長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第35話 あらすじ/ネタバレ

皇宮

病床に伏せる皇帝は、完成間近の大ダムと、柳玉茹(リウ・ユールー)と顧九思(グー・ジウスー)の再会を心待ちにしていた。忠臣・週高朗(ジョウ・ガオラン)は、皇帝の寝宮に踏み込み、太子・範玉(ハン・ユー)の召還の真意を問いただした。週高朗(ジョウ・ガオラン)は、範玉(ハン・ユー)の不品行を指摘し、太子にふさわしくないと進言する。激怒した皇帝は、範玉(ハン・ユー)が唯一の血縁であることを告げた。

週高朗(ジョウ・ガオラン)は、範玉(ファン・ユー)の悠州での不祥事を列挙し、太子に代わる賢人を範氏宗族から選ぶべきだと主張した。皇帝は苦悩の末、週高朗の言葉を認め、週高朗を北疆に派遣することを許した。この出来事で、皇帝と週高朗の間に深い溝が生まれた。

試玉軒

顧九思(グー・ジウスー)は資金調達のため、木南(ムーナン)と共に試玉軒を訪れた。木南(ムーナン)は、試玉軒の胭脂が花容と酷価していることに気づき、疑念を抱いた。柳玉茹(リウ・ユールー)は、時期尚早であることを考慮し、顧九思(グー・ジウスー)との面会を替え玉に任せた。

昱州前線

朝堂を離れた週高朗は、昱州で指揮を執っていた。勝利を目前にしても、週高朗は民の生活を守るため、追撃を諦めた。この決断は、秦婉之(チン・ワンジー)ら多くの将兵の尊敬を集めた。

都城

葉世安(イエ・シーアン)は、庫銀事件で汚職官僚を摘発し、吏部尚書に昇進した。葉韻(イエ・イン)は、彼女の薬で多くの兵士を救い、「翰林医仙」の称号を授与された。

朝堂

洛子商(ルオ・ズーシャン)は、顧九思(グー・ジウスー)の召還と官職復帰を提案した。皇帝はこれを受け入れ、顧九思(グー・ジウスー)を左相に任命した。洛子商(ルオ・ズーシャン)は「侍疾」の名目で権力を失い、江河(ジャン・ハー)によって解放された。

黄河大坝完成

大ダムの完成と共に、柳玉茹(リウ・ユールー)は姿を現し、顧九思(グー・ジウスー)と共に大夏を支える柱石となった。再会を喜ぶ二人と、揺るぎない信念は、大ダムのように堅固で、国と民の安寧を守る。朝堂は変化するが、彼らの心は常に一つであった。

第35話の感想

第35話は、物語の展開が大きく動く重要なエピソードでした。週高朗の皇帝への直言、顧九思の資金調達、葉世安(イエ・シーアン)の活躍など、それぞれのキャラクターが自身の役割を果たし、物語を前進させています。

特に印象的なのは、週高朗の皇帝への進言です。彼は太子・範玉(ファン・ユー)の不品行を指摘し、太子にふさわしくないと主張しました。忠臣として、自身の命を顧みず、皇帝に真実を伝えようとする姿は感動的です。

また、顧九思と柳玉茹の再会も感動的でした。柳玉茹は時期尚早であることを考慮し、替え玉に任せたものの、顧九思との再会を心待ちにしていました。ついに再会を果たした二人は、揺るぎない信念と共に、大夏を支える柱石となりました。

つづく