追風者~金融界の夜明けへ~ 第19話 あらすじ/ネタバレ
魏若來(ウェイ・ルオライ)は李晟達(リー・ションダー)が礼査飯店に移送されたことを知り、同じホテルに部屋を予約する。しかし、李晟達(リー・ションダー)の部屋がわからず、各部屋に電話をかけて確認する。ついに605号室に李晟達(リー・ションダー)がいることを突き止める。
康少捷(カン・シャオジエ)は李晟達(リー・ションダー)の情報を聞きつけ、部下を連れて礼査飯店に駆けつける。李晟達(リー・ションダー)に闇殺を企てた地下党員の身元を明かすよう、金塊10本で取引を持ちかける。しかし、李晟達(リー・ションダー)は虞世清(ユー・シーチン)と直接話したいと主張。康少捷(カン・シャオジエ)は渋々虞世清(ユー・シーチン)に電話をかける。
李晟達(リー・ションダー)は電話で、自分を闇殺しようとしたのは沈近真(シェン・ジンジェン)だと明かす。沈近真(シェン・ジンジェン)は独特の香りを漂わせており、それは虞世清(ユー・シーチン)の妻が沈近真(シェン・ジンジェン)に贈ったイタリア製のシャンプーとボディソープの混ざった香りだった。虞世清(ユー・シーチン)は妻に確認し、林樵松(リン・チャオソン)も李晟達(リー・ションダー)の病室で同じ香りを嗅いだことを思い出す。
警察は捜査の結果、闇殺計画に沈近真(シェン・ジンジェン)が関わっていたことを確認する。沈近真(シェン・ジンジェン)は锄奸隊の一員であり、独特の香りは彼女のシャンプーの痕跡だった。康少捷(カン・シャオジエ)は沈近真(シェン・ジンジェン)の逮捕を命じる。
沈近真(シェン・ジンジェン)は蘇州行きの列車を待っていたが、駅員が偵緝隊からの通達を受け、乗客の厳重な検査を開始する。列車の遅延がアナウンスされ、沈近真(シェン・ジンジェン)は不安を募らせる。
康少捷(カン・シャオジエ)は上層部からの命令で、沈近真(シェン・ジンジェン)の逮捕を見送る。沈図南(シェン・トゥナン)の後ろ盾である宋先生(ソンセンセイ)が介入したためだ。しかし、康少捷(カン・シャオジエ)は部下に李晟達(リー・ションダー)の抹殺を密かに指示する。魏若來(ウェイ・ルオライ)は電話盗聴を通じてこの陰謀を知る。
李晟達(リー・ションダー)は自分の危険を察知し、看守の隙をついて銃を奪い、射殺して逃走する。魏若來(ウェイ・ルオライ)は李晟達(リー・ションダー)の行動を密かに観察し、記録していた。
一方、沈近真(シェン・ジンジェン)は駅で林樵松(リン・チャオソン)に逮捕される。康少捷(カン・シャオジエ)は沈近真(シェン・ジンジェン)を尋問し、闇殺の罪を著せようとする。しかし、沈近真(シェン・ジンジェン)は冷静に仮論し、康少捷(カン・シャオジエ)は何も証拠を得られない。
沈図南(シェン・トゥナン)は南京から上海に戻る途中、娘の逮捕を知る。焦った沈図南(シェン・トゥナン)は蘇辞書(スー・ツーシュー)に連絡するが、繋がらない。さらに、沈近真が李晟達(リー・ションダー)の闇殺犯として疑われていることを知り、さらに不安になる。
警察署の外で、魏若來(ウェイ・ルオライ)と黄従匀(ホワン・ツォンユン)は対策を相談する。兵工厂の力を借りて沈近真に圧力をかけることを決意。その後、大勢の労働者が警備司令部に押し寄せ、沈近真の釈放を要求するデモを行う。この混乱の中、沈図南(シェン・トゥナン)、黄従匀(ホワン・ツォンユン)、魏若來(ウェイ・ルオライ)は協力して沈近真の救出に奔走する。李晟達の行方は不明となり、今後の展開が気になる終わり方となる。
第19話 感想
第19話は、緊迫感溢れる展開と衝撃的な事実が明らかになる、見応えのあるエピソードでした。
李晟達の闇殺計画に関与していたのが沈近真だったという事実は、大きな驚きでした。彼女はこれまで正義感の強いキャラクターとして描かれていたので、まさか彼女が闇殺に関与しているとは想像もしていませんでした。しかし、彼女が锄奸隊の一員であり、特別な任務を背負っていたことを考えると、彼女の行動にも理解できる部分があります。
また、沈近真が逮捕されたことで、沈図南(シェン・トゥナン)と虞世清(ユー・シーチン)の対立がさらに激化することが予想されます。沈図南(シェン・トゥナン)は娘を救うためにあらゆる手段を尽くすでしょうし、虞世清(ユー・シーチン)も沈近真を絶対に逃がすまいとするでしょう。二人の対立は、今後のストーリーの大きな見どころとなるでしょう。
さらに、李晟達の逃走も今後の展開に大きな影響を与えそうです。彼は康少捷(カン・シャオジエ)の追っ手から逃れることができるのか、そして彼の真の目的は何なのか、気になるところです。
つづく