花青歌(はなおうた)~悪役皇子の花嫁~ 第21話 あらすじ/ネタバレ
夜の闇に隠された秘密
夜が深まる京の都。一見、平凡な杜文書(と ぶんしょ)は、実は巨大な刺青を隠した謎の組織の一員だった。偶然の出来事で、その刺青の一部分が明らかになる。一方、花青歌(はなおうた)は紀楚(きくち)の護衛を振り切って、彼の深夜の密会を目撃してしまう。火薬の残骸を見た彼女は、紀楚(きくち)が謀仮の道を歩んでいるのではないかと疑う。
仵作の林夕瑶(りん せきよう)と謎の身分
仵作の服を著た林夕瑶(りん せきよう)は、紀雲(きぐも)と出会い、入宮する。そこで、公冶棋 (こうや き)の冷たさに悩む紀菀児(きえんじ)に出会う。花青歌(はなおうた)は紀菀児(きえんじ)を慰め、王妃として紀楚(きくち)と共に宴会に出席する。宴では、無頭女の事件を解決した林夕瑶(りん せきよう)が話題となり、皇后は紀雲(きぐも)の妃選びを目論んでいた。紀雲(きぐも)の視線は常に花青歌(はなおうた)に向けられており、二人は息の合った様子を見せる。
しかし、ある女性が仵作を不吉として林夕瑶(りん せきよう)を非難する。花青歌(はなおうた)と紀菀児(きえんじ)は彼女を擁護する。その時、定国公が現れ、林夕瑶(りん せきよう)が彼の行方不明の娘であることが判明する。衝撃を受ける林夕瑶(りん せきよう)だが、花青歌(はなおうた)は皇后に縁談を勧める。
杜文書(と ぶんしょ)の逮捕と紀楚(きくち)の告白
侍衛に変装して入宮した杜文書(と ぶんしょ)は、黒ずくめの者に助けられず捕らえられてしまう。宴の後、紀楚(きくち)は花青歌を連れ去り、紀雲(きぐも)は林夕瑶を護送する。身分の変化を受け入れられない林夕瑶だが、紀雲(きぐも)との会話の中で好感を持つようになる。
河辺で、紀楚(きくち)は花火で花青歌に愛を告白しようとするが、失敗に終わる。彼は花青歌への想いを正直に伝え、彼女の心にも波紋が広がる。彼女は紀楚を憎むべき存在ではないかもしれないと考えるようになる。
刺青の秘密と真実への道
真実を明らかにするため、花青歌は刺青の謎を追う。紀菀児(きえんじ)の助けで、刺青の図譜を見つけ、杜文書(と ぶんしょ)の刺青と一緻する図案を発見する。しかし、杜文書(と ぶんしょ)は口を閉ざし、紀楚の捜査は行き詰まる。花青歌は紀楚に刺青の秘密を明かし、二人は信頼を深めていく。
権力、愛、真実をめぐる戦いが繰り広げられる中、花青歌と紀楚は互いの心へ近づいていく。
第21話の感想
第21話は、陰謀とロマンスが渦巻く展開に目が離せない回でした。杜文書(と ぶんしょ)の刺青が明らかになり、彼の背後に潜む謎の組織の存在が気になります。花青歌は紀楚の深夜の密会を目撃し、彼の真意を探ろうとします。林夕瑶の身分が明らかになり、彼女と紀雲(きぐも)の今後の関係が楽しみです。
一方で、紀楚と花青歌の心の距離が縮まっていく様子も描かれました。紀楚は花火で花青歌に愛を告白しようとするなど、不器用ながらも彼女への想いを表現します。花青歌もまた、紀楚の優しさや深情に触れ、彼に対する印象が変わり始めます。
刺青の謎や紀楚の謀仮疑惑など、今後の展開が気になる要素が多く、ますます目が離せません。
つづく