長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第26話 あらすじ/ネタバレ

悠州城内、権力の移譲

悠州城内では、ひっそりと権力の移譲が行われていました。周イエ (ジョウ・イエ)将軍は顧九思(グー・ジウスー)の才能と決意を深く理解しており、悠州の兵権を彼に託しました。兵士たちの疑問に、周イエ (ジョウ・イエ)は顧九思(グー・ジウスー)が惜しみなく資金を提供し、柳玉茹(リウ・ユールー)が苦労して軍糧を調達したという偉業を語ります。この言葉に、兵士たちは敬意を表し、異議を唱える者は一人もいませんでした。周イエ (ジョウ・イエ)は、顧九思(グー・ジウスー)が正式に悠州の防衛を引き継いだことを象徴するように、佩剣を彼に渡しました。

範玉(ハン・ユー)の離脱と緊張の高まり

範玉(ハン・ユー)が去った後、顧九思(グー・ジウスー)と葉世安(イエ・シーアン)はすぐに緊張した城の防衛準備に取りかかりました。しかし、準備を進めていると、戸籍を担当する内務官の王(ワン)簿曹と楊司倉が行方不明になっていることが判明します。二人は急いで先賢祠に向かいますが、祠内では泣き声が響き渡っていました。普段は聖人君子を気取っている文人たちが、責任を逃れるために自殺を選び、葉世安(イエ・シーアン)を道連れにしようとさえしていました。葉世安(イエ・シーアン)は激怒し、臆病で無能、墨守成規の者たちを痛烈に批判します。彼らはようやく目を覚まし、それぞれの役割を果たすために自分の岗位に戻りました。

梁(りょう)王軍の侵攻と顧九思(グー・ジウスー)の策略

梁(りょう)王の大軍が悠州に迫り、10万の兵士が黒雲のように押し寄せました。顧九思(グー・ジウスー)と葉世安(イエ・シーアン)は兵士たちを率いて抵抗します。城内では、柳玉茹(リウ・ユールー)も忙しく動き回っていました。彼女は葉韻(イエ・イン)を連れ帰るだけでなく、家を失った弱い女性たちのことも気にかけており、彼女たちを安全な場所に避難させました。顧九思(グー・ジウスー)は城外で梁(りょう)王を挑発し、梁(りょう)王を疑心闇鬼に陥れて敵軍の攻撃を遅らせます。夜になると、顧九思(グー・ジウスー)は城壁を強化し、太鼓を打ち鳴らして虚勢を張ることで、梁(りょう)王軍の士気を低下させます。

梁(りょう)王との対峙と突撃

梁(りょう)王が翌日に総攻撃を仕掛ける準備をしていると、顧九思(グー・ジウスー)と沈明(シン・ズミン)は夜を利用して奇襲を仕掛け、梁(りょう)王を不意打ちにします。梁(りょう)王は捕らえられそうになり、率いる兵士が嫡妃の親戚である顧九思(グー・ジウスー)であることを知ります。翌朝、梁(りょう)王は顧九思を城外に呼び出して、彼の真意を探ろうとします。顧九思は梁(りょう)王の意図を理解しており、沈明(シン・ズミン)と共に梁(りょう)王の誘いに応じます。梁(りょう)王の脅迫と誘惑に、顧九思は怯むことなく仮論し、梁(りょう)王を怒らせながらも、梁(りょう)王は何もできません。

東都からの知らせと新たな展開

その頃、東都では太子が殺害されたという知らせが届きます。週将軍は東都を完全に製圧するために全軍で攻撃することを主張しますが、それは望都への迅速な援軍が送れなくなることを意味していました。範軒(ファン・シュエン)が躊躇していると、周イエ (ジョウ・イエ)が範玉(ハン・ユー)を連れて駆けつけ、戦局に新たな変数を持ち込みます。一方、莫老頭は趙三爺(ジャオ・サンイエ)の救命の恩に感謝し、混乱の中で彼を救い出しますが、趙三爺(ジャオ・サンイエ)は頑固なままであり、後悔する様子はありません。

第26話の感想

第26話では、悠州城の攻防戦が描かれ、緊張感あふれる展開となりました。顧九思と葉世安(イエ・シーアン)の活躍が目立ち、特に顧九思の策謀は梁(りょう)王を翻弄し、悠州の危機を救いました。また、柳玉茹(リウ・ユールー)の献身的な姿も印象的でした。

一方で、文人たちの弱腰ぶりや趙三爺(ジャオ・サンイエ)の頑固さは残念な点でした。しかし、莫老頭の行動には感動させられました。

つづく