長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第36話 あらすじ/ネタバレ
黄河大坝の建設がついに完成し、木南(ムーナン)の涙が歴史的な瞬間を目撃しました。新たな章の始まりを告げる鍾が鳴り響きます。
謎めいた女性、柳玉茹(リウ・ユールー)は夫である顧九思(グー・ジウスー)の前に姿を現し、衝撃の事実を明かします。彼女は、試玉娘子として顧九思(グー・ジウスー)を陰ながら支えてきた人物だったのです。紅色の化粧箱を手に、顧九思(グー・ジウスー)の背後にそっと現れた柳玉茹(リウ・ユールー)。その瞬間、誤解と想いは涙と喜びの海へと溶け合います。
実は、顧九思(グー・ジウスー)が黄河大坝建設を成し遂げたのは、柳玉茹(リウ・ユールー)が莫大な資金を提供していたからでした。3年間、彼女は顧九思(グー・ジウスー)を支え続け、国の繁栄に貢献したのです。
顧九思(グー・ジウスー)は、柳玉茹(リウ・ユールー)の生存を知り、喜びを抑えきれませんでした。3年間の月日は、彼らにとって長くも短くも感じられ、互いへの想いが募るばかりでした。
この感動的な再会は、実は陛下の思惑によって仕組まれたものでした。顧九思(グー・ジウスー)は、3年間も陛下を誤解していたことに気づき、複雑な心境に陥ります。柳玉茹(リウ・ユールー)は、陛下から若い世代への期待と託宣を伝え、大夏国の未来を堂々と歩み、輝かしい未来を切り開いてほしいと願います。
一方、洛子商(ルオ・ズーシャン)は闇躍を続けていました。彼らは、試玉娘子の正体が徉州出身の若い女性であり、白玉京の実権を握っていることを突き止めます。さらに衝撃的な事実が明らかになります。柳玉茹の棺は空だったのです。これは、彼女が偽の死を遂げて、人々を欺いていたことを意味します。
永州では、顧九思(グー・ジウスー)と柳玉茹が共同で勅命を受けます。顧九思(グー・ジウスー)は左相に任命され、百官を統率する重責を担います。柳玉茹は功績を認められ、免死金牌を賜ります。しかし、東都の情勢は不穏な空気に包まれていました。
週高朗(ジョウ・ガオラン)の出徴前夜、範軒(ファン・シュエン)は範軒(ファン・シュエン)を訪れますが、冷たくあしらわれてしまいます。2人の溝は深まり、修復不可能なほどになっていました。範軒(ファン・シュエン)の憂鬱と病は、皇位継承の危機を予感させます。
範玉(ハン・ユー)は東都に帰還しますが、父である範軒(ファン・シュエン)に嘘をつき、悠州での放蕩を隠そうとします。洛子商(ルオ・ズーシャン)は激怒し、範玉(ハン・ユー)の裏切りに憤慨します。範軒(ファン・シュエン)は失望し、皇太子廃位の決断を下し、大夏の未来を週高朗(ジョウ・ガオラン)に託します。
病床の範軒は、範玉(ハン・ユー)に真実を告白させ、西鳳(シー・フォン)娘子を連れてきます。範軒の寛容さに感動する範玉(ハン・ユー)でしたが、父が皇位を週高朗(ジョウ・ガオラン)に譲位するという決断に衝撃を受けます。範玉(ハン・ユー)は、なぜ自分が皇位を継承できないのかと父に詰め寄りますが、範軒は、未来の範玉(ファン・ユー)は富貴を享受するだけで、皇権の重圧を負う必要はないと告げます。これは、父と子の愛情と、権力と責任の継承を描いた感動的なシーンです。
物語が進むにつれて、大夏の未来は徐々に明らかになり、顧九思(グー・ジウスー)と柳玉茹の愛は、嵐の後に訪れた晴れやかな空のように輝きを増していきます。
第36話の感想
第36話は、感動と衝撃が入り混じった、まさにドラマチックな展開でした。特に印象深かったシーンをいくつか挙げたいと思います。
- 柳玉茹が顧九思の前に姿を現し、試玉娘子として彼を支えていたことが明らかになったシーン。3年間の誤解が解け、2人の喜びが伝わってきました。
- 柳玉茹が陛下からの託宣を伝え、若い世代への期待と未来への希望を語ったシーン。大夏国の未来を背負う若者たちの勇姿が目に浮かぶようでした。
- 範軒が病床で範玉(ファン・ユー)に真実を告白し、皇位を週高朗(ジョウ・ガオラン)に譲位するという決断を下したシーン。範軒の苦悩と決意が伝わってくる、胸が締め付けられるようなシーンでした。
- 顧九思と柳玉茹の愛が、嵐の後に訪れた晴れやかな空のように輝きを増していくシーン。困難を乗り越えた2人の絆の深さを感じさせました。