『宮廷の諍い女』第31話 あらすじ/ネタバレ
第31話 詳細あらすじ
温実初(おん・じつしょ)は甄嬛(しんけい)の脈を診て、わずかに麝香に触れた形跡があることを告げます。甄嬛(しんけい)は驚き、すぐに流朱(ちょうしゅ)に内務府から華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃専用の歓宜香を取り寄せます。温実初(おん・じつしょ)は甄嬛(しんけい)の憔悴をみて自責しますが、その様子を眉荘(びそう)が目撃してしまいます。
皇帝が碎玉軒を訪れますが、歓宜香の件で二人の間に溝ができてしまいます。皇帝は怒って去り、甄嬛(しんけい)は涙を流します。
皇后は皇帝の二人の皇子を失ったことを表面上は気遣い、宮中で宴を開きます。安陵容(あん・りょうよう)に歌を歌わせ、皇帝の心を再び掴もうとします。甄嬛(しんけい)は悲しみに暮れ、皇帝は甄嬛(しんけい)の悲しみと向き合えずにいます。
宴では、嬪妃たちがそれぞれ芸を披露しますが、皇帝の心には響きません。皇后は甄嬛(しんけい)に後宮の美しさを改めて見せつけようとしますが、甄嬛(しんけい)の皇帝における地位は依然として揺るぎません。
宴も佳境に入った頃、仮面をつけた女性が舟に乗って現れ、美しい歌声を披露します。その女性は、皇后が手厚く準備させた安陵容(あん・りょうよう)でした。安陵容(あん・りょうよう)の歌声は皇帝の心を捉え、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の嫉妬心を煽ります。華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は怒って温宜公主(おんぎこうしゅ)に当たり、曹(そう)貴人は娘を守るために華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃に立ち向かいます。
この夜、後宮は闇流が渦巻きます。甄嬛(しんけい)と皇帝の溝は深まり、後宮の各人の思惑が交錯します。
第31話の感想
第31話は、後宮の闇闘が激化する重要な回でした。甄嬛(しんけい)と皇帝の間に溝ができてしまったことは、今後の展開に大きな影響を与えるでしょう。
特に印象的だったのは、安陵容(あん・りょうよう)の登場シーンです。仮面をつけた女性が舟に乗って現れ、美しい歌声を披露する演出は、神秘的で華(かひ)妃・年世蘭(としらん)やかでした。安陵容(あん・りょうよう)は皇后の策略によって皇帝の寵愛を得ようとしますが、その裏には彼女の切実な思いが隠されていることも感じられます。
また、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の嫉妬心が露骨に表れたことも見逃せません。温宜公主(おんぎこうしゅ)に当たる様子は、彼女の心の醜さを浮き彫りにしています。曹(そう)貴人は娘を守るために華(かひ)妃に立ち向かいますが、その姿は母としての強さを感じさせました。
つづく