追風者~金融界の夜明けへ~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

夜の牢獄

傷だらけの魏若來(ウェイ・ルオライ)は、林樵松(リン・チャオソン)の通共罪の濡れ衣を著せられながらも、頑なに罪を認めようとしない。冷酷な林は、威逼利誘や拷問まで駆使して、魏に沈図南(シェン・トゥナン)の罪を認めさせようとするが、魏の意誌は鋼鉄のように堅く、昏倒するまで拷問を受けても口を割ろうとしない。

陰謀渦巻く

一方、虞世清(ユー・シーチン)と康少捷(カン・シャオジエ)は、魏若來(ウェイ・ルオライ)事件を利用して沈図南(シェン・トゥナン)を徹底的に潰そうと企む。新聞には魏が強盗犯として、沈が共産主義者として報じられ、沈は宋先生(ソンセンセイ)に迷惑をかけまいと一人で事態を解決しようと決意する。しかし、康の素早い動きにより、中央銀行は封鎖され、沈の職務は停止され、沈は窮地に陥る。

沈近真(シェン・ジンジェン)の行動

弟弟を心配する沈近真(シェン・ジンジェン)は、徐諾(シュー・ヌオ)から魏若來(ウェイ・ルオライ)救出計画を知る。一方、絶望的な状況に陥った沈は、宋先生(ソンセンセイ)に助けを求めるが、火の粉が自分に降りかかるのを避けるために、魏との関係を断つように言われる。

虞世清(ユー・シーチン)の得意顔

蘇辞書(スー・ツーシュー)は、虞世清(ユー・シーチン)の妻に助けを求めるが拒否される。得意げに中央銀行の理事に就任した虞は、沈の前でわざと威張り散らす。康の追跡により、沈は外出もままならなくなるが、鄧澤(デン・ズー)の助けで車を借りる。しかし、魏に会いに行くと、呉処長が不在で、沈は落胆して帰る。

魏若來(ウェイ・ルオライ)への拷問

中央銀行の調査で沈の不正が見つからなかったことに腹を立てた虞は、康に魏への拷問を強化するよう命じる。林は、再び魏に拷問を加え、さらにバービツール酸を投与して、魏に幻覚を見せながら沈の罪を認めさせようとする。しかし、魏は頑強な意誌で幻覚から醒め、すべての罪を否認する。

沈図南(シェン・トゥナン)の決意

沈は家に閉じこもり、食事も取らなくなる。沈近真(シェン・ジンジェン)は魏の無実を信じており、沈を励まして真犯人を見つけ、魏の汚名を晴らすように言う。沈は鄧澤(デン・ズー)に助けを求め、宋先生(ソンセンセイ)に支援を要請することを約束する。

沈近真(シェン・ジンジェン)の策略

沈近真(シェン・ジンジェン)は、林を夕食に招待し、魏の情報を探ろうとする。食卓で、沈近真(シェン・ジンジェン)は林の過去の悪行を暴露し、林を激怒させる。その隙に、沈は呉処長に頼んで魏に会いに行く。傷だらけの魏は、沈に自分の潔白を主張し、沈を裏切らないことを誓う。沈は魏を救出することを決意する。

第14話の感想

第14話は、緊張感と絶望感が漂う、非常に重い内容でした。魏若來(ウェイ・ルオライ)の拷問シーンは見ていて辛く、彼の強い意誌に胸を打たれました。沈図南(シェン・トゥナン)は窮地に追い込まれ、絶望的な状況に陥りましたが、それでも諦めずに魏若來(ウェイ・ルオライ)を救おうとする姿に感動しました。

虞世清(ユー・シーチン)と康少捷(カン・シャオジエ)の悪辣な策略には怒りを覚えます。彼らは権力を利用して沈図南(シェン・トゥナン)を陥れようとし、その卑劣な手段には許しがたいものがあります。

しかし、沈近真や鄧澤(デン・ズー)など、沈図南(シェン・トゥナン)を支える人々の存在が希望を与えてくれました。沈近真は魏若來の無実を信じ、沈図南(シェン・トゥナン)を励まし続けます。鄧澤(デン・ズー)は沈図南(シェン・トゥナン)に車を提供し、魏若來の救出に協力します。

つづく