花青歌(はなおうた)~悪役皇子の花嫁~ 第14話 あらすじ/ネタバレ
紀峰 (きほう)の心の傷
紀峰 (きほう)は、柳湘(りゅう しょう)と賢(けん)妃が妖化した衝撃的な場面に心を乱され、恐怖に飲み込まれていく。さらに、幼い頃の記憶が蘇り、紀楚(きくち)が仕組んだ“思い出殺し”によって、母・韋(い)貴妃と賢(けん)妃の確執を思い出す。韋(い)貴妃が賢(けん)妃に毒を盛ったという真実を知り、紀峰 (きほう)は大きなショックを受ける。
韋(い)貴妃の怒りと陰謀
韋(い)貴妃は、息子の様子を心配して訪ねるが、紀峰 (きほう)から「罪人」呼ばわりされてしまう。怒った韋(い)貴妃は、花青歌(はなおうた)が主催した「浄化の心霊社団」の活動が紀峰 (きほう)の変化に関係していると疑い、花青歌(はなおうた)への報復を計画する。
花青歌(はなおうた)と紀菀児(きえんじ)的危機
韋(い)貴妃の陰謀により、花青歌(はなおうた)と紀菀児(きえんじ)が乗る馬車が襲われる。紀楚(きくち)の助けで難を逃れるが、2人とも怪我を負ってしまう。
紀菀児(きえんじ)的嘘と公冶棋 (こうや き)の登場
怪我をしたと偽った紀菀児(きえんじ)は、公冶棋 (こうや き)に同情してもらうため、花青歌(はなおうた)を連れて彼のもとを訪れる。しかし、公冶棋 (こうや き)は現れず、紀菀児(きえんじ)は花青歌(はなおうた)と一緒に待つことに。その後、公冶棋 (こうや き)が現れ、紀菀児(きえんじ)が無事であることを確認するが、彼女は甘えて離れようとしない。
韋(い)貴妃の闇躍
一方、村人から病気の弟を診てほしいと頼まれた公冶棋 (こうや き)は、原因が問題のある馬肉の摂取にあることを知る。花青歌(はなおうた)は、紀楚(きくち)から聞いた馬車の襲撃事件との関連を疑う。紀楚(きくち)の調査により、馬を密売していた人物が韋(い)貴妃であることが判明する。
紀菀児(きえんじ)的宴会
紀菀児(きえんじ)は、花青歌(はなおうた)と林夕瑶(りん せきよう)を宴会に誘い、公冶棋 (こうや き)を招待する。宴会では、紀雲(きぐも)と紀楚(きくち)が花青歌(はなおうた)を気遣う様子が見られ、微妙な感情が交錯する。最終的に、花青歌(はなおうた)は紀楚(きくち)の手帕を選び、林夕瑶(りん せきよう)は冗談を言って紀雲(きぐも)の気まずさを解消する。
紀峰 (きほう)の苦悩と逃避
紀峰 (きほう)は、心の葛藤から青楼を訪れるが、そこで韋将軍と遭遇する。誤解から韋(い)貴妃の病気を知った紀峰 (きほう)は、急いで駆けつけるが、母に会えず落胆する。夜になり、紀峰 (きほう)は酒に溺れ、現実逃避を図る。
宴会のクライマックス
紀菀児(きえんじ)的宴会は盛り上がり、花青歌(はなおうた)が提案した人狼ゲームでさらに盛り上がる。しかし、ゲームは紀楚(きくち)が“殺人者”として紀雲(きぐも)を殺害したことで意外な結末を迎える。混乱の中、紀峰 (きほう)は舞雪姫(まい せつき)を幽霊と勘違いして逃げ出してしまう。
それぞれの秘密と物語の行方
この夜、登場人物たちはそれぞれ秘密を抱え、複雑な感情を抱えている。物語は、これらの交錯する糸の中で進んでいく。
第14話の感想
第14話は、衝撃的な展開と複雑な人間模様が描かれた回だった。紀峰 (きほう)の心の傷が明らかになり、韋(い)貴妃の陰謀が露呈したことで、物語は大きく動き出した。
特に印象的だったのは、紀峰 (きほう)の苦悩と葛藤だ。母親への怒り、幼い頃のトラウマ、そして失恋の痛み。様々な感情が入り混じり、彼は苦しんでいる。そんな彼の姿は、見ていて胸が痛くなった。
また、花青歌と紀楚(きくち)の距離が縮まったのも見逃せないポイントだ。紀楚(きくち)は花青歌を気遣い、花青歌も紀楚(きくち)に惹かれている様子が伺える。2人の関係が今後どのように発展していくのか、注目したい。
一方、韋(い)貴妃の悪辣さはますますエスカレートしている。花青歌への復讐だけでなく、息子である紀峰 (きほう)をも利用しようとする彼女の姿は、まさに悪役そのものだ。
つづく