春うらら金科玉条 第10話 あらすじ/ネタバレ
第10話は、緊張感が漂う展開が続きます。
荼蘼(とみ)の外出と韓無畏(かんぶい)の暴挙
朝、荼蘼(とみ)は薬を買うために外出を試みますが、幽州城が戒厳令下にあるため、外に出ることができません。家に帰ると、韓無畏(かんぶい)が負傷した軍奴を厳しく叱責している場面に遭遇します。荼蘼(とみ)は韓無畏(かんぶい)を止めようとしますが、彼の態度はさらに暴躁になり、殺気さえ感じさせます。荼蘼(とみ)は恐怖を感じますが、韓無畏(かんぶい)は彼女の仮応を見て少し落ち著きます。しかし、状況の深刻さから、強硬な手段をとらざるを得ない状況です。
康正源(こうせいげん)の悪化と羅立(らりつ)の証言
康正源(こうせいげん)の体調は悪化し、咳血するほどになります。韓無畏(かんぶい)が羅立(らりつ)に復讐しようとしていることを知ると、康正源(こうせいげん)は自ら阻止しようとします。荼蘼(とみ)は康正源(こうせいげん)の体調を心配し、他の人を代わりに送ることを提案しますが、康正源(こうせいげん)は聞き入れません。書類整理をしていると、荼蘼は羅立(らりつ)の証言に多くの矛盾点があることに気づきます。羅立(らりつ)は紛失した品物を探すために手段を選ばなかったことが明らかです。韓無畏が駆けつけると、康正源が自分を止めたことに疑問を呈します。康正源は、羅立(らりつ)の背後に強力な支持者がいるため、直接対決は不利だと説明します。韓無畏は康正源の病状を見て、これ以上主張することはやめ、荼蘼を連れて去ります。
演武閣の盗難事件
一方、羅立が管理する演武閣で、密庫が盗まれる事件が発生します。巡邏中の府衛が窓が開けられていることに気づき、密庫が空であることが確認されます。韓無畏は夜に演武閣を調べに行きますが、密庫の中には何も残っておらず、盗まれた形跡もありません。荼蘼は、入城時に遭遇した葬儀の行列を思い出し、盗まれた品物が棺の中に隠されているのではないかと推測します。韓無畏は、その葬儀を行った家族を追跡しようとしますが、荼蘼は軽率な行動を慎むように説得します。代わりに、街の警戒が緩んでいる隙に、犯人自ら破綻を露呈させるよう仕向けようと提案します。真相を解明し、康正源の健康を回復させるため、韓無畏は羅立と協力して捜査することに同意します。
單一(たんいつ)の取り調べと康正源の疑惑
韓無畏と羅立は密道を発見し、そこから犯人である單一(たんいつ)を見つけ出します。單一(たんいつ)は犯行を否認しますが、彼の家に住んでいた人々が突然姿を消したことが明らかになります。羅立は單一(たんいつ)に自白させるため、拷問を用いることを提案します。荼蘼、韓無畏、康正源は話し合い、真相を究明すると同時に、羅立の密庫の秘密を暴くため、この事件を引き受けることにします。韓無畏は單一(たんいつ)を荼蘼のもとに連れてきます。荼蘼は單一に、まずは自白して後に翻供することで、事件を康正源に引き渡すことを提案します。單一はこの計画に同意しますが、康正源は何か裏があるのではないかと疑います。
荼蘼と夜叉の再会
幽州城の戒厳令が解除されると、荼蘼は夜叉を探すために外出します。彼女は川辺で布切れを発見し、それを手がかりに廃寺で夜叉を見つけます。荼蘼は夜叉を懸命に看病しますが、彼は荼蘼に帰るように促します。荼蘼は仕方なく家に帰りますが、夜叉の正体や過去にさらに疑問を抱くようになります。
第10話の感想
第10話は、緊張感と謎が満載の展開で、視聴者を釘付けにする内容でした。特に、韓無畏の暴走と康正源の苦悩、そして荼蘼と夜叉の再会は、ドラマの大きな転換点となる重要なシーンだったと思います。
韓無畏は、軍奴への暴力や羅立への復讐心など、彼の内に潜む狂気が垣間見えるシーンが多くありました。しかし、荼蘼や康正源との交流を通じて、彼の心にも変化が生まれていく様子も描かれており、今後の彼の行動に注目です。
康正源は、病に倒れながらも、羅立との対決を避けようとするなど、週囲を気遣う一面が見られました。しかし、その裏には、羅立の背後にいる強力な存在への恐怖が隠されていることも明らかになりました。康正源がどのような決断を下すのか、今後の展開が気になります。
荼蘼は、韓無畏や康正源を支えながら、事件の真相を解き明かそうとする姿が印象的でした。特に、夜叉との再会シーンは、彼女の優しさと強さが感じられる感動的な場面でした。荼蘼が夜叉の過去を解き明かし、彼を救うことができるのか、今後の彼女の活躍に期待です。
つづく