追風者~金融界の夜明けへ~ 第9話 あらすじ/ネタバレ
林樵松(リン・チャオソン)と宋美娟(ソン・ビジュエン)の愛
林樵松(リン・チャオソン)と歌手の宋美娟(ソン・ビジュエン)は深い愛情で結ばれている。しかし、美娟は樵松が危険な仕事をしていることを心配し、別の仕事をして穏やかな生活を送るように説得する。しかし、樵松は野心家で、出世することを夢見ている。美娟は樵松の決意を受け入れざるを得ない。
沈図南(シェン・トゥナン)の改革
南京政府の財政部は大きな改革に乗り出す。宋部長は沈図南(シェン・トゥナン)を中央銀行の全権代理に任命し、関税保管権の改革を託す。沈図南(シェン・トゥナン)は魏若來(ウェイ・ルオライ)に銀行界と商界の情報を収集させ、黄従匀(ホワン・ツォンユン)に銀行の現場で突発事態に備えさせる。
通商銀行の乗っ取り
通商銀行が乗っ取られた後、虞世清(ユー・シーチン)は張鳴泉(チャン・ミンチュエン)を香港上海銀行の要職に推薦する。しかし、関税保管権が失われることで、彼らの資金繰りが悪化し、外資の利益にも影響が出ることが判明する。虞世清(ユー・シーチン)は張鳴泉(チャン・ミンチュエン)に沈図南(シェン・トゥナン)と正面から対決するよう促す。
学生運動と沈図南(シェン・トゥナン)の決意
学生たちが中央銀行の不正に抗議し、デモが発生する。沈図南(シェン・トゥナン)は腐敗勢力と戦い抜く決意を固め、家族の安全にも気を配る。
張鳴泉(チャン・ミンチュエン)の抗議と黄従匀(ホワン・ツォンユン)の対応
張鳴泉(チャン・ミンチュエン)は沈図南(シェン・トゥナン)に抗議するため、中央銀行に押し寄せる。黄従匀(ホワン・ツォンユン)は冷静に対応し、最終的には張鳴泉(チャン・ミンチュエン)を逮捕する。
魏若來(ウェイ・ルオライ)の説得と江(ジャン)叔の条件
沈図南(シェン・トゥナン)は魏若來(ウェイ・ルオライ)と共に、甬城銀行の大株主である江(ジャン)叔を訪問する。魏若來(ウェイ・ルオライ)は関税改革のメリットを説明し、江(ジャン)叔の支持を取り付ける。しかし、江(ジャン)叔は政府が銀行を戦争に巻き込まないことを条件とする。
魏若來(ウェイ・ルオライ)と張鳴泉(チャン・ミンチュエン)の遭遇
夜道で魏若來(ウェイ・ルオライ)は張鳴泉(チャン・ミンチュエン)と遭遇する。過去の恨みから、魏若來(ウェイ・ルオライ)は張鳴泉(チャン・ミンチュエン)を襲撃し、懐中時計を奪う。時計はホームレスに拾われる。その直後、斧頭幫の老大である钱少良(チェン・シャオリアン)が現れ、魏若來(ウェイ・ルオライ)を家に送る。
沈図南(シェン・トゥナン)と虞世清(ユー・シーチン)の駆け引き
沈図南(シェン・トゥナン)は蘇辞書(スー・ツーシュー)と共に虞家の宴会に出席する。虞 (グ)夫人は蘇辞書(スー・ツーシュー)を映画界に引き入れようとし、虞世清(ユー・シーチン)は沈図南(シェン・トゥナン)を自分の陣営に引き込もうとする。沈図南(シェン・トゥナン)は表面上は従うが、内心では警戒している。
林樵松(リン・チャオソン)の怒りと決意
林樵松(リン・チャオソン)は張鳴泉(チャン・ミンチュエン)が宋美娟(ソン・ビジュエン)に絡んでいることを知り、怒りを爆発させる。しかし、張鳴泉(チャン・ミンチュエン)がすでに襲われていることを知り、その場を去る。
各勢力の思惑
各勢力がそれぞれの思惑を抱え、闇躍する。大きな嵐が近づいている。
第9話感想
第9話は、物語が大きく動き出した回でした。沈図南(シェン・トゥナン)は関税保管権の改革を進め、張鳴泉(チャン・ミンチュエン)はそれに抵抗する。また、学生運動が激化し、社会は混乱状態に陥る。そんな中、各勢力がそれぞれの思惑で動き、今後の展開がますます気になるところです。
特に印象的だったのは、魏若來(ウェイ・ルオライ)と張鳴泉(チャン・ミンチュエン)の対決シーンです。魏若來(ウェイ・ルオライ)は過去の恨みから張鳴泉を襲撃し、懐中時計を奪う。このシーンは、二人の因縁の深さを物語っており、今後の展開にも大きな影響を与えそうです。
また、沈図南(シェン・トゥナン)と虞世清(ユー・シーチン)の駆け引きも見どころでした。虞世清(ユー・シーチン)は沈図南(シェン・トゥナン)を自分の陣営に引き込もうとするが、沈図南(シェン・トゥナン)は表面上は従うものの、内心では警戒している。二人の知略がぶつかり合う様子は、手に汗握る展開でした。
つづく