宮廷の諍い女 第23話 あらすじ/ネタバレ

第23話 時疫来襲、宮廷闇流

甄嬛(しんけい)は太后に寵愛され、順風満帆な日々を送る一方、皇后は冷遇され、皇帝からも疎遠に。寂しさを紛らわすために書写に励む。太后は甄嬛(しんけい)に厚い期待を寄せ、書法や経文を指導し、落ち著きと忍耐力を培うよう促す。

一方、懐妊した富察(ふちゃ)貴人貴人は得意になり、振る舞いが派手に。甄嬛(しんけい)や華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃ら他の妃嬪の怒りを買い、災いの種を蒔く。曹(そう)貴人は富察(ふちゃ)貴人貴人を利用して華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃と甄嬛(しんけい)の関係を悪化させようとするが、甄嬛(しんけい)は巧みに回避し、逆に曹(そう)貴人の企みを失敗させる。

春が訪れた頃、宮中で突如時疫が発生。宮女や太監が次々と病に倒れ、宮廷は恐怖に包まれる。皇后は感染拡大を防ぐため、各妃嬪に自室の清掃と厳戒を命じる。しかし、冷酷な華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は側近の周寧海(しゅうねいかい)を利用し、沈眉庄に時疫患者の使用した器を送りつけ、陥れようとする。眉荘(びそう)は感染し、重篤な状態に陥る。

知らせを受けた甄嬛(しんけい)は焦り、皇帝に謁見し、眉荘(びそう)の命を救って欲しいと懇願する。しかし、皇帝は都の民の安危と政務に追われ、宮廷のことに構う余裕がなく、甄嬛(しんけい)の願いを拒否する。絶望的な状況の中、甄嬛(しんけい)は温実初(おん・じつしょ)に助けを求める。温実初(おん・じつしょ)は旧情を忘れず、自身の危険を顧みずに病床の眉荘(びそう)を看病し、眉荘(びそう)は深く感動し、二人の絆はさらに深まる。

眉荘(びそう)の危機を完全に回避し、甄嬛(しんけい)の宮廷における地位を確固たるものとするため、温実初(おん・じつしょ)は奔走し、ついに時疫の治療法を見つける。一方、甄嬛(しんけい)は密かに調査を進め、眉荘(びそう)を陥れた太医・劉畚(りゅうふん)を見つけ出す。甄嬛(しんけい)の追及に対し、劉畚(りゅうふん)は華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃が黒幕であることを白状する。しかし、甄嬛(しんけい)が証拠を皇帝に提出すると、皇帝は甄嬛を疑い、劉畚(りゅうふん)は甄嬛の策略ではないかと考える。甄嬛は落胆する。

最終的に、甄嬛の粘り強さと温実初(おん・じつしょ)の努力により、眉荘の病状は回復に向かう。皇帝は真相を究明し、眉荘を赦免し、禁足を解く。同時に、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃には降格処分を下し、戒める。この騒動は一時的に収束するが、宮廷の闇闘は止むことなく続く。甄嬛は未来は長く、この深い宮廷で生き残るためには、より慎重に歩む必要があることを悟る。

第23話 感想

第23話では、宮廷で時疫が発生し、宮女や太監が次々と倒れるという緊迫した状況が描かれました。この危機の中、各キャラクターの思惑が交錯し、ドラマチックな展開となりました。

まず、甄嬛は太后の寵愛を受け、順風満帆な日々を送っていますが、時疫の流行により、沈眉庄の命が危険に晒されます。皇帝に助けを求めるも拒否され、絶望的な状況に陥ります。しかし、温実初(おん・じつしょ)との絆を深め、彼の助けを得て、眉荘の命を救います。この経験を通して、甄嬛は宮廷の厳しさと人の心の複雑さを痛感します。

一方、皇后は冷遇され、皇帝からも疎遠に。寂しさを紛らわすために書写に励む姿は、切なくも美しいです。また、富察(ふちゃ)貴人貴人は懐妊したことで得意になり、振る舞いが派手になります。しかし、甄嬛や華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃ら他の妃嬪の怒りを買い、災いの種を蒔いてしまいます。

そして、華(かひ)妃は冷酷な一面を露わにし、沈眉庄を陥れようとします。しかし、彼女の企みは甄嬛と温実初(おん・じつしょ)によって阻止され、降格処分を受けます。この一件を通して、華(かひ)妃の傲慢さと残忍さが浮き彫りになります。

つづく