春うらら金科玉条 第14話 あらすじ/ネタバレ
墨舞閣(ぼくぶかく)の多忙と康正源(こうせいげん)の体調不良のため、韓無畏(かんぶい)と康正源(こうせいげん)は洛陽への旅を一時延期し、春家の帰還を待ってから一緒に洛陽へ向かうことにした。一方、荼蘼(とみ)は、徐家との衝突の可能性を心配し、韓無畏(かんぶい)に過兒の面倒をみてもらうよう懇願した。韓無畏(かんぶい)は快諾し、荼蘼(とみ)は安心して父の春大山(はる だいせん)と祖父と一緒に淶水へ向かった。
淶水の客栈に到着すると、祖孫3人は偶然、徐家の侍女である小琴(しょう きん)に出会う。小琴(しょう きん)は、春大山(はる だいせん)を訴えたのは徐老夫人であり、徐氏(じょ し)の意思ではないと切々と訴えた。春大山(はる だいせん)は、徐老夫人の行動に怒りを覚えたが、祖父は落ち着いてまずは腹を満たしてから考えるべきだと提案した。荼蘼(とみ)が箸を取ろうとしたその瞬間、夜叉の姿が目に入り、彼女の心は波立った。
夜が訪れ、荼蘼(とみ)は湖のほとりを散歩しようとすると、客栈の主人から、最近湖のほとりで奇妙なことが起こっているという話を聞かされた。ある若い男性が夜中に悪夢を見て湖に飛び込み、溺死したというのだ。遺体は見つかっていないという話に、荼蘼(とみ)は恐怖を感じた。小琴(しょう きん)は怖がり、一緒にいてくれるよう頼んだが、荼蘼は「身正不怕影子斜」と慰め、夜叉を追いかけて席を立った。夜叉は、荼蘼にとっては及时雨のような友人であり、謎に包まれた存在でもある。一方、夜叉は荼蘼のことをよく知っているようだった。
翌朝、祖孫3人は徐家へ向かったが、近所の人々に噂され、微妙な雰囲気だった。徐家に入ると、徐老夫人は和解するどころか、荼蘼に縁談を持ちかけ、春大山(はる だいせん)は激怒した。徐氏(じょ し)は板挟みになり、母には何か事情があるのではないかと打ち明けた。そのとき、屋敷の外で騒ぎが起こり、数人の男が徐老夫人を非難し、実の兄に酷いことをしたと訴えた。荼蘼は立ち上がり、鋭い言葉で人々を威嚇し、危機を回避した。徐氏(じょ し)は、父が長い間外出しており、家に疑念があることを明かした。
客栈に戻ると、小琴(しょう きん)は慌てた様子で、春大山(はる だいせん)は彼女を徐家のスパイだと思い、追い返そうとした。しかし、荼蘼は小琴(しょう きん)に何か言えないことがあると察し、部屋に招き入れた。小琴は、家に帰ってから徐老夫人が徐氏(じょ し)を厳しく監視し、老爺が自分に目を付けていること、老夫人の侍女である王媽媽(おうまま)が行方不明になっていることを打ち明けた。
夜になると、徐家では再び騒ぎが起こり、数匹の死んだ鶏が横たわっていた。徐氏(じょ し)は恐怖を感じ、荼蘼に助けを求めた。荼蘼は徐家には興味がないものの、事件が不可解なため、真相を究明することにした。客栈の従業員との会話から、徐老爺は風流好きで、徐老夫人とは仲が悪く、些細なことでよく言い争っていることがわかった。
一方、阿意離(あいり)は必死に脱出を図っていた。侍女に変装しようとしたが失敗し、体調が悪いので医者を探しに外出したいと訴えたが、队伍には医者が同行しており、計画は失敗に終わった。彼は仕方なく次の機会を待つしかなかった。
奇妙な事件が次々と起こり、淶水の町の平穏は完全に破られた。荼蘼と祖孫2人の洛陽への旅は、さらに困難なものになりそうだ。
第14話の感想
第14話は、謎と緊張感が高まる展開で、視聴者を釘付けにしました。特に、荼蘼と夜叉の出会いや、徐家の内部での不穏な動きが気になります。
荼蘼は、徐家との関係に悩まされながらも、正義感を発揮して困難に立ち向かう姿が印象的でした。また、夜叉は謎に包まれた存在ですが、荼蘼にとって重要な人物であることは間違いなさそうです。
徐家では、徐老夫人が何かを企んでいることが明らかになり、今後の展開が気になるところです。また、阿意離(あいり)の脱出計画も失敗に終わり、彼の運命がどうなるのか心配です。
つづく