長風渡~あなたと綴る、運命の縁~ 第9話 あらすじ/ネタバレ

賑やかな徉州の街で、柳玉茹(リウ・ユールー)と週燁(シュウ・エキ)は立ち去ろうとした瞬間、再び王栄(ワン・ロン)の妨害に遭う。王栄(ワン・ロン)の軽薄な言葉に激怒した柳玉茹(リウ・ユールー)は、思わず彼を平手打ちする。しかし、王栄(ワン・ロン)の護衛が週燁(シュウ・エキ)を拘束し、柳玉茹(リウ・ユールー)に対して嫌がらせを始める。その危機的状況に、顧九思(グー・ジウスー)が親友2人を連れて現れ、瞬く間に形勢を逆転させた。顧九思(グー・ジウスー)は柳玉茹(リウ・ユールー)を守るという約束を守り、容赦なく王栄(ワン・ロン)の足を棍棒で打つ。それは王栄(ワン・ロン)への罰であると同時に、週囲の人々への警告でもあり、今後柳玉茹(リウ・ユールー)を軽視しないよう戒めるものであった。

狼狽した王栄が去った後、柳玉茹はまず無実の罪を著せられた週燁(シュウ・エキ)に心から謝罪する。週燁(シュウ・エキ)は寛大な性格で、このことを気にすることなく、むしろ柳玉茹の境遇に同情する。帰路、柳玉茹は沈黙し、顧九思(グー・ジウスー)は彼女が怒っていると思い込む。しかし、柳玉茹の心には、これまでにない感動が湧き上がっていた。それは、初めて誰からも理由を問われずに守ってもらえたという経験だった。顧九思(グー・ジウスー)がなぜ自分にそんなに親切にしてくれるのかという問いに、彼は冗談半分で彼女を「兄弟」と呼び、言葉にはできない想いを吐露する。

顧家に帰ると、江柔(ジャン·ロウ)の母親は柳玉茹を気遣い、必ず彼女のために公正な裁きを受けさせると誓う。顧九思(グー・ジウスー)が王栄の足を折ったことを知った江柔(ジャン·ロウ)は、息子の衝動的な行動を心配しつつも、事の次第を理解し、彼を仏堂で仮省させることにする。柳玉茹は自分が原因でこのような事態になったことを深く仮省し、顧九思(グー・ジウスー)と一緒に仏堂で罰を受けることを申し出る。江柔(ジャン·ロウ)はこれを機に、2人に時局の不安定さ、皇帝の病状、東都の微妙な情勢を伝え、行動には慎重になるよう注意を促し、顧家の長老たちに迷惑をかけないようにと諭す。

顧九思(グー・ジウスー)は王家が簡単に諦めないと予想し、後顧の憂いを絶つために自ら王家に出向いて謝罪することにする。しかし、途中で王家父子と遭遇し、大通りで激しい口論が始まる。王善泉(ワン・シャンチュエン)は顧家の権力を利用して圧力をかけようとするが、江柔(ジャン·ロウ)は礼儀正しく対応し、一歩も引かずに王家に付け入る隙を与えない。そんな中、顧九思(グー・ジウスー)が機転を利かせ、王栄の狡猾な言い訳を次々と論破し、柳玉茹への狼藉を暴き出す。週燁(シュウ・エキ)もタイミングよく現れ、法に基づいて鞭打ち20回の刑を提案する。顧九思(グー・ジウスー)は率先して鞭を振るい、王栄に謝罪を強要する。その様子は息を呑むほど緊迫していた。

最終的に、王栄は顧九思(グー・ジウスー)の威圧に屈して謝罪するが、顧九思は体力の限界に達し、血を吐いて倒れてしまう。顧家に連れ戻された顧九思は、強靭な肉体と武術の腕前のおかげで、徐々に回復していく。江柔(ジャン·ロウ)は週燁の助けに感謝し、週燁も顧九思の侠気ある行動に感銘を受け、彼との親交を深めたいと考える。柳玉茹は顧九思の病床で献身的に看病し、彼が回復したら週燁を招いて感謝の宴を開こうと提案する。夜が更け、柳玉茹は顧九思の部屋に泊まり、困難を共に乗り越えることを決意する。2人の心は、いつの間にか近づいていく。

第9話の感想

第9話は、怒涛の展開と感動のシーンが満載の回でした。柳玉茹に対する王栄の横暴な行為に、顧九思が颯爽と現れ、彼女を救う姿は痛快そのものでした。また、柳玉茹が顧九思の優しさに心動かされる様子も丁寧に描かれており、2人の関係が今後どのように発展していくのか期待が高まります。

特に印象に残ったのは、顧九思が王栄に一喝するシーンです。王栄の卑劣な言い訳を論破し、彼に謝罪を強要する姿は、まさにヒーローそのものでした。また、顧九思が体力の限界に達して倒れてしまうシーンも、彼の正義感の強さを物語るものでした。

つづく