ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ 第17話 あらすじ/ネタバレ

木漏れ日がキャンパスの小道を彩る中、桑稚(チャオ・ルースー)は機上に突っ伏し、睡気を堪えながら勉強に励んでいた。そんな彼女に、段嘉許がそっと近づき、いたずらっぽく頬をつつく。驚いた桑稚(チャオ・ルースー)は顔を上げ、頬を赤らめながら彼を睨みつける。

「何をしているんだ?」と段嘉許はわざと無邪気なふりをして尋ねる。桑稚(チャオ・ルースー)は仮論しようとしたが、なぜか彼の頬に軽いキスをしてしまう。そして、「これって、私が承諾したわけじゃないんだから!」と慌てて言い訳をする。その言葉には、戸惑いと隠しきれない甘さが混ざっていた。

段嘉許は、桑稚(チャオ・ルースー)の気持ちを理解したかのように、満面の咲みを浮かべる。授業の後、2人は大学の林道を散歩していると、江铭(ジャン・ミン)がバスケットボールの試合中に足首を捻挫してしまう。汪若兰(ワン・ルオラン)はすぐに駆け寄り、江铭(ジャン・ミン)を気遣う様子に、週囲の人々も彼女の深い愛情を感じ取る。

江铭(ジャン・ミン)の怪我のため、段嘉許は急遽試合に出場することになる。彼の華麗なプレーは、多くの女子学生の視線を釘付けにする。一方、桑稚(チャオ・ルースー)は夏休みが近づき、進路に迷いを感じていた。そこで、兄の桑延にメッセージを送り、学校でインターンをしたいと相談する。しかし、桑延は妹が恋のために残ろうとしているのではないかと心配し、厳しく帰省を命じる。

一方、汪若兰(ワン・ルオラン)は江铭(ジャン・ミン)に献身的に尽くし、薬を届けるなどの細やかな気遣いを見せる。ルームメイトたちは、彼女の江铭(ジャン・ミン)への想いに気づく。そんな中、段嘉許は仕事終わりに桑稚(チャオ・ルースー)からメッセージを受け取る。驚いたことに、彼女はプレゼントと風船を持って彼の前に現れ、誕生日を祝うと宣言する。

段嘉許は、桑稚(チャオ・ルースー)の突然の登場に驚きながらも喜びを隠せない。そして、誰も彼の誕生日を覚えていなかったことを知った桑稚(チャオ・ルースー)は、すぐに桑延にメッセージを送る。しかし、それが思わぬ誤解を招いてしまう。

夕食時、桑稚(チャオ・ルースー)は段嘉許のためにサプライズを企画する。レストランを貸し切り、手作りの長寿麺を用意したのだ。不慣れな手つきで料理をする桑稚(チャオ・ルースー)の姿に、段嘉許は感動を覚える。彼は願い事をし、桑稚(チャオ・ルースー)はそれを察して、彼のすべての誕生日に寄り添うことを約束する。

食事の後、段嘉許は抑えきれない思いを込めて、桑稚(チャオ・ルースー)に純粋なキスをする。この特別な日は、段嘉許の誕生日であるだけでなく、2人の関係がスタートした記念日となった。段嘉許は桑稚に心を開き、母親を亡くし、植物状態の父親の面倒を見ているという辛い過去を打ち明ける。桑稚は同情と心配の気持ちでいっぱいになるが、それでも段嘉許と共に未来を歩んでいきたいという決意を固める。

翌日、桑稚は図書館で勉強しようとしたが、段嘉許は自宅で勉強することを提案する。静かな環境で、美味しい料理も用意してくれるという彼の言葉に、桑稚は今まで感じたことのない安心感を得る。どんな困難があっても、段嘉許がいれば乗り越えていける、と彼女は確信するのだった。

第17話の感想

第17話は、桑稚と段嘉許の恋模様が大きく進展する回でした。桑稚の段嘉許への想いが徐々に明らかになり、段嘉許もまた桑稚に特別な感情を抱いていることがわかりました。2人の関係は、友達以上恋人未満という微妙な状態でしたが、最後のキスシーンでついに恋人同士になりました。

特に印象に残ったのは、桑稚が段嘉許の誕生日を祝うシーンです。桑稚は段嘉許のためにサプライズを企画し、レストランを貸し切って手作りの長寿麺を用意しました。不慣れな手つきで料理をする桑稚の姿は可愛らしく、段嘉許も彼女の気持ちに感動していました。このシーンは、2人の距離が縮まったことを象徴するものでした。

また、段嘉許が桑稚に自分の過去を打ち明けるシーンも印象的でした。彼は母親を亡くし、植物状態の父親の面倒を見ているという辛い過去を語りました。桑稚は同情と心配の気持ちでいっぱいになりましたが、それでも段嘉許と共に未来を歩んでいきたいという決意を固めました。このシーンは、2人の絆が深まったことを示すものでした。

つづく