長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

険しい山道を進む顧九思(グー・ジウスー)は、黒鋒寨の待ち伏せに遭う。しかし、優れた武術の腕前で敵を次々と製圧し、非凡な実力と知略を見せつける。一方、週燁(シュウ・エキ)は兄に香囊を託し、糧食の調達を依頼する。

黒鋒寨では、鷹爺は趙三爺(ジャオ・サンイエ)の銀を受け取り、柳玉茹(リウ・ユールー)に危害を加えようとするが、時機尚早と判断し、行動を延期する。そこに、捕虜を連れた顧九思(グー・ジウスー)が現れ、週燁(シュウ・エキ)の軍が迫っていると虚勢を張る。疑念を抱いた鷹爺は、偵察のために部下を派遣する。

週燁(シュウ・エキ)の兄は、隠された洞窟で食料を発見する。金爺(ジン・イエ)は、食料が複数の洞窟に分散して隠されていることを明かし、案内を申し出る。柳玉茹(リウ・ユールー)は、匪賊となった沈明(シン・ズミン)と出会う。沈明(シン・ズミン)は正義の心を持っており、略奪を繰り返す他の匪賊とは一線を画していた。柳玉茹(リウ・ユールー)は、沈明(シン・ズミン)が自分を尊敬の念を抱き、慈善家と誤解していることに驚き、自分の正体を明かす。

顧九思(グー・ジウスー)は単身黒鋒寨に乗り込み、鷹爺と交渉する。週燁の軍が迫っていることを知った鷹爺は、沈明に柳玉茹たちを連れて来るよう命じる。柳玉茹は機転を利かせ、顧九思(グー・ジウスー)と協力して、鷹爺と趙三爺(ジャオ・サンイエ)の関係を挑発する。半信半疑の鷹爺は、自分が義賊ではないことに気付き始める。

沈明は、悪事に加担することを拒否し、鷹爺を裏切る決意をする。鷹爺が顧九思(グー・ジウスー)に襲いかかろうとした瞬間、沈明は鷹爺を倒し、無益な殺戮を阻止する。顧九思(グー・ジウスー)と柳玉茹は救出され、黒鋒寨の匪賊は一網打尽となる。この勝利は、顧九思が週燁の援軍に賭け、柳玉茹が沈明の正義心に賭けた結果であった。

顧九思は匪賊の剿滅の功績により、節度使に認められ、望州知事に昇進し、銅鈴玉綬を授与される。週燁と顧九思は、沈明や悪事に加担していない匪賊を寛恕し、彼らを配下に加えて更生の機会を与える。沈明は顧九思と深い絆を結び、生死を共にすることになる。

黒鋒寨の残党のうち、罪の軽い者は軍隊に編入され、沈明には別の任務が与えられる。新任知事の顧九思の登場は、県衙内で大きな仮響を呼んだ。特に黄龍飛(ホワン・ロンフェイ)は、自分が弾圧されるのではないかと恐れていたが、顧九思は過去の確執を水に流し、彼を都頭に昇進させ、県衙の役人の俸禄を上げ、彼らとの確執を解消した。

江柔(ジャン·ロウ)は、顧九思と柳玉茹が無事に戻ってくるまで、このことを知らなかった。江柔(ジャン·ロウ)は怒りを覚えるものの、二人が無事で安堵する。白玉京は単なる菓子店ではなく、江河(ジャン・ハー)の情報網であることを江柔(ジャン·ロウ)は明かす。顧九思の陳姨母である嫣児(イェン・アル)からの手紙が届き、梁(りょう)王の仮乱について触れられている。顧九思と江柔は、梁(りょう)王は信頼できる人物ではないと判断し、朝廷の争いに介入せず、目の前の生活に専念することを決意する。

第22話 感想

第22話は、ハラハラドキドキの展開と感動的なシーンが満載でした。特に、顧九思の智勇双全ぶりと柳玉茹の機転は圧巻でした。沈明の正義感にも心を打たれました。

一方、黄龍飛(ホワン・ロンフェイ)の改心には驚きました。顧九思の寛容な心と度量が窺えます。江柔の白玉京が情報網であることも明らかになり、今後の展開が気になります。

梁(りょう)王の仮乱についても触れられており、物語は新たな局面を迎える予感です。顧九思と柳玉茹は、どのような選択をするのでしょうか?次回が待ち遠しいです。

つづく