春うらら金科玉条 第17話 あらすじ/ネタバレ

春家の屋敷に訪れた範建は、徐家の隠された過去を明かし始める。かつて徐家の夫人と恋に落ちた一人の役者、そしてその恋が徐家にもたらした危機。範建は、その証拠を握り、徐家を窮地に追い込もうとしていた。

荼蘼(とみ)は範建の真意を測りかねる。そんな中、範建は、自身の息子が実は玉琴の妹である小琴(しょう きん)の姉との間に生まれた子供であることを明かす。玉琴の悲劇的な運命は、範建に復讐の炎を燃やし、彼は徐青に血縁を認めさせ、両家の因縁に終止符を打とうとしていた。

そこに春大山(はる だいせん)と康正源(こうせいげん)が現れ、状況は一変する。康正源(こうせいげん)の正体は、単県令よりも上位の役人であり、範建の企みはあっけなく崩れ去る。

一方、荼蘼(とみ)の前に夜叉が現れ、再会を約束する。洛陽での新たな旅立ちを予感させる。春家も、康正源(こうせいげん)の援助により軍籍を離れ、洛陽への転任が決まる。

韓無畏(かんぶい)は墨舞閣(ぼくぶかく)の襲撃を受け、重傷を負う。阿意離(あいり)は彼を救出し、献身的に看病する。韓無畏(かんぶい)は意識が朦朧とする中、「娘」と呼び、阿意離(あいり)の心を揺さぶる。夜叉も韓無畏(かんぶい)の危機を知り、洛陽へと急ぐが、二人は既に姿を消していた。

韓無畏は洛河北で目を覚ます。彼は阿意離(あいり)の問いかけに答えることなく旅立ち、謎を残したまま去る。阿意離は韓無畏への想いが変化し、彼の力となり、墨舞閣(ぼくぶかく)の陰謀を暴くことを決意する。

第17話の感想

第17話は、衝撃の展開が続く見応えのある回でした。範建の真の目的が明らかになり、徐家の過去と因縁が浮き彫りになりました。康正源の登場は春家に転機をもたらし、韓無畏と阿意離の絆はさらに深まりました。

範建の策略は巧妙でしたが、康正源の登場によってあっけなく崩れ去りました。権力者の思惑が交錯する中で、春家は翻弄されながらも新たな道を切り開いていく姿が印象的でした。

韓無畏と阿意離のシーンは、切なくも温かいものでした。生死を共にしたことで、二人の関係に変化が訪れたように感じます。夜叉の登場も期待が高まります。

つづく