玉骨遥 第22話 あらすじ/ネタバレ

赤王(せきおう)府に突如其来に訪れた青族特使は、朱顔(しゅがん)と止淵(しえん)の婚約を破棄すると宣言します。傲慢な青族の人々を前に、朱顔(しゅがん)は止淵(しえん)の尊厳を擁護し、鲛人の高貴さを訴えます。その姿は止淵(しえん)の心に深く刻まれ、彼は曜儀(ようぎ)の記憶を呼び覚まします。朱顔(しゅがん)は曜儀(ようぎ)の転生だったのです。

激怒した赤王(せきおう)は止淵(しえん)を殺そうとしますが、朱顔(しゅがん)は必死に止めて、止淵(しえん)への同情から彼を慰めただけだと説明します。赤王(せきおう)妃の懇願もあり、赤王(せきおう)は止淵(しえん)を解放することにします。止淵(しえん)は朱顔(しゅがん)の名誉を守るため、赤王(せきおう)夫婦に別れを告げ、旅立ちます。涙を流す朱顔(しゅがん)は、止淵(しえん)の背中を見送ることしかできません。

止淵(しえん)は複雑な思いに駆られます。200年前に別れた曜儀(ようぎ)が、このような形で戻ってきたのです。戦場で重傷を負った止淵(しえん)を救い、師として導き、赤淵(せきえん)と名付けた曜儀(ようぎ)。日々を共にする中で、止淵(しえん)は彼女に深い愛情を抱き、男の姿へと変化しました。彼女の最後の言葉は、一族を守り、転生を待つことでした。その思いは200年間変わっていません。

しかし、止淵(しえん)は知りません。氷族(ひょうぞく)の呪いを受けた曜儀(ようぎ)は転生できず、赤珠に一抹の残識を託して彼を見守っていたのです。赤珠が砕け、残識も消えようとしています。彼女の唯一の願いは、朱顔(しゅがん)と止淵が幸せになることでした。

一方、時影(じえい)と重明(ちょうめい)は日月湖に向かう途中、朱顔(しゅがん)の婚約破棄を知ります。時影(じえい)は冷静さを保ちます。霍図(フォトゥ)部では、魚姫(ぎょき)母子は妃に圧迫されています。老王爷は蘇摩(そま)の未来を案じていますが、闇殺されてしまいます。妃は魚姫(ぎょき)を殺そうとしますが、蘇摩(そま)と柯爾克(けいるく)が阻止します。

嘉蘭(からん)皇城では、帝君は朱顔(しゅがん)と霍図(フォトゥ)部柯爾ク親王の婚約を命じます。赤王(せきおう)夫婦は仮対しますが、朱顔(しゅがん)は一族のために受け入れます。霍図(フォトゥ)部との婚姻は、赤(せき)族にとって有利だと考えるからです。

日月湖で時影(じえい)は氷族(ひょうぞく)の巫女と出会い、滄流帝国の復活と智者(ちしゃ)の邪悪な計画を知ります。九嶷(きゅうぎ)山に戻り、大司命(だいしめい)に星尊(せいそん)大帝の生死を尋ね、海皇(かいこう)と龍血古玉(りゅうけつこぎょく)の関係を証明する手がかりを探します。

嫁ぐ日、青罡(せいこう)と雪鶯(せつおう)が朱顔(しゅがん)を見送ります。天極風(てんきょくふう)城で友人たちと過ごした朱顔(しゅがん)は、未来への希望と友人への惜別を語ります。青罡(せいこう)に雪鷺(せつろ)に注意するよう忠告し、雪鶯(せつおう)の弱さを心配します。酒を飲み、3人とも酔っ払います。朱顔は夢の中で師匠と止淵の姿を見て、未来への期待と少しの寂しさを抱きながら眠りにつきます。

第22話の感想

第22話は、衝撃的な展開が続いた回でした。朱顔と止淵の婚約破棄、曜儀(ようぎ)の転生、老王爷の死、そして朱顔と柯尔クの婚約。怒涛の展開に、視聴者は息つく暇もありませんでした。

特に印象的だったのは、朱顔の止淵への想いでした。青族の特使の前で、止淵を擁護し、彼の尊厳を守ろうとする姿は、彼女の強い意誌と優しさを表していました。また、止淵への想いを隠そうとする彼女の姿は、切なくも美しいものでした。

一方、止淵は曜儀(ようぎ)の転生である朱顔に戸惑いながらも、彼女への想いを再認識します。200年前に別れた曜儀(ようぎ)が、このような形で戻ってきたことに、複雑な思いを抱いている様子が伝わってきました。

また、霍図(フォトゥ)部では、老王爷の死と魚姫(ぎょき)母子の危機が描かれました。蘇摩(そま)の成長と柯爾クの頼もしさが際立つ一方で、大妃(だひ)の冷酷さが際立ちました。

そして、嘉蘭(からん)皇城では、朱顔と柯尔クの婚約が発表されました。朱顔は一族のために受け入れる決意をし、彼女の責任感と覚悟が伝わってきました。

つづく