花青歌(はなおうた)~悪役皇子の花嫁~ 第8話 あらすじ/ネタバレ
第8話 陰謀渦巻く宴
花青歌(はなおうた)は、紀楚(きくち)の変化に期待を抱きつつも、彼の心の奥底には善意が芽生えていないことに気づきます。彼女は、林夕瑶(りん せきよう)と紀雲(きぐも)の恋を成就させ、紀楚(きくち)の妨害を防ぐために、自分の努力の方向を変える必要があると考えます。
一方、紀峰 (きほう)は相変わらず享楽にふけり、政務には全く興味を示しません。これに焦った韋(い)貴妃は、紀峰 (きほう)のために東正司の地位を手に入れようと決意します。しかし、紀峰 (きほう)本人はやる気を見せず、韋(い)貴妃はさらに怒りを募らせます。
そんな中、韋(い)貴妃から紀楚(きくち)と花青歌(はなおうた)を招待する宴会の招待状が届きます。この噂は宮中で瞬く間に広がり、紀楚(きくち)はこれを機に何かを企てようとします。紀菀児(きえんじ)も、紀楚(きくち)の計画に興味津々です。花青歌(はなおうた)は、宴で紀楚(きくち)の陰謀から無辜の人々を守るために、同行を申し出ます。
紀楚は、花青歌(はなおうた)に別の身分で出席するよう命じます。花青歌(はなおうた)は戸惑いますが、大局を考え、最終的には承諾します。彼女は華やかな衣装に著替え、紀楚が選んだ腕利きの侍女たちに化粧をしてもらいます。侍女たちの様子から、花青歌は宴が危険であることを悟ります。
馬車の中では、紀楚は花青歌を無視し、足元に座らせます。花青歌は屈辱を感じますが、身分を隠すために耐えます。一方、韋(い)貴妃は紀楚と花青歌の登場に驚きながらも、息子の婚約式を無事に済ませることを第一に考えます。
宮門に到著すると、花青歌は先に降りて回避しようとしますが、紀楚に止められます。花青歌には、もう一つ秘密の任務がありました。それは、紀峰 (きほう)の婚約者となる柳湘(りゅう しょう)を救出することです。柳湘(りゅう しょう)は太医院の娘で、料理が得意で、紀府の料理人に弟子入りするために紀家に入りたいと考えていました。
宴では、栄光大将軍の韋昭(い しょう)が甥の婚約を祝うために駆けつけます。大臣たちは紀楚の王妃に興味津々で、花青歌の登場は注目を集めます。花青歌は柳湘(りゅう しょう)と親しくなり、彼女の願いを知って複雑な気持ちになります。しかし、彼女を助けることを決意します。
宴会の合間に、花青歌は膳食局に向かいます。彼女は、紀楚が柳湘(りゅう しょう)に危害を加えるのではないかと疑い、先手を打つことにします。侍女の助けを借りて膳食局に潜入し、柳湘(りゅう しょう)の食事に毒が盛られないようにします。
これは、第8話のストーリーのほんの一部です。花青歌と紀楚は、さらなる困難と陰謀に立ち向かうことになります。
第8話の感想
第8話は、陰謀と策略が渦巻く展開で、ハラハラドキドキしながら見入りました。特に、花青歌が紀楚の陰謀から柳湘(りゅう しょう)を救うシーンは、緊迫感があり、手に汗握りました。また、花青歌と紀楚の駆け引きも見どころでした。紀楚は、花青歌を別の身分で出席させることで、何かを企んでいるようでしたが、その真意は謎のままです。
一方、韋(い)貴妃の息子への愛情は、切ないものがありました。彼女は、紀峰 (きほう)のために東正司の地位を手に入れようと必死でしたが、紀峰 (きほう)本人はやる気を見せず、彼女の努力は報われませんでした。
つづく