長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第1話 あらすじ/ネタバレ

大栄王朝は、僅か2代で内憂外患に苦しむ、風雨飘摇の時代を迎えていました。黄河沿岸では洪水が猛威を振るい、人々は苦しんでいます。国境では敵が虎視眈々と、そして国内では13州の節度使がそれぞれに力を持ち、朝廷の権威は衰退し、国庫は空っぽです。

そんな中、皇帝は窮地を脱するために、ある計略を企てます。それは、公主を江南一の富豪である顧家の息子・顧九思(グー・ジウスー)に嫁がせ、莫大な財産を手に入れるというものでした。

物語は、春の始まりであるにも関わらず、徉州に珍しい大雪が降るところから始まります。顧家の当主・顧朗華(グー・ランホワ)は、梁(りょう)王の使者が風雪と濃霧のため長風渡の渡口で足止めされ、徉州に到著できないという急報を受けます。

一方、顧九思(グー・ジウスー)は徉州で有名な遊び人として知られており、友人である陳尋らと学を逃れ、蘭咲坊で遊興にふけっていました。そんな中、柳家の布商の娘である柳玉茹(リウ・ユールー)は、病に倒れた母親の治療費を工面するため、白狐の裘を質入れしようとしますが、継母である月 (ユエ)姨娘にすでに顧九思(グー・ジウスー)に安く売られてしまったことを知ります。

雪の中、柳玉茹(リウ・ユールー)は侍女の印紅(インホン)蒙と共に蘭咲坊を訪れますが、門前払いされてしまいます。辛抱強く待った後、ようやく顧九思(グー・ジウスー)一行が出てきたところ、印紅(インホン)は顧九思(グー・ジウスー)を葉世安(イエ・シーアン)の侍女と勘違いしてしまいます。顧九思(グー・ジウスー)は、父親からよく比較される葉世安(イエ・シーアン)を嫌っており、柳玉茹(リウ・ユールー)に対しても無礼な態度を取り、葉世安(イエ・シーアン)に対する好みを公の場で尋ねます。柳玉茹(リウ・ユールー)は恥辱を感じ、顧九思(グー・ジウスー)の遊び人としての本性を責めます。

しかし、顧九思(グー・ジウスー)は柳玉茹(リウ・ユールー)の柳家での苦境を知ると、彼女を憐れみ、下人に白狐の裘を取り戻すように命じます。しかし、その裘はすでに寒風の中で震える物乞いに与えてしまっていたのです。この行為は、顧九思(グー・ジウスー)が決して冷酷な人間ではないことを示しています。

その後、柳玉茹は母親の説得にもかかわらず、葉老夫人の生誕茶会に出席することを決意します。茶会では、女性たちが高価な贈り物を競う中、柳玉茹は女将軍の勇姿を描いた絵を披露し、武将の家係である葉老夫人・梁青玉(リャン・チンユー)の目に留まります。一方、葉家の娘である葉韻(イエ・イン)は、顧九思(グー・ジウスー)との縁談に不安を感じており、柳玉茹は彼女のために、顧九思に自ら破談させる計画を立てます。

しかし、この計画は葉家に忍び込んだ顧九思に偶然聞かれてしまい、彼は怒って姿を消します。この出来事の後、顧九思は柳玉茹に対する見方が大きく変わり、表面上は穏やかだが、実際には腹黒い女性だと考えます。柳玉茹もまた、月 (ユエ)姨娘から罰を受けますが、葉老夫人が現れて彼女を守り、彼女の賢さを称賛します。葉老夫人は、柳玉茹に玉の腕輪を贈り、葉世安(イエ・シーアン)が帰ってきたらプロポーズすることを約束します。

一方、陳尋と楊文昌(ヤン・ウェンチャン)は、小さな女の子にからかわれたことに腹を立て、復讐しようとします。顧九思は、柳玉茹を不快にさせようとわざと彼女の前に現れ、二人の関係はさらに複雑になります。胭脂屋で、顧九思の行動は再び柳玉茹の怒りを買います。愛、陰謀、そして成長の物語が幕を開けます。

第1話の感想

大栄王朝という架空の王朝を舞台に、政治的陰謀、身分を超えた愛、そして成長を描いたドラマ『長風渡』の第1話は、視聴者を魅瞭する要素が満載でした。

まず、物語の舞台となる大栄王朝は、内憂外患に苦しむ動乱の時代です。皇帝は国庫を補うために、公主を江南一の富豪である顧家に嫁がせようとしますが、この企みは果たして成功するのでしょうか。

また、顧九思と柳玉茹の出会いは、最悪なものだったと言えます。顧九思は柳玉茹の白狐の裘を奪い、彼女を傷つけます。しかし、顧九思は柳玉茹の苦境を知ると、彼女を憐れみ、裘を取り戻そうとします。この行為は、顧九思の複雑な性格を示唆しています。

一方、柳玉茹は賢く、意誌の強い女性です。彼女は母親の病を治すために、葉老夫人の生誕茶会に出席することを決意します。茶会では、柳玉茹は女将軍の勇姿を描いた絵を披露し、葉老夫人の目に留まります。

葉老夫人は、柳玉茹に玉の腕輪を贈り、葉世安(イエ・シーアン)が帰ってきたらプロポーズすることを約束します。しかし、顧九思は葉家への縁談を破談にするために、柳玉茹に近づきます。

つづく