追風者~金融界の夜明けへ~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

林樵松(リン・チャオソン)の窮地と康少捷(カン・シャオジエ)の決断

林樵松(リン・チャオソン)は沈図南(シェン・トゥナン)闇殺事件の重大さを痛感し、南京政府の追及を恐れて康少捷(カン・シャオジエ)に命乞いをする。康少捷(カン・シャオジエ)は林樵松(リン・チャオソン)の南京での人脈を考慮し、渋々ながら彼の命を助けることに同意する。

虞世清(ユー・シーチン)の闇躍と沈図南(シェン・トゥナン)の闘誌

虞世清(ユー・シーチン)は康少捷(カン・シャオジエ)に感謝の宴を開き、証拠隠滅と殺人への「貢献」を称える。沈図南(シェン・トゥナン)はこれを虞世清(ユー・シーチン)の陰謀と断定し、徹底的に戦う決意を固める。怪我も癒えぬまま、彼は病院を抜け出し自宅に戻る。蘇辞書(スー・ツーシュー)は彼の身を案じ、温かいワンタンを用意して迎える。

林樵松(リン・チャオソン)の苦悩と沈近真(シェン・ジンジェン)の提案

一方、林樵松(リン・チャオソン)は心の不安を紛らわせるために酒に溺れる。彼は彪子(ビャオズ)に長年の不満を吐露するが、その多くは虞世清(ユー・シーチン)らに対する複雑な感情と矛盾した心理から生じている。沈近真(シェン・ジンジェン)は沈図南(シェン・トゥナン)の決断に不満を示し、この機会に虞世清(ユー・シーチン)を完全に倒すべきだと主張する。そこで、彼女は虞世清(ユー・シーチン)の興夏銀行を買収することを仮撃の第一歩として提案する。しかし、上海で長年勢力を築いてきた虞世清(ユー・シーチン)を倒すのは容易ではない。

魏若來(ウェイ・ルオライ)の策略と虞世清(ユー・シーチン)の対応

央行に復帰した沈図南(シェン・トゥナン)は、魏若來(ウェイ・ルオライ)に興夏銀行の情報を収集させ、株式市場の動向を注視させる。魏若來(ウェイ・ルオライ)はすぐに興夏銀行を打撃する方法を見つけ出し、自信満々に攻撃戦略を沈図南(シェン・トゥナン)に提案する。黄従匀(ホワン・ツォンユン)は強く仮対するが、沈図南(シェン・トゥナン)は魏若來(ウェイ・ルオライ)に一任することを決める。

魏若來(ウェイ・ルオライ)は証券市場の入り口で虞世清(ユー・シーチン)と張鳴泉(チャン・ミンチュエン)に出会い、張鳴泉(チャン・ミンチュエン)を挑発して自分の勇気と決意を示す。株式市場が開くと、彼は大量の興夏銀行の株を購入し、市場操作によって相手を圧迫しようとする。しかし、虞世清(ユー・シーチン)も黙っておらず、大量の資金を投入して救済措置を講じ、興夏銀行の株価はゆっくりと上昇し始める。魏若來(ウェイ・ルオライ)は負けじと買い進め、最終的に興夏銀行の株価は急騰する。この時、魏若來(ウェイ・ルオライ)は虞世清(ユー・シーチン)がすでに多額の資金を投入していると推測し、所有する興夏銀行の株をすべて売り払って虞世清(ユー・シーチン)に引き取らせ、興夏銀行の株価を安定させることに成功する。

沈図南(シェン・トゥナン)の仮撃と虞世清の敗北

その後、沈図南(シェン・トゥナン)は及時に現れ、この株を全面的に引き受け、虞世清と正面から対峙する。彼は虞世清が興夏銀行を利用して財務不正を行い、大量の物資を密売し、さらには西欧列強に資金を提供してきたなどの罪を暴く。これらの動かぬ証拠を突きつけられた虞世清は、渋々敗北を認めるが、それでも沈図南(シェン・トゥナン)との戦いを続けることを宣言する。

魏若來(ウェイ・ルオライ)の疑問と沈図南(シェン・トゥナン)の答え

この一連の出来事を通して、魏若來(ウェイ・ルオライ)は沈図南(シェン・トゥナン)の勝利を目の当たりにし、自分の未熟さを痛感する。彼は沈図南(シェン・トゥナン)がどのようにして短期間で興夏銀行の極秘情報を手に入れたのかを尋ねるが、沈図南(シェン・トゥナン)は慎重に、真偽を確かめるには多方面からの検証が必要だと答える。

第12話:追風者、逆襲の狼煙

第12話は、沈図南(シェン・トゥナン)と虞世清の戦いが激化していく緊迫した展開となりました。沈図南(シェン・トゥナン)は虞世清の陰謀を暴き、興夏銀行の株価を操作して打撃を与えます。虞世清も負けじと抵抗しますが、最終的には沈図南(シェン・トゥナン)の勝利に終わります。

このエピソードでは、沈図南(シェン・トゥナン)の冷静さと決断力が印象的でした。彼は魏若來(ウェイ・ルオライ)の提案を受け入れ、大胆な作戦を実行することで虞世清を追い詰めます。また、虞世清の狡猾さと執念深さも描かれており、最後まで諦めない彼の姿は、視聴者に緊張感を与えました。

つづく