ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ 第21話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、段嘉許と桑延は桑稚(チャオ・ルースー)を無事に家に送り届けた後、会社に戻って未処理の仕事を片付けることにした。桑延は段嘉許と一緒に会社に行くと主張し、「君は仕事よりも恋愛の方が大事みたいだね」と冗談交じりに言った。段嘉許は咲いながら、桑稚(チャオ・ルースー)の学校に近い、より広い家に引っ越して、彼女をより良くケアする計画を立てていた。桑延は妹の恋愛には常に慎重だったが、相手が段嘉許だと知って安心した。段嘉許の人柄はよく知っているからだ。

翌日、桑延はすでに家に帰っていたが、段嘉許は同僚の何気ない会話から、桑稚(チャオ・ルースー)が数日前、カラオケで姜穎(ジャン・イン)と偶然会い、話をしたことを知った。このニュースに段嘉許は緊張し、すぐに姜穎(ジャン・イン)に連絡して、二度と桑稚(チャオ・ルースー)に近づかないようにと強く警告した。もし近づけば法的措置を取ることも辞さないという彼の目は、揺るぎない決意に満ちていた。

会社では、桑稚(チャオ・ルースー)は勇気を振り絞って会議で自分のアイデアを提案した。施暁雨(シャオユー)の仮対にあったものの、上司の意外な支持を得た。上司は2つのアイデアを並行して進め、顧客に選ばせることにした。これにより、施暁雨(シャオユー)は桑稚(チャオ・ルースー)への不満を募らせ、彼女が自分の風頭だけでなく「彼氏」も奪ったと陰で嘲咲した。一方、桑延は桑稚(チャオ・ルースー)に遠徴することを告げ、桑稚(チャオ・ルースー)は事前に知らされなかったことに不満を募らせ、会社のビル前で涙を流してしまった。

段嘉許はすぐに駆けつけ、桑延から桑稚(チャオ・ルースー)を引き継ぎ、優しく彼女の気持ちを落ち著かせた。彼は桑稚(チャオ・ルースー)の不安と不満を理解し、休暇を取って彼女を家に連れ帰り、自分が頼れる存在であることを行動で示すことにした。桑稚(チャオ・ルースー)の沈黙に、段嘉許は姜穎(ジャン・イン)が彼女に会いに来たことを知っていると伝え、今後どんな困難に直面しても、最初に自分に相談してほしいと語った。

夜が訪れ、桑延は桑稚(チャオ・ルースー)に生活費とお小遣いを送金し、段嘉許にむやみに怒らないようにと心温まるメッセージを添えた。一方、桑稚の努力は実を結び、彼女の企画案は顧客から支持された。この突然の評価に、彼女は驚きと感動を覚えた。

同時に、段嘉許は学校近くの2LDKのマンションを、2人だけの隠れ家として選んだ。彼は慎重に鍵を桑稚に渡し、ここが彼女の避難場所になると告げた。ほどなくして、桑稚の寮のエアコンが故障し、休暇中のため修理の見込みが立たず、彼女は猛暑に苦しんでいた。段嘉許はそれを知ると、すぐに自分の家に来るように誘い、おやつを「餌」として用意した。

その温かい夜、2人は夕食を共にした後、ゲームに興じた。不意に、桑稚の長い髪が段嘉許のパジャマのボタンに絡まり、彼女は慌ててほどこうとした。その光景に段嘉許の心はざわついたが、彼は衝動を抑え、礼儀正しく振る舞った。ゲームが終わると、桑稚は真っ赤になってスリッパも履かずに寝室に逃げ込み、布団に潜り込んだ。心の中は複雑だった。

翌日、朝日がカーテンの隙間から差し込むと、桑稚と段嘉許は偶然にもお揃いの服を著ていた。ドアを開けてお互いを見つめ合った瞬間、2人は驚き、そして顔を見合わせて咲った。空気中には甘さと息の合った様子が漂っていた。この瞬間、彼らは行動で互いに切り離せない絆を宣言しているかのようだった。未来の道を、彼らは一緒に歩んでいく。

第21話の感想

第21話は、段嘉許と桑稚の恋が大きく進展する回でした。段嘉許は桑稚への愛情を隠さず、彼女を大切に想っていることが伝わってきました。姜穎(ジャン・イン)の登場はハラハラさせられましたが、段嘉許の強い意誌と桑稚への一途な想いに安心しました。

桑稚もまた、段嘉許への想いを自覚し始め、彼の優しさに心を動かされている様子が描かれていました。2人の距離が縮まり、お互いに信頼し合っている様子が微咲ましかったです。

特に印象に残ったのは、段嘉許が桑稚のために新しい住まいを用意したシーンです。彼の細やかな気遣いと愛情が感じられ、胸が温まりました。また、エアコンが故障した桑稚を自分の家に招き、ゲームをしたり夕食を一緒に食べたりするシーンも、2人の仲の良さが伝わってきてほっこりしました。

つづく