宮廷の諍い女 第13話 あらすじ/ネタバレ
紫禁城内に喜びと期待の空気が満ち溢れる中、皇帝は沈眉庄の温婉賢淑さを称え、嬪位への昇進を検討します。しかし皇后は、妊娠中の眉荘(びそう)は出産後に封賞した方が良いと進言し、皇帝はその週到な配慮を高く評価します。皇帝は眉荘(びそう)に「恵貴人」の称号を与え、彼女の功績を称えます。
夏の暑さが増す中、妊娠により行動が不便になった眉荘(びそう)は、甄嬛(しんけい)と安陵容(あん・りょうよう)を避暑のために行宮に招待します。甄嬛(しんけい)が一人寂しく過ごすことがないように配慮すると同時に、頼る人のいない安陵容(あん・りょうよう)を気遣ってのことでした。3人は涼しさを楽しみながら、それぞれの思いを交わします。安陵容(あん・りょうよう)は眉荘(びそう)と甄嬛(しんけい)が寵愛を受ける様子を見て、寂しさや劣等感を抱きます。
温宜公主(おんぎこうしゅ)の一歳の誕生日は、後宮全体を喜びに包み、盛大な宴が催されます。生母である曹(そう)貴人と、妊娠中の眉荘(びそう)は宴の主役となり、注目を集めます。病気がちな端(たん)妃妃も破例で出席し、温宜公主(おんぎこうしゅ)を可愛がる様子を見せます。また、甄嬛(しんけい)の温婉さと才気に好感を持ち、2人の間に微妙な絆が生まれます。
宴会の最中、甄嬛(しんけい)は著替えのために席を外し、水辺を散策します。気分転換に靴下を脱ぎ、水辺で足浴をして自由と静寂を楽しみます。しかし、その姿は通りかかった果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)に見られてしまいます。果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)は、彼女が自分が大切にしている肖像画の女性であることに気づき、複雑な感情が込み上げます。一方、甄嬛(しんけい)は果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の放蕩な噂を聞いており、冷淡な態度でその場を去ります。
宴に戻ると、曹(そう)貴人は甄嬛(しんけい)に故純元皇后(じゅんげんこうごう)の得意舞である驚鴻舞を披露するよう求めます。甄嬛(しんけい)が純元皇后(じゅんげんこうごう)を真価て不敬(けい)妃を働いたと見せかけ、失脚させようという魂胆です。突然の要求に動揺した甄嬛(しんけい)ですが、機転を利かせて眉荘(びそう)に琴、安陵容(あん・りょうよう)に歌を依頼します。3人は息の合ったパフォーマンスで危機を乗り越え、皇帝から称賛されます。
しかし、他の妃たちは甄嬛(しんけい)の舞が純元皇后(じゅんげんこうごう)を真価ていると批判します。窮地に陥った甄嬛(しんけい)でしたが、そこに果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)が現れ、笛の演奏で甄嬛(しんけい)の舞に更なる深みを与えます。甄嬛はそれに呼応し、より優雅でダイナミックな舞を披露します。危機を乗り越えただけでなく、皇帝を魅瞭し、曹(そう)貴人の策略は失敗に終わります。
第13話の感想
第13話は、宮廷内の様々な思惑が交錯し、ハラハラドキドキの展開が続く回でした。特に印象に残ったのは、甄嬛の機転と果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の助けによって危機を乗り越えたシーンです。甄嬛の冷静さと果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の機転の良さが光っていました。また、端(たん)妃妃と甄嬛の間に生まれた微妙な絆も興味深かったです。端(たん)妃妃の甄嬛に対する好意が、今後の展開にどのような影響を与えていくのか気になります。
つづく