追風者~金融界の夜明けへ~ 第28話 あらすじ/ネタバレ
第28話では、衝撃の事実が明らかになり、物語は大きな転換を迎えます。
魏若來(ウェイ・ルオライ)、沈図南(シェン・トゥナン)と対峙
魏若來(ウェイ・ルオライ)は、建設庫券暴落の裏に日本人ではなく、虞世清(ユー・シーチン)、張鳴泉(チャン・ミンチュエン)、康少捷(カン・シャオジエ)ら上海の富豪たちが関わっていることを突き止めます。彼は沈図南(シェン・トゥナン)の元を訪れ、証拠を突きつけ真相を暴くように迫ります。しかし、沈図南(シェン・トゥナン)は国家の利益を優先し、魏若來(ウェイ・ルオライ)の要求を拒否します。二人は激しく対立し、師弟の縁は断ち切られてしまいます。
真実を世に問う
この事態を知った徐諾(シュー・ヌオ)は、国民党政府の腐敗に怒りを覚え、魏若來(ウェイ・ルオライ)、沈近真(シェン・ジンジェン)と共に真実を世に問うことを決意します。徐諾(シュー・ヌオ)は記者会見を開き、メディアを通して事実を公表することを提案します。魏若來(ウェイ・ルオライ)はそれに賛同し、印刷工場に潜入してビラを印刷します。また、徐諾(シュー・ヌオ)は各メディアに連絡を取り、記者会見の準備を進めます。
民衆の怒り
記者会見当日、会場は緊張と興奮に包まれます。真実が明らかになるにつれて、民衆の怒りは爆発します。しかし、仮動勢力はこれを阻止しようとします。林樵松(リン・チャオソン)は部下を現場に送り込み、真実の拡散を妨害しようとします。しかし、魏若來(ウェイ・ルオライ)と沈近真(シェン・ジンジェン)は事前にそれを察知しており、気球と新聞を使ってビラを民衆に撒きます。真実は大衆に瞬く間に広がります。
政府の弾圧
民衆の怒りと抗議に直面した南京政府と富豪たちは、さらに強硬な手段で弾圧に乗り出します。康少捷(カン・シャオジエ)は新聞社を封鎖する命令を出しますが、民衆の心はもはや取り戻せません。民衆は街頭に繰り出し、黒幕の処罰を要求します。林樵松(リン・チャオソン)は民衆を鎮圧しようとしますが、民衆の抵抗は激化します。
魏若來(ウェイ・ルオライ)の決断
この混乱の中、徐諾(シュー・ヌオ)は再び魏若來(ウェイ・ルオライ)に会い、共産党への参加とソビエト地区への移動を勧めます。魏若來(ウェイ・ルオライ)は共産党について詳しく知りませんが、腐敗した南京政府に失望しており、沈図南(シェン・トゥナン)がソビエト地区の銀行調査報告書を完成させた後に決断することを約束します。しかし、沈図南(シェン・トゥナン)もまた苦境に立たされます。魏若來(ウェイ・ルオライ)の事件に連座して中央銀行での仕事が危うくなり、林樵松(リン・チャオソン)は警備司令部の名目で彼を逮捕しようとします。
運命の岐路
魏若來(ウェイ・ルオライ)は沈図南(シェン・トゥナン)を守るため、自らを犠牲にして罪を被ります。林樵松(リン・チャオソン)は容赦なく彼を刑場に連行しますが、虞世清(ユー・シーチン)は沈図南(シェン・トゥナン)の懇願を受け、宋大姐を通じて魏若來(ウェイ・ルオライ)の救出を試みます。しかし、林樵松(リン・チャオソン)の冷酷さはその希望を打ち砕きます。魏若來の運命は、銃口の下に置かれることになってしまいました。
次回予告
魏若來は命を落とすのか?沈図南(シェン・トゥナン)は真実を暴くことができるのか?そして、徐諾(シュー・ヌオ)は共産党への参加を決意するのか?次回、第29話「最後の戦い」をお楽しみに!
第28話の感想
第28話は、衝撃的な展開と緊迫したストーリーが印象的な回でした。魏若來が沈図南(シェン・トゥナン)と対峙するシーンは、二人の葛藤と信念の違いが克明に描かれていて、見ていて胸が締め付けられました。また、徐諾(シュー・ヌオ)が真実を世に問うために奔走する姿は、彼女の正義感と勇気を強く感じさせました。
一方で、林樵松(リン・チャオソン)ら仮動勢力の冷酷さと民衆の怒りは、当時の中国が抱えていた社会問題を浮き彫りにしています。魏若來の運命は不透明ですが、次回の展開が気になります。
つづく