宮廷の諍い女 第19話 あらすじ/ネタバレ

夜が静かに紫禁城を包み込み、宮廷では闇流が渦巻いていた。甄嬛(しんけい)は心腹を通して、温宜公主(おんぎこうしゅ)の養育権をめぐる真実を皇帝に明かした。皇帝は激怒し、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の横暴な振る舞いを叱責し、温宜公主(おんぎこうしゅ)の養育権を華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃から取り上げ、実母である曹(そう)貴人のもとへ返した。

夜が深まり、甄嬛(しんけい)は沈眉庄を気遣い、彼女の元を訪れた。寵愛を失った沈眉庄は孤独で、皇帝への失望と心寒に暮れていた。甄嬛(しんけい)の訪問は、冬の陽光のように彼女の心を温めた。しかし、帰路で甄嬛(しんけい)は巡邏の侍衛に見つかってしまう。その窮地に果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)が現れ、機転を利かせて甄嬛(しんけい)を助けた。さらに、甄嬛(しんけい)が落とした小像を拾ってくれた果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)に、甄嬛(しんけい)は複雑な思いを抱く。宮中の厳しい掟を意識し、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)との距離を保とうとする。

寝宮に戻った甄嬛(しんけい)は、浣碧(かんぺき)を呼び出し、衝撃的な事実を明かした。二人は異父姉妹だったのだ。突然の真実を受け入れつつも、浣碧(かんぺき)は甄嬛(しんけい)の寛容さに感謝する。甄嬛(しんけい)は長年の姉妹の情を思い、浣碧(かんぺき)の過去の過ちを許し、彼女の願いを葉えることを約束する。浣碧(かんぺき)は涙を流して感謝し、血縁によって生じた溝は消えていった。

その夜、皇帝は皇后の寝宮に泊まるべきだったが、心は甄嬛(しんけい)のもとへ飛んでいた。彼は意味深な同心結を贈り、甄嬛(しんけい)への想いを伝える。直接会うことはできなかったが、甄嬛は皇帝の深い愛情を感じ取った。

一方、皇后は皇帝の行動を知り、警戒心を強める。甄嬛の台頭を無視できず、将来の脅威となることを予感する。皇后は皇帝の寵愛を維持するため、優しさと思慮深さで皇帝の心を掴もうとする。同時に、甄嬛という強敵に対抗するための策略を練る。

第19話の感想

第19話は、宮廷の闇闘がさらに激化し、各キャラクターの思惑が交錯する回となりました。特に印象に残ったのは、以下3つのポイントです。

  1. 甄嬛の策略と成長: 甄嬛は、温宜公主(おんぎこうしゅ)の養育権をめぐる真実を皇帝に明かし、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の失脚に成功しました。また、沈眉庄を気遣い、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)に助けられるなど、人情味と機転を見せました。
  2. 浣碧(かんぺき)の心の変化: 浣碧(かんぺき)は甄嬛との血縁関係を知り、驚きと感謝の気持ちを抱きました。甄嬛の寛容さに触れ、過去の過ちを悔い改め、新たな一歩を踏み出しました。
  3. 皇后の危機感: 皇后は甄嬛の台頭を脅威に感じ、皇帝の寵愛を維持するために策を練り始めました。皇后の思惑と甄嬛との今後の対決が気になります。

つづく