玉骨遥 第1話 あらすじ/ネタバレ

広大な雲荒(うんこう)大陸で、霍図(フォトゥ)部と赤(せき)族の縁組の祝宴が行われている。しかし、その賑やかな雰囲気の中、朱顔(しゅがん)郡主は誰にも言えない秘密を抱えていた。彼女は赤(せき)族の郡主でありながら、帝君によって権勢を誇る霍図(フォトゥ)部の柯爾克(けいるく)親王との結婚を命じられたのだ。愛のないこの結婚に、朱顔(しゅがん)の心は拒絶でいっぱいだった。彼女は絵を媒介に、自分の身代わりを作り出し、結婚式の前夜にひそかに逃げ出そうと企てる。

しかし、運命は彼女を簡単には逃がそうとはしなかった。結婚式当日、突如として発生した砂魔の乱によって、祝宴は混乱に陥る。参列者たちは逃げ惑い、この災いの黒幕はなんと朱顔(しゅがん)自身だった。彼女は砂魔を操り、身代わりを破壊し、混乱に乗じて自由への道を歩み始める。

逃亡中、朱顔(しゅがん)は偶然にも師匠であり、空桑(くうそう)の世子(せいし)である時影(じえい)と再会する。時影(じえい)は朱顔(しゅがん)の招待を受けて、彼女の結婚式に立ち会う予定だったが、予期せぬ事態に遭遇してしまったのだ。2人の再会は、より深い因縁を感じさせる。

雲荒(うんこう)、この古き土地には、空桑(くうそう)、鲛人、氷族(ひょうぞく)の3つの種族が共存している。しかし、7000年前の動乱により、雲荒(うんこう)は再び戦争の影に覆われている。空桑(くうそう)の世子(せいし)・時影(じえい)は幼い頃から戦乱を鎮めることを決意し、故郷を守りたいと願う郡主・朱顔(しゅがん)は、貴重な雪寒微をきっかけに縁を結ぶ。朱顔(しゅがん)は、自分が想いを寄せる少年が、探している世子(せいし)・時影(じえい)であることを知らない。

一方、空桑(くうそう)の皇后・白嫣(はくえん)と鲛人皇妃・秋水(しゅうすい)歌姬は偶然出会うが、誤解から大きな波紋を呼ぶ。朱顔(しゅがん)の不注意な発言により、秋水(しゅうすい)は赤(せき)族が企みを持っていると勘違いし、緻命的な衝突を引き起こしてしまう。危機的状況の中、時影(じえい)が現れて難を逃れるが、より深い渦に巻き込まれてしまう。

嘉蘭(からん)皇城では、盛大な宴会の裏で闇流が渦巻いている。時影(じえい)の武術の披露は満場の喝採を浴びるが、秋水(しゅうすい)事件の責任を問われ、帝君から夜警を命じられる。その夜、秋水(しゅうすい)宮で発生した陰謀により、時影(じえい)は弑逆の罪を著せられてしまう。皇后・白嫣(はくえん)の尽力も、帝君の怒りを鎮めることはできなかった。大火は秋水(しゅうすい)の住居を焼き尽くすだけでなく、皇后の容姿を損ない、世子(せいし)も「死亡」した。

この知らせを聞いた朱顔(しゅがん)は、自責の念に駆られる。彼女は時影(じえい)がそんなことをするはずがないと信じている。赤淵(せきえん)の助けを借りて、彼女は時影(じえい)に弔いを捧げるために危険を冒して出かける。彼女の涙は偶然にも雪寒微の神秘的な力を呼び覚まし、額に隠れる。この行動は、彼女の運命の軌跡を静かに変えてしまう。

同時に、九嶷(きゅうぎ)山の大司命(だいしめい)は、命星を通して这一切を見通していた。彼は朱顔(しゅがん)が時影(じえい)の運命の劫になると予言する。一方、朱顔(しゅがん)は枯木逢春術を習得し、時影(じえい)を救い出すことを誓う。

歳月は流れ、朱顔(しゅがん)は苦難を乗り越え、玄真上師(げんしんじょうし)に会う機会を得る。玄真上師(げんしんじょうし)は帰元之術の難しさを目の当たりにし、力を尽くすことはできなかったが、九嶷(きゅうぎ)山に行って蘇生の希望を探すように導く。朱顔は揺るぎない決意を持って九嶷(きゅうぎ)山への旅に出発し、運命の枷を解き放ち、時影(じえい)に新生を与えることを誓う。

第1話の感想

第1話は、壮大な世界観と魅力的なキャラクターが印象的な、期待の持てるスタートでした。主人公の朱顔は、運命に翻弄されながらも自由を求めて戦う強い女性として描かれており、彼女の今後の成長が楽しみです。また、時影は謎めいた雰囲気を持ちながらも正義感の強いキャラクターであり、朱顔との関係がどのように発展していくのか気になります。

ストーリーは、スピーディーな展開と緊迫感のあるシーンが続き、視聴者を飽きさせません。特に、結婚式での砂魔の乱や、秋水(しゅうすい)宮での陰謀など、ハラハラドキドキする場面が多く、先がどうなるのか目が離せません。

つづく