長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第11話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まる翠明楼は、賑やかな賭場の雰囲気に包まれていました。しかし、表面的喧騒とは裏腹に、闇流が渦巻く賭けが行われていました。顧九思(グー・ジウスー)は柳玉茹(リウ・ユールー)に、この状況を打開する方法を考えてくれるように頼みます。柳玉茹(リウ・ユールー)は彼の意図を理解し、渋々ながら西鳳(シー・フォン)娘子にゲームの続行を促します。

5回目の勝負が始まると、顧九思(グー・ジウスー)は予想外の提案をします。それは、柳玉茹(リウ・ユールー)にサイコロを振らせるというものでした。西鳳(シー・フォン)娘子は少し躊躇しますが、快く承諾します。しかし、運命はどちらにも味方せず、6回目の勝負で顧九思(グー・ジウスー)は再び敗北してしまいます。

連続して負けたにもかかわらず、顧九思(グー・ジウスー)はさらに勝負を続けようと主張します。西鳳(シー・フォン)娘子は、7回目の勝負は取り返しのつかない事態になると悟り、警戒心を強めます。彼女は顧九思(グー・ジウスー)の真意を探ろうとしますが、彼の卓越した賭博の技術で6連敗したことに何か裏があると疑います。サイコロの音を聞いて正確に判断しながらも、わざと間違った選択をする顧九思(グー・ジウスー)の深謀遠慮さに感心します。

最終的に、理性は貪欲に打ち勝ち、西鳳(シー・フォン)娘子は負けを認めました。騒動は収束し、人々は去っていきました。顧九思(グー・ジウスー)と柳玉茹(リウ・ユールー)は、互いに視線を交わして微咲みます。

帰路の馬車の中で、顧九思(グー・ジウスー)は阿玉(あ ぎょく)の正体が悠州節度使範軒(ファン・シュエン)の息子であることを明かします。柳玉茹(リウ・ユールー)は、顧九思(グー・ジウスー)の洞察力に感嘆します。なぜ顧九思(グー・ジウスー)を信頼しているのかと問われると、柳玉茹は心からの言葉をかけ、顧九思は言葉を失い、複雑な感情が胸に去来します。

一方、洛子商(ルオ・ズーシャン)は賭けに勝てなかったものの、顧九思に対する警戒を解いていません。彼は顧九思が並外れた人物であることを理解し、西鳳(シー・フォン)娘子にさらに厳重な指示を出します。

翌日、顧九思、柳玉茹、週燁(シュウ・エキ)は翠明楼に集まり、話し合います。柳玉茹は、顧九思が賭けで点数だけでなく、人心も賭けていたことに気づきます。週燁(シュウ・エキ)は顧九思の才能と見識を高く評価し、3人は月明かりの下で酒を酌み交わし、義兄弟の契りを結びます。

酒が進むにつれて、顧九思は酔った勢いで本音を吐露します。彼は未来への不安と恐怖を初めて口にしますが、柳玉茹を守るという固い決意も示します。柳玉茹は、後悔なくついていくと優しく応えます。

翌朝、柳玉茹は江柔(ジャン·ロウ)に顧家と一緒に徉州を離れる決意を伝え、新たな住まいを提案します。顧九思は郷試を受けるため、家族全員が彼の合格を祈願します。しかし、彼はその隙をついて姿を消し、咲い声と家族の困惑を残します。

顧朗華(グー・ランホワ)は表面上は息子を叱責しますが、内心では期待に胸を膨らませていました。江柔(ジャン·ロウ)は、顧九思を励ますようにと優しく諭します。吉兆を願って、家族は連日及第糕を用意しますが、顧九思は食べ飽きていても、家族の愛情と期待をひしひしと感じていました。

ついに、家族に見送られながら、顧九思は試験場へと向かいます。心には不安と決意が入り混じっていますが、彼はこの戦いが自分だけでなく、自分を期待する人々のためのものであることを知っていました。

長風渡 第11話 感想

第11話は、緊迫感と感動が入り混じった非常に内容の濃い回でした。顧九思の卓越した賭博の技術と洞察力、柳玉茹の揺るぎない信頼、そして顧九思の未来への不安と決意が描かれ、視聴者の心を揺さぶりました。

特に印象的だったのは、顧九思と柳玉茹の心の交流です。顧九思が柳玉茹に自分の弱みを見せたシーンは、二人の絆の深さを改めて感じさせられました。また、顧九思の家族とのやり取りも微咲ましく、家族の温かさが伝わってきました。

つづく