『花青歌(はなおうた)~悪役皇子の花嫁~』第34話 あらすじ/ネタバレ

陽光が差し込む部屋で、紀菀児(きえんじ)と林夕瑶(りん せきよう)は再会を果たした。 久しぶりの再会に、二人は喜びと安堵の表情を浮かべる。紀菀児(きえんじ)は林夕瑶(りん せきよう)に新しい生活の幸せを語り、林夕瑶(りん せきよう)もその様子に心を打たれる。林夕瑶(りん せきよう)は公冶棋 (こうや き)一族の変事を口にしようとするが、紀菀児(きえんじ)を傷つけることを恐れ、言葉を飲み込む。

しかし、秘密はいつまでも隠せるものではない。 公冶棋 (こうや き)が帰還し、紀菀児(きえんじ)が真実を知っていることを悟ると、彼は躊躇なく彼女を抱きしめ、過去を捨てて今を大切にすると誓う。紀菀児(きえんじ)は涙を流しながらも、現実を受け入れる。

林夕瑶(りん せきよう)は紀菀児(きえんじ)のもとを去った後、皇后と公冶棋 (こうや き)の秘密を紀雲(きぐも)に打ち明ける。 驚愕する紀雲(きぐも)だったが、冷静に林夕瑶(りん せきよう)を慰め、紀菀児(きえんじ)が真実を知るべき時が来ると告げる。

一方、皇帝は紀楚(きくち)が辺境への出兵を誌願したことに驚きながらも、賢(けん)妃の遺誌を継ぐ忠誠心を感じて喜ぶ。 皇帝は皇后の見舞いに行くが、彼女は心経を書き写すことで罪を償おうとしている。皇帝は生活には困らせないことを約束するが、二人はもう元には戻れないと告げる。皇后は地位を固めるために妖狐の偽装を作り上げ、それが賢(けん)妃と紀楚(きくち)の悲劇につながったことを悔やむ。

皇后は宴を開き、酒に毒を盛って皇帝を永遠の眠りにつかせようとする。 しかし、皇帝は倒れたものの、命は取り留める。皇后の計画は一部が明らかになり、宮中の情勢は一変する。定国公の勢力が宮中を掌握し、紀雲(きぐも)が皇帝に即位することになる。

幸せな時間を過ごしていた紀楚(きくち)と花青歌(はなおうた)は、突如として悲劇の知らせを受ける。 紀楚(きくち)は激怒して皇宮に向かい、父である皇帝が意識不明の状態になっていることを知る。皇后的の非道な行為に怒りを爆発させた紀楚(きくち)は、紀雲(きぐも)と対峙する。兄弟の情は崩壊寸前となり、二人は決裂の危機に陥る。紀雲(きぐも)は権力への執著と母への愛情を露わにし、二人の溝は深まるばかりだ。

侍衛に囲まれ、絶体絶命の危機に陥った紀楚(きくち)。 しかし、紀雲(きぐも)は思いもよらず母に紀楚(きくち)を逃がすように懇願する。複雑な人間模様が垣間見える。皇后は息子の決断に安堵し、侍女に定国公への伝令を命じる。情勢が安定するまでは兵権を手放さないようにと指示を出す。

大梁の空は闇雲に覆われ、権力闘争が親情、愛情、忠誠、裏切りを複雑に絡み合わせる。 かつての兄弟だった紀楚(きくち)と紀雲(きぐも)は、敵対する立場に立たされた。彼らの未来はどのようなものになるのか、今後の展開が気になるところだ。

第34話の感想

第34話は、衝撃的な展開が次々と繰り広げられ、視聴者を釘付けにする内容でした。特に印象に残ったのは、以下の3点です。

  1. 紀菀児(きえんじ)と林夕瑶(りん せきよう)の再会: 二人の久しぶりの再会は、温かく感動的なシーンでした。紀菀児(きえんじ)の新しい生活の幸せそうな様子に、林夕瑶(りん せきよう)も心から喜んでいるのが伝わってきました。
  2. 皇后の悪事: 皇后は、地位を固めるために妖狐の偽装を作り上げ、それが賢(けん)妃と紀楚(きくち)の悲劇につながったことを明かしました。彼女の冷酷さと狡猾さに、強い憤りを覚えました。
  3. 紀楚(きくち)と紀雲(きぐも)の対立: 皇后の悪事が明らかになり、紀楚(きくち)と紀雲(きぐも)は対立することになりました。かつての兄弟だった二人が、敵対する立場に立たされたのは、とても悲しいことです。

今後の展開が気になるところですが、紀楚(きくち)と紀雲(きぐも)の対立がどのように解決されるのか、そして、花青歌(はなおうた)はどのような選択をするのか、注目していきたいです。

つづく