮使の挑戦を受け、白雀如意への疑惑を深めながら真相解明に奔走します。如意は楊盈(ヤン・イン)や寧遠舟(ニン・エンシュウ)との交流を通して、新たな一面を見せ、今後の展開が気になります。

特に印象的なシーンは、陵州客棧での篝火晩会です。于十三(ユー・シーサン)と如意的息の合ったダンスや、寧遠舟(ニン・エンシュウ)と元祿(ゲンロク)の交流など、登場人物たちの意外な一面が垣間見られ、ドラマの新たな魅力を感じました。また、如意が寧遠舟(ニン・エンシュウ)に天隕鉄の小刀を贈るシーンは、二人の関係が今後どのように発展していくのか期待を持たせるものでした。

つづく