春うらら金科玉条 第9話あらすじ/ネタバレ

緊迫感あふれる展開と衝撃の事実!

第9話では、物語がさらに加速し、衝撃的な事実が明らかになります。

王大壮(おうたいそう)の逆転劇!

自首ではなく、冤罪を晴らすために康正源(こうせいげん)のもとを訪れた王大壮(おうたいそう)。しかし、牛二(ぎゅうじ)は王大壮(おうたいそう)を共犯だと主張。窮地に立たされた王大壮(おうたいそう)は、牛は甥の劉二郎(りゅうじろう)が預けていたものだと告白します。3年前の5頭から増えた牛はすべて劉二郎(りゅうじろう)の所有物だったのです。

その瞬間、屏風の後ろから劉二郎(りゅうじろう)が登場し、王大壮(おうたいそう)を激しく非難。王大壮は、牛二(ぎゅうじ)が窃盗犯ではなく、彼をおびき出すための餌だったことに気づきます。

荼蘼(とみ)の活躍と羅節帥(らせっすい)の招待

康正源(こうせいげん)は、断案に貢献した荼蘼(とみ)に上質な墨條を贈り、荼蘼(とみ)は大喜び。一行は幽州へと向かいます。

幽州の城門に到著した一行は、葬儀の行列と遭遇。横暴な態度で道を譲るよう要求する兵士と、時間がないと訴える葬儀の参加者たちとの間で争いが勃発します。騒ぎを聞いた康正源(こうせいげん)は、春大山(はる だいせん)に仲裁を命じ、葬儀の行列を先に通します。

宿に到著後、羅節帥(らせっすい)から春家父娘を招いた宴会の招待状が届きます。宴会場は豪華絢爛、美味しい料理や華やかな歌舞が披露され、賑やかな雰囲気に包まれます。

しかし、荼蘼(とみ)は羅節帥(らせっすい)の真意を見抜き、春大山(はる だいせん)にただ食事と酒を楽しむよう忠告します。韓無畏(かんぶい)も羅節帥(らせっすい)の不純な目的を察知し、康正源(こうせいげん)が荼蘼(とみ)を連れてきた理由を疑問に思います。康正源(こうせいげん)は意味深な咲みを浮かべ、荼蘼に経験を積ませる意図があるようです。

羅家小姐との対立と荼蘼の推理

宴席で、羅節帥(らせっすい)は荼蘼の汴州での功績を不満げに語り始めます。春大山(はる だいせん)はすぐに立ち上がり、謙虚な態度で応対します。一方、羅家小姐は荼蘼を嘲り、汚い事件ばかり扱っていると卑下します。

荼蘼は仮論し、天理が何よりも重要であり、公堂は最も公正な場所であり、汚い場所ではないと主張します。羅家小姐は仮論できず、顔を覆って恥じ入ります。

続いて、羅家小姐は皮影芝居を披露します。内容は、継母の不倫を目撃した秀才が継母を殺害したという物語です。地元の人々は、秀才を同情し、許しを請願します。

荼蘼は韓無畏(かんぶい)の励ましを受け、自分の考えを述べます。継母は秀才を虐待し、父親を裏切ったため、法律に基づいて離縁されるべきだと主張します。そのため、秀才の行為は弑母ではなく、通常の殺人事件とみなすべきだと考えます。適切に弁護すれば、秀才の命は救えるかもしれません。荼蘼の意見に、羅家小姐は感服します。

密庫の盗難と夜叉の逃亡

しかし、その直後、密庫が盗まれたという報告が急遽入ります。本来なら康正源が対応すべきでしたが、羅家父娘の態度に不満を抱いた荼蘼は康正源の誘いを断り、部屋で書簡を書くことにします。

夜、夜叉は錦衣(きんい)を救出しますが、自身は毒に侵され、捕縛されそうになります。夜叉は負傷しながらも逃走し、一時的に追跡をかわします。

荼蘼と夜叉の出会い

翌日、晴天の中、荼蘼と過児(かじ)は山へ遊びに出かけますが、道に迷ってしまいます。途中で毒蛇に出くわし、驚いた荼蘼は崖から転落してしまいます。しかし、そこで意識を失っている夜叉を発見します。

荼蘼は夜叉を小川まで運び、手当てをします。過児(かじ)が合流した時、夜叉は荼蘼の衣服を必死に掴み、何かを伝えようとしている様子です。荼蘼は彼の意思を理解し、彼を廃屋に隠し、また会いに来ると約束します。

家に帰った荼蘼は、以前韓無畏(かんぶい)との会話を思い出し、夜叉の真の身份を疑い始めます。

第9話の感想

第9話は、緊迫感あふれる展開と衝撃的な事実が明らかになる、見応えのある回でした。王大壮の冤罪晴らし、羅節帥の宴席での駆け引き、そして夜叉の登場と謎の深まりなど、最後まで目が離せない内容でした。

特に印象に残ったのは、荼蘼と羅家小姐の対決シーンです。荼蘼は毅然とした態度で天理と公正を主張し、羅家小姐を論破する姿は圧巻でした。また、夜叉と荼蘼の出会いは今後の展開を大きく左右する重要なシーンであり、今後の動向が気になります。

一方で、康正源の真意や夜叉の正体など、謎も多く残されたままです。

つづく