玉骨遥 第15話 あらすじ/ネタバレ

九嶷(きゅうぎ)山の静けさを破る疫病

九嶷(きゅうぎ)山に突如として疫病が発生し、重明(ちょうめい)が朱顔(しゅがん)の処方した薬を服用した患者の容体が急変したことを時影(じえい)に報告する。時影(じえい)は患者の元に駆けつけ、鋭い嗅覚で薬に誤りがあることを察知。患者の治療を引き継ぎ、病情を安定させた。

疫病の根源を探る時影(じえい)

時影(じえい)は患者の病状が九嶷(きゅうぎ)東溪の水を飲んだことが原因であることを突き止め、大司命(だいしめい)に報告する。大司命(だいしめい)は東溪が蒼梧(そうご)之淵につながっており、そこには龍神(りゅうしん)が囚われていることを明かす。龍神(りゅうしん)の復活は、海皇(かいこう)の復活を意味し、九嶷(きゅうぎ)山に大きな災いをもたらす可能性があるという。

宮廷での思惑

一方、宮廷では白雪鷺(はくせつろ)と白雪鶯(はくせつおう)の姉妹がそれぞれに思惑を抱いていた。白雪鶯(はくせつおう)は時雨(じう)との密会を楽しんでいたが、白雪鷺(はくせつろ)は青妃(せいひ)に、九嶷(きゅうぎ)山での大司命(だいしめい)との会話を伝え、首徒の座を譲ったことを明かす。青妃(せいひ)は、白雪鷺(はくせつろ)と時雨(じう)を呼び寄せ、白雪鷺(はくせつろ)に意味深な約束をする。

青罡(せいこう)の疑念と青妃(せいひ)の企み

青罡(せいこう)は白雪鷺(はくせつろ)と青妃(せいひ)の会話を目撃し、疑念を抱くが、青妃(せいひ)の命令で祠堂に罰せられる。白雪鷺(はくせつろ)は青罡(せいこう)の気持ちを知りながらも、自身の目的のために何もできないことを嘆く。青妃(せいひ)は白雪鷺(せつろ)から時影(じえい)が少司命(しょうしめい)であることを知り、青(せい)王に報告して時影(じえい)を排除しようとするが、氷族(ひょうぞく)の巫姑(みこ)が青(せい)王を訪ねてきて状況は複雑化する。

時影への警告と朱顔(しゅがん)の成長

青罡(せいこう)は青妃が時影の正体を知っているかもしれないことを時影に伝え、注意を促す。白雪鶯(はくせつおう)は禁足処分を受け、落ち込むが、白王(はくおう)と時雨(じう)が密かに訪ねてきて、料理で慰める。

2年後、朱顔(しゅがん)は時影の厳しい指導の下、六族の法術を習得するが、実戦では未熟な部分が目立つ。しかし、師弟の絆は深まり、時影は朱顔(しゅがん)に蔵書閣から最初の法器を選ばせる。朱顔(しゅがん)は意外な法器を選び、時影との間に微妙な空気が流れる。

第15話感想

第15話は、九嶷(きゅうぎ)山に突如として発生した疫病を巡り、時影と朱顔(しゅがん)、そして宮廷の人々の思惑が交錯する展開となりました。

時影は鋭い観察力と医術で患者の命を救い、疫病の根源を探るべく奔走します。一方、朱顔は時影の厳しい指導の下、成長を遂げつつも、師弟の関係を超えた想いを抱き始めます。

宮廷では、白雪鷺(せつろ)と白雪鶯(はくせつおう)の姉妹がそれぞれに策略を巡らせ、青妃は時影の排除を企みます。しかし、氷族(ひょうぞく)の巫姑(みこ)の登場により、状況は一変します。

つづく