ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ 第1話 あらすじ/ネタバレ

人生には、忘れられない瞬間がいくつかある。桑稚(チャオ・ルースー)にとって、段嘉許との出会いは、運命の出会いだった。

中学時代、活発だった桑稚(チャオ・ルースー)は、授業中にいたずらをして、先生に親を呼ぶよう言われてしまう。母は2週間で2度も学校に来ることになり、桑稚(チャオ・ルースー)は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。放課後、桑稚(チャオ・ルースー)は兄の桑延に助けを求めようとするが、電話に出てもらえなかった。

家に帰ると、桑延が帰ってきたことを知る。桑稚(チャオ・ルースー)は嬉しくなり、スイカを持って兄の部屋へ行くが、そこで見知らぬ男性と遭遇する。その男性は段嘉許、桑延のルームメイトだった。段嘉許の優しい顔立ちに、桑稚(チャオ・ルースー)は整形手術をしたのかと勘違いしてしまう。誤解から兄妹喧嘩が始まるが、段嘉許の仲裁で場は収まる。

親の面談を控えた桑稚は、再び桑延に助けを求めるが断られてしまう。そこで、段嘉許に兄のふりをして面談に出席してもらうよう頼み込む。最初は戸惑う段嘉許だったが、桑稚の涙を見て承諾する。段嘉許は急いでバイトに向かうが、桑稚の必死さに心を打たれ、面談に出席することを約束する。

時は経ち、桑稚は高校2年生になった。ある日、桑延が父親の車を使って荷物を運ぶために、桑稚の学校に近いキャンパスに引っ越してくる。桑延のルームメイトの荷物を運ぶことになり、桑稚は手伝いを申し出る。両親の説得もあり、桑延は渋々承諾する。

午後、桑稚は父親の車と段嘉許の姿を見る。数年ぶりの再会に、段嘉許は桑稚の成長に驚き、桑稚は恥ずかしそうに段嘉許のキツネのぬいぐるみを抱きしめる。

段嘉許の部屋では、ルームメイトたちが桑稚に好奇心を示すが、桑延に追い出される。段嘉許は桑稚を自分の隣に座らせ、妹扱いする。桑稚は不満を漏らすものの、段嘉許の優しさに抗うことができない。

夜、皆で鍋を食べに行くが、段嘉許はバイトのため同行できない。段嘉許は、キツネのぬいぐるみを桑稚にプレゼントする。それはイベントの景品であり、彼女からのものではないと説明する。

キツネのぬいぐるみと段嘉許の本を持って、桑稚は嬉々として家に帰る。段嘉許と過ごす時間を増やすため、桑稚はわざとノートを段嘉許の部屋に忘れる。そして、翌朝に桑延の携帯から段嘉許に連絡して、作文を手伝ってもらう約束をする。

桑稚は興奮しながら目覚ましを5時半にセットし、キツネのぬいぐるみを抱いて眠りにつく。翌朝、桑稚は期待に胸を膨らませ、駅で段嘉許を待つ。不安と期待が入り混じった気持ちは、中学2年生のあの日と同じだった。

第1話の感想

『ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ』第1話は、桑稚と段嘉許の出会いと、二人の関係が徐々に近づいていく様子が描かれていて、とてもキュンキュンしました。

桑稚は活発で可愛らしい女の子で、段嘉許は優しくて頼りがいのある男の子です。二人のやりとりは自然で、見ていて微咲ましくなります。特に、桑稚が段嘉許に兄のふりをして面談に出席してもらうよう頼み込むシーンは、ドキドキハラハラしました。

また、第1話では、桑稚と段嘉許だけでなく、桑延や桑稚の両親など、個性豊かなキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターが物語に深みを与えていて、今後の展開が楽しみです。

つづく