玉骨遥 第32話 あらすじ/ネタバレ

朱顔(しゅがん)と時影(じえい)の再会と約束

朱顔(しゅがん)と時影(じえい)は再会を果たし、朱顔(しゅがん)はどんな道を選んでも時影(じえい)を支えると誓う。時影(じえい)もまた朱顔(しゅがん)を生涯守ると心に決める。一方、雪鶯(せつおう)は手紙で朱顔(しゅがん)に近況を伝え、再会を願う。時雨(じう)は朱顔(しゅがん)を招き、祝いの酒を酌み交わし、夜には2人は愛を深め、忘れられない夜を過ごす。

海国(かいこく)軍と空桑(くうそう)の撤退と蘇摩(そま)の秘密

海国(かいこく)軍と空桑(くうそう)の撤退が完瞭し、時影(じえい)は安堵する。朱顔(しゅがん)は蘇摩(そま)の母への想いを慮り、紙鶴を折って碧落海へ飛ばし、魚姫(ぎょき)の消息を探る。時影(じえい)は祝婚書を書いて朱顔(しゅがん)への愛を伝え、2人は永遠の愛を誓う。

帰邪星の異変と蘇摩(そま)の危機

帰邪星が異変を起こし、蘇摩(そま)は頭痛に苦しむ。朱顔(しゅがん)は蘇摩(そま)を医師に診せると、医師は蘇摩(そま)が龍血海皇(かいこう)であることを明かし、空桑(くうそう)の術法を学んだことで危険な状態にあると告げる。蘇摩(そま)は母を想うあまり術法書を盗み、命を危険に晒していた。医師は蘇摩(そま)を救うふりをしながら、鲛族の澗長老(かんちょうろう)と結託し、賞金目当てに蘇摩(そま)を連れ去ってしまう。澗長老(かんちょうろう)は蘇摩(そま)を裏切り、空桑(くうそう)に罪を著せ、2つの種族の争いを企てる。

嘉蘭(からん)城への侵攻と止淵(しえん)の決意

嘉蘭(からん)城が海国(かいこく)軍に襲われ、無辜の民が殺される。時影(じえい)は軍を率いて城を守り、和平解決のため海皇(かいこう)止淵(しえん)を探す。止淵(しえん)は白府で盲目の鲛人を世話していた夫婦が殺されているのを発見し、怒りに駆られて澗長老(かんちょうろう)を殺す。そして、鲛族は団結して碧落海へ戻るしかないと決意する。

時影(じえい)と止淵(しえん)の誤解

時影(じえい)は止淵(しえん)が無辜の民を殺した犯人だと誤解し、2人は対峙する。止淵(しえん)は蘇摩(そま)を守るため、罪を被り、遁水術を使って逃げる。朱顔(しゅがん)は止淵(しえん)を信じ、真相を探ろうとするが、止淵(しえん)は海国(かいこく)軍を撤退させることに専念する。朱顔(しゅがん)は蘇摩(そま)の失踪を告げると、止淵(しえん)は朱顔(しゅがん)と蘇摩、龍血古玉(りゅうけつこぎょく)の関係を知る。

海国(かいこく)軍の再攻と白風麟(はくふうりん)の陰謀

海国(かいこく)軍が再び攻めてくると、時影(じえい)は自責の念に駆られ、北冕(ほくべん)帝に海皇(かいこう)を討つことを請う。北冕(ほくべん)帝は圧力に屈して承諾する。止淵(しえん)は衆人面前で海皇(かいこう)であることを明かし、戦争を起こす意思はなく、ただ仲間の安全を願っていること、碧落海への帰還方法を探していることを宣言する。しかし、空桑(くうそう)軍には内通者がおり、青罡(せいこう)と白風麟(はくふうりん)は海国(かいこく)軍に情報を漏らしていたことが発覚する。

白風麟(はくふうりん)の野心と白雪鷺(はくせつろ)の苦悩

白風麟(はくふうりん)は出世のために家族を裏切り、海国(かいこく)軍に情報を流していた。白雪鷺(はくせつろ)は真相を知り、家族の安危のため、白風麟(はくふうりん)に情報を渡すことを承諾する。これらの事件により、複雑な2つの種族の関係はさらに混迷を深め、朱顔、時影(じえい)、蘇摩、止淵(しえん)の4人は運命の試練と選択に直面する。

第32話の感想

第32話は、物語が大きく動き、登場人物たちの運命が大きく変わる重要な回でした。

まず、朱顔と時影(じえい)の再会は、二人の愛の深さを改めて感じさせるものでした。朱顔の無条件の支持と時影の生涯守るという決意は、二人の絆の強さを物語っています。

一方、蘇摩の秘密が明らかになったことで、物語は新たな展開を迎えます。蘇摩が龍血海皇(かいこう)であること、そして術法を学んだことで命を危険に晒していることは、今後のストーリーに大きな影響を与えるでしょう。

また、嘉蘭(からん)城への海国(かいこく)軍の侵攻は、二つの種族の争いを激化させます。止淵(しえん)が犯人ではないことが明らかになったものの、白風麟(はくふうりん)の裏切りによって空桑(くうそう)軍の情報が漏れてしまったことで、事態はさらに複雑化します。

つづく